シルクスクリーン展:SILX’22

2022年10月13日

2022年のシルクスクリーン展(SILX’21)は昨年と同月日で、10月10日(月・祝日)から16日(日)の開催(11:00~18:00、最終日は17:00まで)です。10日と12日に行ってきました。会場はいつものGallery キャナル長堀で、案内状の絵はいつものようにリーダーの和田さんの作品(薬師寺)です。

堺筋線の長堀橋駅から地下街のクレスタ長堀を通ってギャラリー近くに上がるエスカレーター横に招き猫が置かれています。なぜここに、という説明はありませんが、クレスタ長堀のあちこちにモニュメントが飾られているそうです。

いつもの入口風景です。ヨーロッパの通りのような雰囲気がありますね。

友人を案内したので、摺り体験(案内状の作品)を説明していただきました。

恒例の限定販売「来年のカレンダー」です。

今年も楽しく拝見しました。

ハンドルヒータースイッチの移動

2022年10月11日

昨冬にリーフを運転していて、ハンドルを暖めるヒーターがとても快適でした。でも、そのスイッチの場所が運転位置から見えないので、オンオフのために顔を右下に倒して覗き込む必要がありました。このあたり、メーカーの人間工学的な意識に疑問を感じるところです。

そんな冬を過ごしてから、SNS「みんカラ」(みんなのカーライフの略だそうです)でヒータースイッチの場所を入れ替える記事を見つけて、そういう手があったと感心しました。今年の冬までにはスイッチを移動しておこうと思っていて、すっかり忘れていました。

10月に入ってから急に冷え込む秋本番となり、まだヒーターを入れるには早いですが、このことを思い出しました。

これまでのスイッチパネルです。ハンドルヒーターのスイッチは上段の左端(丸印)にあります。

この場所だと運転姿勢の位置からは見えません。

トルクスレンチなどをクルマに持ち込んで作業を始めました。
横のパネルを少し開けます。

下にあるボンネットオープナーの下にあるトルクスねじ(T20)を外します。

スイッチパネルのカバー上部を手前に下げます。

スイッチパネルは裏側から2つのタップねじで止まっているので、2つとも外します。2つともとても硬くて、短いドライバーがねじに合わなかったせいか、ねじ山を潰しそうになりましたが、我慢しながらなんとか外しました。

それぞれのスイッチのコネクタを外し、上下の爪で止まっているスイッチを取り外し、入れ替えます。あとは戻していくだけです。上がBEFORE、下がAFTERです。

これで運転姿勢からヒータースイッチが見えるようになりました。

この写真は上に掲載した運転位置からの写真とおなじものです。スイッチを取り替える前に写真を撮るのを忘れていました。よくあることです。以上、30分足らずの作業でした。

ついでに、運転席の足元のフットレストが汚れて、いずれすり切れる状態でした。

通販で注文した簡単な布製カバーが届いたので取り付けました。裏のマジックテープで止めるだけのものです。

ほんとに寒くなる前に、そろそろ洗車しなければ・・・。

DC-AC インバーター

2022年9月30日

昨年10月に電気自動車の充電用200Vコンセントを駐車場側の外壁に取り付けてもらったついでに、同じ壁に壁面貫通コンセントを設置してもらっていました。

これは自動車の12VバッテリーにDC-ACインバーターをつないで、その100V電源を室内で使うための中継コンセントです。いわゆるV2H(Vehicle to Home)の選択肢の一つと言えますが、電気自動車の大容量バッテリーの充放電を制御して電力会社との系統連系で数kWまで供給できる本格的なV2H装置ではありません。非常時に1kW程度の電力を数日間確保するだけで、普通の内燃機関自動車でも12Vバッテリー充電用ダイナモの発電容量が十分にあれば実現できる簡易版です。

トヨタのハイブリッド車では1.5kWの100Vアクセサリーコンセントが標準装備になりつつありますが、電気自動車のリーフでそれが設定されていないことは大きな戸惑いの一つです。

貫通コンセント設置から1年近く経ちました。しばらく忘れていたり、インバーターの選択に迷ったりしていて、実際にインバーターを購入したのは今年の8月になってからです。

