淀川の鳥たち

2023年2月28日

2月に入ると淀川河川敷では鳥の鳴き声が多くなり、ウグイスの鳴き声も混じってきました。2月24日のウグイスのさえずりです。

ウグイスの鳴き声を聴くと春の気分になります。この1年もさまざまな鳥たちと出会いました。これまでほとんど知らなかった世界です。

淀川に多くあるワンド(湾処)の中が釣り堀状態になっています。河川敷内には構造物設置禁止の立て札を多く見かけますが、こういう釣り場はいいのかな?

ともかく、このワンド周辺では多くの鳥たちと出会います。
去年の今頃(2022年2月22日)、キジが藪から出てきました。

以前は少し下流の藪でキジを見かけましたが、そこは樹木が伐採され、藪が刈り込まれてしまいました。動画です。左側がワンドの釣り場です。

2022年5月、カモのカップルが散歩を先導してくれました。

ワンド入り口にオオサギとアオサギが一羽ずついて、魚を狙っている姿をよく見かけます。カメラを向けたら、オオサギが逃げていきました。

こういう組み合わせの場合もあります。ワンドの入り口付近はゴミがいっぱいです。

アオサギはこの付近でいつも一羽でじっと立っています。ここは単なる水溜まりですが、魚がいるのでしょうか。

先週(2月24日)、ワンドと茂みの境あたりに、アオサギのような配色の鳥がいました。体長は40cm以上あるようです。

望遠にしてみたら、なかなか精悍なタカ類でした。足下に黒っぽい羽毛が落ちていて、獲物を食べているようです。

グーグルの写真検索をかけてみたら、オオタカと出てきました。以前にチョウゲンボウが河川敷テニスコートのフェンスにとまっているのを見たことがありますが、サイズは倍以上あるように見えました。
2017年7月に写したチョウゲンボウです。

もっとびっくりしたのはカワセミを見つけたときです。2022年11月9日でした。

遊歩道横の岸辺あたりから飛び上がった小さな鳥が見えて、それが青く光ってホバリングをしていました。カワセミでした。何とかカメラを向けて撮影しました。

こんな小さなきれいな鳥はとても魅力的です。30年ほど前にサンタバーバラでハチドリを見たときを思い出しました。

一方、オオバンは最近一番多いポピュラーな鳥です。正面顔は「千と千尋の神隠し」に出てくる「カオナシ」のように見えます。

1年中、毎日の散歩コース(河口から12kmあたり)でお目にかかります。豊里大橋近くでは100羽くらいの集団でいることが多いですね。ここは餌やりさんが高水敷にパンくずを播いているからでしょう。

岸辺に人がいなくなると、その集団が大挙して高水敷に上陸してきます。(撮影:2023年2月23日)

オオバンはけっこう怖がりで、人が近づくと大挙して川へ避難します。(撮影:2023年2月23日)

この10年の淀川河川敷散歩では、これまで知らなかった野生動物や植物と出会うことができてとても楽しく、体力維持とあわせて、あきない日課になっています。