1983 USA横断 2

1983年7月16日、テキサス州エルパソに向かっている途中、ハイウェイの休憩所です。
何人かが休憩所の外壁の下を見ていたので、近寄ってみると、大きいクモがゆっくり動いていました。見ていた人に聞くと、タランチュラ(オオツチグモ)だそうです。誰かが小枝で触っています。

1983 07a

毒を持っているけど、おとなしいよ、と言われたので、その横にタバコを置いて、サイズを調べてみました。

1983 07b

その後、洗面所で横にいた人に、タランチュラを初めて間近に見た、と伝えたら、このあたりには多くいて、ジャンプしてくるから近くに寄ると危ないよ、と言われ、苦笑いをするしかありませんでした。人を死なすほどの毒はないらしいですけど。

7月18日、ニューメキシコ州を過ぎて、アリゾナ州に入り、OK牧場を見学。

1983 07 087

中に決闘の場所はありましたが、OK「牧場」という日本のタイトルとはちょっとミスマッチでしょうか。

1983 07 088

これから先は、グランド・キャニオンまでの長い道のりです。
ダブルのタンク・ローリーを追い抜き、

1983 07 091

長編成貨物列車(ディーゼル機関車の四重連)とすれ違い、

1983 07 094

老馬ロシナンテならぬ老車N1CKL号はがんばります。このところ、トラブルはありません。

ニュー・ メキシコ州からアリゾナ州にかけて、道ばたでロードランナーを時々見かけるようになりましたが、写真に撮ることはできませんでした。昔のアニメ「ワイ リー・コヨーテとロードランナー」が好きだったので、見るのを楽しみにしていました。わりと地味な色合いでしたが、かわいくて、走り方はトットトットと速いですね。その後、インディアン・ジュエリーでもよく見かけました。

このあたりには大型サボテンが多くて、特徴的な景色になっています。でも、そばに寄ってよく見ると、道ばたのものには小さな穴がいっぱい空いています。走りながら銃で撃っているようです。地元の食堂でハンド・ガンを着けている人がいた り、ハイウェイでビールを飲みながら走っている人を見たり、ちょっと危ない雰囲気もありました。

1983 07 096

7月19日、グランド・キャニオンには夕方に到着です。日没に間に合いました。

1983 07 099

3(最終回)に続きます。