日産ではセルスター社製の正弦波インバーターSI-1500を「日産カーライフコレクション」として17万円ほどで取り付けてくれるそうですが、あまりに高い(SI-1500単体は8万円ほど)ので、同程度の製品を自分で購入して取り付けることにしました。ただ、1~2kWクラスのインバーター商品は多くが中国メーカー製ですし、価格も1万円台から10万円台まで多数あって、選択に困りました。

8月に購入を決めたインバーターはBAL (大橋産業)の製品番号489、DC/AC正弦波インバーター DC12V 定格出力:1800Wです。4万5千円ほどでした。

次はバッテリーからインバーターまでの大容量ケーブルです。購入したインバーターには赤黒のケーブルが2本ずつ付属していましたが、径が少し細く(22SQ:SQは太さをあらわす面積)、5~600W以上(12Vで50A)では発熱しそうです。

リーフの主電源をオンにしていれば、62kWの走行用メインバッテリーから12Vバッテリー端子への電力供給は150Aくらいは可能なようです。そこで、長さ1mの38SQの太いバッテリー用ケーブル(200Aヒューズ付きの端子付き既製品:9千円)とアンダーソンコネクタ(大容量コネクタ:2個セットで5千円)を購入しました。

1mのバッテリーケーブルを30cmと70cmに切断して、短いほうを12Vバッテリー端子に固定し、長いほうをインバーターに固定し、それぞれにアンダーソンコネクタを取り付けて、使用時にコネクタで結びつけるという計画です。

材料は揃いましたが、ケーブルに付いている丸型端子の外径が大きすぎて、リーフの12Vバッテリーとインバーターの両方の取り付けに適合しないことがわかりました。

さらに、アンダーソンコネクタにケーブルをつなぐのは、ハンダをバーナーで溶かしながら接着すればいいかと思っていましたが、車のボンネット内(外気に触れている)では、ハンダが硬化してしまうので望ましくないとのことです。

いずれの場合にも38SQ用端子ならびにアンダーソンコネクタのピンを圧着する油圧工具が必要になることが判明したのです。油圧工具の新品は高価なので、中古を探したら、ヤフーオークションで程度の良さそうなデンサンのDCH-60E(14、22、38、60SQ)という製品を6千円で購入しました。久々のヤフオク利用でしたが、最近は相手の住所などは互いにわからないようになっているのですね。

38SQ用の圧着端子(細身)は数百円で揃いました。

アンダーソンコネクタのピンを圧着します。

バッテリー側です。

アンダーソンコネクタの差し込み口です。

インバーター側と合わせてケーブルが完成しました。丸端子部分は細身に交換しています。ヒューズ部分のプラケースが割れないようにプチプチでくるんでいます。赤い線が少し長いのですが、取り回しに都合がいいのでそのままにしました。

リーフのバッテリーの取り付けボルトに接続しました。

インバーター側も接続しました。

アンダーソンコネクタのキャップと持ち手(合わせて2500円)を購入しましたが、持ち手は不要だったかもしれません。

9月5日に完成したので試してみます。

軽い負荷のドライヤーを使用してみました。インバーターには使用電力(190W)とDC電圧(13.0V)の表示が交互に出ます。この表示はどちらかにスイッチで固定できるほうがいいですね。この動画は消音しています。

DC電圧は負荷なしで12.4Vですが、負荷がかかるとメインバッテリーからの電力供給で13.0Vまで電圧が上がっています。これなら問題はなさそうです。

9月29日、到着が遅れていた10mの100V防水延長3Pコード(2500円)が届きました。さっそく、メスのコネクタをオスのコネクタに交換します。ちょうどいい長さの9mのところで切って、プラグを取り付けている最中です。

翌9月30日、できあがったので、外壁のコンセントに差し込んでみました。

室内側のコンセントはワットチェッカーの置き場にしています。

これでインバーター出力を室内で利用することができます。オス-オスの100V電源ケーブルは普段は使わないので、邪魔にならないように、充電ケーブルの奥(後ろ側)にしまっておきます。

