LGB 2074D Spreewald

2017年11月29日

LGBの小さい蒸気機関車2074Dです。
車輪配置はモーガルと同じ2-6-0ですが、テンダーはなく、ボイラーの両脇に水を入れ、後ろに石炭を積む短距離用タンク型機関車です。

Spreewald(シュプレーヴァルト)と名付けられています。シュプレーの森という意味で、ポーランドからベルリンに流れているシュプレー川の周りに広がる緑の一帯です。実物の機関車は100年前(1917年)に製造されて、そのあたりを走っていました。Pillkaller Kleinbahnという軌間1,000mmの軽便鉄道で、その23号(PKB 23)という機関車でした。

その鉄道は第二次大戦で壊滅的な被害を受けて、機関車は東ドイツの国鉄登録でDR99というカテゴリーの番号を転々(5621、5631、5633)とした後、1971年にDEV (Deutscher Eisenbahn-Verein: German Railway Society)という保存鉄道の協会が購入して、DEV保存鉄道の4番目の機関車となりました。その時に付けられた名前がSpreewaldです。このLGBのモデルとなった機関車は、現在もブレーメンの近くにあるDEVで走っています。

YouTubeに実物のSpreewaldがたっぷり写っている動画がアップされています。

1990年代にオランダに滞在していて、ドイツの鉄道路線を回っていた頃、DEVを知りました。この模型機関車を購入したのは2000年頃だったと思います。1980年製で、もちろん新品ではありませんが、程度はいいものでした。

LGBのSpreewald機関車2074あるいは2074Dは1975年に発売されたようで、その後、LGBのディジタル回路MTS(Multi Train System)が組み込まれて、22741という型番に変わりましたが、廃版となりました。でも、今年2017年12月には、メルクリンのLGBブランドで、mfx(DCC)デコーダー・サウンド搭載のSpreewald 100周年モデルが限定発売(型番24742)される予定だそうです。

購入してさっそく、DCC化とサウンド・ボードを搭載するために分解しました。搭載するのは、DCCボードがLokPilot XL、サウンド・ボードがPhoenix 2K2です。

LGBらしく、鉛のウェイトがいっぱい詰まっています。車体が小さく、テンダーもないので、この中にすべてを組み込まなくてはなりません。

先ずはスピーカーですが、取り付け位置はボイラーの先端部あたりしかありません。このサイズのスピーカーでGゲージの大きなサウンドを出すのはむずかしいのですが、ぴったりのものが見つかりました。ボイラーに合わせて、上のほうを丸く切り取りました。

ウェイトを一部切り取って、スピーカーを後ろ向きに取り付けます。スピーカーの下側に通気用の穴を開けておきました。このあたり、これから発売される24742でどのように処理されているか興味があります。穴を開けたあたりに下向けというのが常識的でしょうか。

試運転をした結果、少し音がこもるような気がしたので、ウェイトをすっきりした形に切り取りました。総重量はスピーカーが入ったので、大きな違いはなく、牽引力は問題はありません。

Loksound XLとPhoenix 2K2は重ねてボイラーに入れました。

動輪に同期用のマグネットとリードスイッチを取り付けました。第1動輪の内側に小さなマグネットを接着しています。

次の写真は底に貼ったリードスイッチです。この2つのスイッチで線路内(枕木)に取り付けたマグネットによって汽笛と鐘が鳴るようにしました。大阪で作ったレイアウトでは線路のマグネットを使わなくなったのですが、そのままです。

なお、この写真に模型の製造日(801128)のスタンプが入っています。1980年のクリスマス向けのような日付です。

ついでに、3つのヘッドライトをLEDに交換しました。3mmのLEDが電球とほぼ同じサイズです。

ボイラー部を浮かせたまま、点灯状態の確認です。組み上げたら、改造完了です。

DEVの列車らしく、DEV仕様の客車を2両連結しました。LGBの3020です。照明を組み込んであります。

1両目の客車の開いている窓には、フランツ・カフカの肖像からフィギュアを作ってみました。カフカの向かいに座っているのは、当時の愛犬ショパンのフィギュアですが、大きすぎてE.T.みたいになりました。

2両目です。

最後尾のコンバイン(荷物・車掌車)もDEV(LGB 4039)で揃えました。

ヤードではLGBモーガルの隣で待機しています。

以下の走行ビデオでは音が出ます。Phoenix 2K2のサウンドは実物とは少し違いますが、悪くありません。
ヤードから出発します。

トンネルから出てきます。

駅に停車しました。

楽しい機関車です。

 