以上でDC-ACインバーターの利用準備が整いました。総費用は圧着工具を含めて7万円ほどでした。インバーター本体はクルマに積んでいますので、いつでもどこでも100Vを使うことは可能ですが、はたして利用する日がやって来るでしょうか。

 

トンネルの嵩上げと架線

2022年9月6日

Gスケールの南海凸型電機を作っていて、パンタグラフを屋根にのせるとかなりの高さになり、トンネルを通過できないような気がしました。確認してみると、パンタグラフを降ろしていたら通過できますが、上げたまま通過するにはトンネルを5cmほど高くする必要がありました。

2016年に作ったトンネルは線路面からの高さ21cmで、一番高さのあるLGBのモーグル機関車がクリアできる高さにしていました。

1ゲージであれば、電気機関車(メルクリンのクロコダイル)もパンタグラフを上げたまま通過できます。

南海凸型電機のパンタグラフを載せた雰囲気です。

パンタグラフを降ろしたままであれば通過できそうです。

しばらく悩みました。トンネルの上部は上の棚まで数cmの余裕はあります。トンネル全体を嵩上げするのは特に問題はなさそうです。問題は、架線(架空電車線)なしでパンタグラフを上げたまま通過するには嵩上げが5cmほど必要で、トンネルが間延びした高さになってしまうことです。

そこで、嵩上げは3cmだけにして、トンネル通過用に架線を取り付けてみることにしました。架線集電で走らせる予定はありませんし、短い区間だけですが、走行中にパンタグラフが架線をこすりながら上下する姿を見るのは楽しそうです。

こちら側のトンネル・ポータルは上部を切り取る必要がありました。

LGBが発売している架線セットを使うと楽ですが、とても高価(円安で3万円以上)になるので、いろいろと考えた結果、トンネル内部に架線受けの板を取り付けることにしました。地上線と地下鉄線がつながっている地下鉄部分のパンタグラフへの給電板みたいなものです。

参考とした地下鉄架線の例(天神橋筋六丁目駅構内:大阪メトロ堺筋線・阪急相互乗り入れ)です。これは剛体架線と架空電車線の中間くらいの感じですね。

トンネル部分はすべてカーブしていますので、天井部分に剛体架線のようなT字型の架線止め板を取り付けます。トンネルパーツと合わせた材料を並べています。

T字型に固定した木片にブリキを切って接着剤で固定しています。

できあがった止め板です。

その断面です。

これをトンネルの天井に取り付けます。

この止め板にステンレス線で作る架線をマグネットで固定するというアイディアです。この方式はパンタグラフ摺板と架空電車線との微妙な関係を吸収してくれるだろうという目論見です。

採用した10mm角のマグネットです。これくらいの数で千円ほどでした。

トンネルの中間部に開放区間がありますが、そこは止め板だけを両方から伸ばしています。

架線作成は、径1.2mm長さ50cmのステンレス硬線をハンダでつないでいきます。

マグネットで止めるためのブリキのLアングルを作り、20cmおきにハンダ付けしていきます。

仮止めしてみました。

トンネルの出入り口近くはパンタグラフを誘導する架線を架線柱に取り付けています。

2022年5月には工事完了でしたが、まだ機関車が竣工せず、試運転を見合わせていましたら、架線をつないでいたハンダがパラパラと外れるという経年変化ならぬ経週変化がありました。要するに、ハンダ付け処理がきちんとできていなかったこと、トンネルのカーブに合わせている状態が不自然だったこと、などが原因でした。

改善する方法を考えていて、つなぎ目が不要な、もっと長いステンレス硬線を使うことにしました。届いた径1.2mm長さ10mのステンレス線は円形にまとめられています。必要な5mほどを切って、曲がりをそれなりに活かしながら、ブリキのアングルを取り付けていきました。

前回は直線の連結だったのでT字型止め板の内側に取り付けていましたが、今回はステンレス硬線に曲がりがあるので、T字型の外側に取り付けました。そのため、架線止め板を少し内側に移動させる必要がありました。

末端処理です。架線が上から徐々に下がってきてトンネルに入ります。

架線の取り付け状態です。架線の位置は架線止め板よりも2mmほど下になるように設定しています。

逆サイドです。

トンネルのもう一方の末端です。架線の処理は同じです。

これで完成しました。このような架線で全体をカバーすれば架線集電による走行も可能になりますが、まあ、そこまですることはないでしょう。

夏も終わりに

2022年8月17日

淀川堤防の上は7月半ば以降、午後8時過ぎでも30℃を下回らないことが多く、風のない夜もけっこうあります。早足で歩くと汗が流れる暑さですが、夏の夜の淀川は光と音の変化に富んでいます。

8月1日、西空に沈んでいく三日月、高水敷で花火遊びをしているのが見えます。伊丹空港を離陸した羽田行き最終便が頭上に回ってきます。

8月6日、堤防に上がる前から吹奏楽が風に乗って聞こえていました。有名な淀川工科高校吹奏楽部が高校近くの淀川高水敷で夜間練習をしていました。指揮者の後方から照明が一つ当てられているだけで、真っ暗です。みんな暗譜しているのですね。後ろは内環状線の豊里大橋です。羽田行き最終便と伊丹着陸便が飛んでいます。この動画は音が出ます。

あとで調べると、大阪府吹奏楽コンクールが8月13日だったそうです。見事に淀工は金賞で関西大会出場となりました。

終戦の日、8月15日の夜には虫の音がとてもたくさん広がっていました。この動画も音が出ます。

暑さは続いていますが、立秋から1週間が過ぎると、自然世界は秋に入っているようです。でも、遠くに見えるEXPOCITYの観覧車(OSAKA WHEEL)は新型コロナ新規感染者高止まりで赤にライトアップされ続けています。

QNAP TS-231Pのディスクと電池の交換

2022年7月16日

TS-112の電池交換を終えてホッと一息でしたが、7年が経過したTS-231P(2ドライブでRAID1)も今年の春頃からハードディスク1のS.M.A.R.T. 情報(健康状態)が悪化していて、交換が望ましいというメッセージが出ていました。このNASは日常的なバックアップで大活躍なので、この際、実被害が出る前にハードディスクドライブ(HDD)とボタン電池を交換しておくことにしました。

WD製4TBのRED版を使っていますが、今回はRED Plusにしてみました。1割ほど高いだけに信頼性が少し高いような気分ですけど・・・。

HDDの交換でRAID1を再構築するのは半日くらいかかるそうなので、掃除やボタン電池の交換は再構築されてからにします。ディスクの交換では電源を落とすことなく、ストレージ管理画面で示された手順通りで始めます。交換作業はHDD1のフレームに入れ替えて、差し込むだけです。

再構築が始まって7時間、表示は73.1%と出ています。

再構築には10時間ほどかかりました。ダッシュボードには2つのHDDの状態が良好だと示されました。

翌日、掃除とボタン電池の交換となりました。この場合は電源を切ります。

ボタン電池は外枠を外すだけで交換可能な場所に見えています。小さなマイナスドライバーで外せます。

今回は同じパナソニックのCR2032に交換しました。

ファンは外して掃除して、再度、電源投入です。TS-112と並んだいつもの景色です。

 

Olasonic NANO-NP1

2022年7月8日

ここ2週間ほど、ネットワーク音楽プレイヤーSqueezebox Touch、あるいはLAN上のNAS(ハードディスク)QNAP  TS-112、あるいは両方が故障したと考えてしまっていました。どちらも廃版製品なので、どちらが壊れた場合も残念ながら、もうこの組み合わせによるシステムは使えなくなります。そこで、次のネットワークプレイヤーとしては、古いTS-112搭載のLMS(Logitech Music  Server)を使わないネットワークプレイヤーを探しました。

しかし、ネットワークプレイヤーというのは以前の予想通り、かなりマイナーになっている状況です。最近流行の音楽サブスクリプションを契約すれば自宅内NASの構築などは必要ありません。拙宅でも10年前と比べると、amazon primeでの映画や音楽の視聴、無料のYouTube(広告は増えました)の視聴がメインになり、最近はネットワークプレイヤーの出番がとても少なくなっています。