模型の線路

2017年9月1日

鉄道の線路は、レールと枕木だけではなく、枕木を支える道床(主に砕石)と、その下の路盤までが含まれます。模型も同じで、路盤をレイアウトに作って、その上に道床と枕木とレールを載せることになります。でも、ふつうに線路と呼ぶ場合は、レール+枕木(+道床)だけを指すことが多いようです。

鉄道であるからには模型でも金属製のレールは不可欠です。現代の実物のレール形状は軌間(ゲージ)とはあまり関係なく、世界的に高炭素鋼で作られた、次のような断面の「平底レール」が使われています。

平底レール断面

レールは通過車両による負荷に合わせて大きさ(主に高さ)が違い、1mあたりの重さで区別されています。たとえば、JRの新幹線、一部の在来線・一部の私鉄は60kgですが、多くは50kg以下のようです。本州の初期の鉄道はイギリス製の60ポンド(約30kg)、北海道の開拓鉄道ではアメリカ製の30ポンド(約15kg)、いずれも「錬鉄」製のレールが使われたそうです。

レール集電の電動模型のレールは、加工が容易で導電性の高い洋白(洋銀:ニッケルシルバー)、真鍮(黄銅:ブラス)、アルミなどで作られています。中には鉄もあります。レールは金属製ですが、枕木や道床はほとんどプラスチック製です。

HOゲージ以下の模型線路は、道床と枕木にレールが固定された道床付き線路と、道床無しで枕木だけがレールを固定している線路、レールだけ(日本のショップではほとんど見かけませんが)、という分類で販売されています。1・Gゲージになると、枕木付きレール、レールだけ、枕木だけの市販製品はありますが、道床付きは見たことがありません。

なお、ここではゲージを軌間とし、模型の縮尺はスケールと表現しています。

Nゲージ
軌間は9 mm(0.354インチ)で、世界的に統一されています。下の写真は手持ちのNゲージの線路で、すべて日本製です。左2つは30年以上前のもので、左端がエーダイ・ナイン(1980年に廃業)、2 つめがTomix(今は形状が変わっている)です。これらは処分せずに残しているだけで、使っていません。右2つは当模型鉄道で使っているKATOの製品です。右端は道床無しで、自由に曲げられるフレキシブル線路で、コルクの道床を敷いて曲線部分に使っています。KATOの線路は海外でも販売されていますが、枕木の色が黒というのは気になるところです。

N tracks

上の写真の右から2番目、KATOの道床付き線路の連結部分です。レール形状は、首の細いところはありますが、頭がやけに縦長で、平底レールの雰囲気はありません。

N kato

実物の60kgレールはJIS規格で高さは174mmです。アメリカ、ヨーロッパも同じような規格です。KATOのレールの高さを測ると2mmほどあります。この高さは後述するHOのコード83と同じです。Nゲージの縮尺は1/148~1/160ですから、150倍で高さ30センチの巨大レールということになりますので、気にする人は気にする話題です。

日本のシノハラはNゲージ(フレキシブル)ではコード60と70を出しており、米国のアトラス(ATLAS)にはコード55、65、80の3種類が区分されていますが、いずれも使ったことはありません。また、レールの下部を枕木部分に埋めて、見える高さを低くした線路も海外では市販されているようです。

HOゲージ
HO(1/87)も日本の16番(1/80)も軌間は同じ(16.5 mm=0.650インチ)です。手持ちのHOゲージの線路は6種類あり、当模型鉄道ではすべてを使っています。まあ、統一感がありませんが、購入の歴史があって、使わないのはもったいないし、色を塗れば違いは目立たないと思うようにしています。

並べてみます。左端がバックマン(Bachmann:香港・米国)の道床付き線路、左から2つめはアトラス (ATLAS:米国)の橋キットに付属の道床無し線路、3つめはメルクリン(Märklin:ドイツ)のKトラックという道床無しの線路、4つめはメルクリンの道床付きCトラック、5つめ(右から2つめ)はエンドウ(日本)の道床付き線路、右端はシノハラ(日本)の道床無しフレキシブル線路(コンクリート枕木仕様)です。フレキシブル線路は扇形庫周辺に使っています。

HO tracks

当模型鉄道HO(2階部分)の複線周回レイアウトの曲線部分は外側にメルクリンのCトラック(橋の直線部はKトラック)、内側にエンドウの道床付き(橋の直線部はアトラス)を使っています。