それでも、過去のCD購入というサンクコストを忘れることはできないので、10年前に買ったSqueezebox Touchの価格(3万円ほど)くらいのネットワークプレイヤーを探しました。スーパーオーディオCDを前提としたハイエンド・オーディオの世界では数十万円のネットワークプレイヤーがあるようですが、そういう製品群は対象外です。

選んだのは、Olasonic(東和電子)のNANO-NP1です。発売はかなり前の2014年で、標準機能だけの製品です。価格に折り合いが付いたので購入してみました。この製品も廃版間近なのか、色が黒は4万円、白が3万円という値付けになっていたので、安い白を選びました。色は塗装で変えることも可能でしょう。

小さい金属筺体で、LANのスイッチングハブ(分配器)みたいです。裏は入出力が左右で同じような配置になっています。

この入出力配置は間違いやすく、つないでみたら音が出ず、あせって確認したら、入力部に出力ケーブルをつないでいました。入力部にはLANのRJ45コネクター(右端)だけでいいのにと思ったのですが、同じシリーズ製品のCDプレイヤーなどからの入力用で、プリアンプ(スイッチ)みたいな使い方を想定しているようです。

とりあえず、Squeezebox Touchと置き換えてみました。

iOS(iPad、iPhone)のスマホ用コントロール・アプリが必要なので、10年ぶりにアプリ探しです。5つくらいありましたが、どれも使いにくいですね。10年経ってもこういうアプリが進歩していないことと、いかにSqueezebox Touch用の有料アプリiPengが素晴らしい出来だということに、あらためて驚きました。故障で失ったものは大きいという気持ちでした。

NANO-NP1に対応するコントロール・アプリで使えそうだったのがmarantz Remote Appでした。無料なので申し訳ない言い方ですが、他と比べてマシとしか言いようがありません。接続を切ると、以前の状態を記憶しておらず、NASの音楽フォルダーのトップから選び直すしかなく、かなりの手間です。

気になったのは音量のコントロール、電源のオンオフが効かないことでした。これはSqueezebox TouchとiPengの組み合わせでいつも使っている機能でしたが、アプリの問題ではなかったことがわかりました。Olasonicに質問すると、NANO-NP1は音量は一定値、電源のオンオフ機能はないとのことでした。カタログや取扱説明書には書いてありませんでした。まあ、コントロール・プリアンプと考えればそんなものでしょうか。

ネイティブモードに設定して、スピーカーから出てくる音は違和感なく問題なしです。今後はこのネットワークプレイヤーとアプリに慣れるしかありません。

と覚悟していたら、昨日の記事に書いたように、Squeezebox TouchもTS-112も復活しました。次の写真は両方のネットワークプレイヤーをアンプに接続してテストしている時に写しました。

ということで、この場所でのネットワークプレイヤーはSqueezebox TouchをiPengでコントロールする日常に戻りました。

そして、これまでオーディオ・ビジュアルを楽しむ部屋のオーディオ・システムで使っていたDENONのネットワークプレイヤーDNP-720SEを外し、NANO-NP1に交換しました。DAC(DAコンバーター)の上に置きましたが、NP1が小さいので、DNP-720SEを入れていた棚が空きました。

10年前のDNP-720SEは本体操作も専用コントローラ・アプリも使い勝手が悪くて、いつも選曲するのが面倒でした。NANO-NP1とmarantzアプリの組み合わせはSqueezebox TouchとiPengアプリの組み合わせには完敗ですが、DNP-720SEと専用アプリよりはかなり良くなりました。音はシステムのDAC+アンプ+スピーカーを通すとなかなかいいと思います。

これで一件落着となりました。

QNAP TS-112の電池交換

2022年7月8日

先月あたりからSqueezebox Touch(ネットワーク音楽プレイヤー)の画面の時刻表示が消えていることに気がつきました。何度リセットしてもダメで、とうとう、廃版になっている愛用品が壊れたかと覚悟しました。

一方で、そのホスト(音楽データ貯蔵元)であるQNAP NAS TS-112が深夜に停止・朝に再開という電源スケジュールの設定を守らない現象が今年の春あたりから起こっていたことを思い出しました。

どちらも購入したのが2012年(当時の経緯はこちら)ですから、ちょうど10年になります。経年による故障が起きてもおかしくない年数です。

原因を調べるために使っているコンピュータのマウス不調もあるなかで、ブラウザーでTS-112の内容を調べていたら、画面下に出てくる時刻表示がおかしいことに気がつきました。TS-112の電源を切って、入れ直した後の画面です。左下の時刻が00:05(土曜日1月1日)になっています。これは2000年です。内蔵時計が2000年1月1日にリセットされています。

電源切断後に時刻表示がリセットされるのはPCのボタン電池消耗と同じ症状です。でも、TS-112の取扱説明書やネット検索しても、NASにボタン電池が使われていて、消耗したら交換しましょうという記事は見つかりませんでした。相変わらず検索の仕方が悪かったのかもしれませんが。

TS-112のカバーを外して実物をチェックすることにしました。

ケース裏のネジを外すと開きます。ここまではハードディスクを入れるときの姿です。

基板の四隅に赤ペンでマークが付いたネジが4つあります。

ネジを外すと、すべてがケースからすっぽり出てきます。

裏返すと、丸いボタン電池(CR2032)がすぐに見えました。

手持ちのCR2032に交換します。メーカー不明の電池は長持ちしないかもしれませんが、悪さはしないでしょう。

ついでにファンのホコリを掃除しました。10年間のホコリはそれなりにありました。

これで再度立ち上げて、時刻の設定をします。

そして、電源を落として、しばらくしてから立ち上げました。日付時刻が2000年にリセットされずにちゃんと継続しています。TS-112のダッシュボードを眺めると、ハードディスクも良好な状態のようです。

その後、Squeezebox Touchをリセットして立ち上げると、元通りに戻りました。

TS-112内蔵のボタン電池の消耗によって、LANでむすびついているSqueezebox Touchが大きな影響を受けることがよくわかりました。TS-112を深夜は停止、朝に再開させる電源スケジュールは悪くなく、こういう症状が起こることを知っていれば、むしろ電池交換の時期だとわかるでしょうね。

いずれにせよ、どちらも致命的な故障ではなかったことを喜んでいます。今は次の10年も大丈夫だろうと期待する気分です。

マウスの掃除

2022年7月7日

今週に入って、メインのコンピュータにつないでいるマウスの動きが変な感じになりました。10年くらい使っているLogicool製の有線マウスです。小さいサイズですが、プラスチックが厚くて少し重量感があって、とても手に馴染んでいます。

指で上部のホイールを回してウィンドウ内を上下に動かしますが、下に動かすのは問題ないのに、上に戻していこうとすると途中で止まってしまうのです。こういう不完全な動きの原因をネット検索してもよくわかりませんでした。

他のマウスに交換してみると異常がなかったので、この個体だけに発生した問題(寿命?)のようです。そこでふと、マウス内部のホイール回転部にゴミが溜まっているのかもと思いつき、中を覗いてみることにしました。

マウスの裏は一見何もなさそうですが、たいていは裏からネジ止めしています。

ネジ穴カバーをはがします。

ホイールの内部にはゴミが一杯詰まっていて、少し回転を妨げているようでした。写真の左側はピンセットで引っ張り出したゴミです。

掃除して元に戻したら、以前のように快適に動いています。こういうゴミでマウスの動きがおかしくなるのを初めて知りました。以前は動きがおかしくなったマウスはすぐに廃棄・交換していたような気がします。今回はお気に入りのマウスなので再生を喜んでいます。

ホイール付きのマウスは、ホイール周囲の隙間からゴミが入るようで、5年に一度くらいは掃除が必要かもしれません。コンピュータのマザーボードのボタン電池交換を思い出しました。

掃除後に、マウス(ホイール)の掃除というキーワードでネット検索したら記事がいっぱい出てきました。どうも、「マウスの上りの動きが止まる」という特殊な現象で検索していたので、掃除の話題がすぐに出てこなかったようです。ネット検索のキーワード選びもむずかしいものです。

モッコウバラ満開

去年(2021年)の4月、繁殖著しい玄関のモッコウバラを門の上のアーチに仕立てる計画を立てました。

それから1年、モッコウバラのアーチが完成しました。満開時(2022年4月24日)の写真です。