メルクリンの曲線(型番24912)の半径は1,114.6 mm、エンドウの曲線(型番1104「ポイント調整用曲線」)の半径は1,085mmなので、メルクリンを外側にすると少し調整するだけでなんとか複線にすることができます。同一半径の道床付き曲線線路を複線にするのは加工が結構むずかしいし、最初はメルクリンの車両も走らせたかったので、このような配置になりました。

これ以上の曲線半径を作るにはフレキシブル線路を使うしかありませんが、最初に作ったレイアウトが組み立て式で、その路盤を現在の固定式レイアウトにも使ったので、そのまま利用しています。一応、曲線部には道床の外側に1mm弱の厚紙を敷いて、カントを作っていますが、緩和曲線はありません。

模型のレールをよく見ると、レールそのものにもサイズ(高さ)の違いがあります。前に書いたように、実物の60kgレールの高さが174mmとすれば、HO(1/87)なら2mm、16番(1/80)なら2.175mmになります。

模型の線路はコード(code)という単位(インチのパーミル:1,000分の1を1とする単位)で高さが表現されていて、HO用では、コード70(高さ0.070インチ=1.8mm)、コード83(高さ0.083インチ=2.1mm)、コード100(高さ0.100インチ=2.54mm)あたりが市販されています。

これらはアメリカやヨーロッパの鉄道模型愛好家の任意団体によって規格が制定・推奨されて、その規格に基づいて欧米のメーカーは作っていますが、日本にはそういう団体はありません。また、レール製造が中心のシノハラやPeco(英国)以外のメーカーはあまりコードを明示していないようです。

多く使われているのはコード83と100です。HO(1/87)だとコード83、日本の16番(1/80)の幹線だとコード83か100、ローカル線だと83か70でしょうね。でも、このあたりは好みの問題です。本気でスケール感を重視すると、1/80でJRなどの狭軌(1,067mm)では軌間13mmの線路(マイナーですが、シノハラやIMONから市販されています)になるでしょうから、いろいろと大変ですね。

レールの高さで定義されているコードですが、実際には、レールの頭の幅や形状もメーカーによって異なりますし、枕木の幅と高さ、道床のデザイン・質感などを総合すると、見た目はかなり違います。スケール感重視で、繊細な具象的レイアウト・ジオラマを作る方は気にするのでしょうね。

異なった種類の線路をつなぐのは、異種レールをつなぐジョイナーをセットしたり、ヤスリでレールを少し削ってレール上面を合わせるなど、それなりの手当てをしておけば、走行にはまったく問題はありません。当模型鉄道では、道床の仕上がりや幅が違うのは塗装でごまかし、道床の底からレール面までの高さが違う場合は下に厚紙を敷いて調整しています。

そんなミックス線路状態がよくわかる写真があります。HOのヤードの配置を考えていた頃(2013年)のスナップです。

手前のヤードの切替はバックマンの分岐器(ターンアウト)で、その前後はエンドウです。その先にはメルクリンが続いています。そして、右上に写っている周回複線の外側(メルクリン)と内側(エンドウ)の間に片渡り線を設けています。外側からメルクリンの分岐器、内側からはバックマンの分岐器で連絡させています。

この時期はまだメルクリン車両の走行に執着していて、二線式と三線式をスイッチ回路で実現していました。メルクリン車両は外側のみの走行で、内側に入ることはできませんが、二線式車両は外側に渡って走行できます。もちろん、メルクリン車両と二線式車両を同時に同じ線路上に置くことはできません。

メルクリン車両をあきらめて、すべてを二線式にしたら、自由に分岐器を配置することができました。アメリカのショップでバックマンのDCC組み込み分岐器が格安だったので、すべてバックマンの分岐器になりました。

現在のヤード付近です。周回複線には渡り線を廃止(渡り線は駅構内に設置)したし、全体に塗装したので、異なったメーカーの線路の違いはわかりにくくなっていると思います。バックマンの枕木が黒なので、この程度の簡易塗装では無理ですけど。

レール形状の違いを眺めてみます。
メルクリンの連結部分です。道床付き線路Cトラックの連結部分は複雑ですが、カチッとピッタリはまります。これはメルクリンならではの気持ち良さです。お座敷レイアウトなどでの組み立て・分解がとても楽で確実です。レールの頭部分は丸い感じです。レール高は実測2.3mmでした。なお、実測には誤差があるかと思います。念のため。

HO marklin1

メルクリンの線路独自の特徴として、KトラックにもCトラックにも枕木中央部分に突起があります。メルクリンの線路は左右2本のレールが電気的につながっていて、中央の突起と両側のレールとで給電します。そのため、メルクリンの動力車は台車の底に集電装置が付いていて、線路中央の突起と接触するようになっています。

HO marklin2

当模型鉄道では、二線式に対応させるために、2本のレールがつながっている部分(道床の裏側)を切り離して、左右のレールを独立させています。

メルクリンは一時期、枕木・道床が透明プラスチックのCトラックを販売していました。ジオラマ的レイアウト用とは言えず、ディスプレイ・ケース用に使うとオシャレな感じで、色を自由に塗ることもできるし、下から照明を当てて楽しむこともできるようです。もうメルクリンのサイトでの商品検索には出てきませんが、今でも在庫品販売は多いようです。例えば、Märklin 20197(188mmの透明)だと普通のCトラック24188と同じくらい(ドイツのショップで€3前後)です。

次はエンドウの連結部分です。塗装した線路なので汚く見えますが、レールの頭はくっきりと、きれいな平底レールの形状になっています。レール高は実測2.5mmだったので、コード100ですね。

HO endoh

シノハラのフレキシブル・レールです。これもきれいな平底レールの形です。シノハラは海外でも多く使われているようで、コード83と100の2種類を出しています。コード83は実測で2.09mm、コード100は2.48mmでした。

HO shinohara

(追記:残念ながらシノハラは廃業となりました。でも、金型を引き継いだIMONがHOのフレキシブル線路を製作・販売することになりました。)

最後はバックマンです。レールの頭が三角おにぎりみたいですね。レール高は実測2.54mmでした。当模型鉄道で、バックマンの線路は分岐器すべてと、その他に少々使っているだけです。

HO bachmann

1・Gゲージ
1ゲージとGゲージはどちらも軌間が45mm(1.75インチ)なので、同じ線路で走らせることができます。スケール(縮尺)から言えば、45mmの軌間は実物1,435mm(5フィート8.5インチ)のほぼ1/32で、元来はメルクリンなどの1ゲージのサイズです。

最初に入手したのがLGB(Lehmann-Groß-Bahn:ドイツ)製のGゲージの車両と線路だったので、すべてLGB製ですが、一部、Aristo-Craft(米)製の分岐器を加えたところがあります。

LGBは真鍮製のレールです。

G LGB1

レールの断面です。

G LGB

さすがに、この縮尺だと、レールは実物に近い形状ですが、全体に太いですね。野外でも使える丈夫な線路です。LGBの縮尺はだいたい1/22.5で、レールはコード332に分類されているようです。実測した高さは8.5mmだったので、1/20くらいですね。

LGBでは直線線路の基本は長さ30cm(型番10000)ですが、長い直線を作る時に便利な60cmの倍サイズ(型番10600)もあります。1.2mの4倍サイズ(型番10610)もあるようですが、購入したことはありません。

札幌時代は長い直線区間のある折りたたみ式レイアウトだったので10600を使っていましたが、直線区間が短くなった現在はすべて30cmにしていて、60cmはしまい込んでいます。

60cmは継ぎ目の「ガタンゴトン」の音が少なくなるのが物足りないと思いましたが、25mの定尺レールの縮尺で考えれば1m以上が必要ですから、60cmでも短いわけです。ロングレールが当たり前の現代では、実際の列車がそれほどの頻度でガタンゴトンと振動すると乗ってられないでしょうね。乗っている場合と眺めている場合、そして実物と模型の関係はいろいろな側面が複雑に絡みあっていて、面白いものです。

曲線については、基本のR1(半径600mm)からR5(半径2,320mm)まであります。現在の3階建てレイアウトではR3(半径1,198mm)を使っています。Gゲージともなると、フレキシブル線路はありませんので、好みの曲線半径が欲しい場合はレール単体(1.5m)を購入して、ベンダーを使って曲げることになります。枕木は別に販売されています。

上の写真を撮るために出してきた箱には「Ridge Road Station」というなつかしいシールが貼られています。

これはニューヨーク州Holleyにあった大きな独立模型店です。日本でのLGB製品の販売価格があまりに高かったので、Gゲージを始めてからずっとLGB製品の通信販売で利用していました。店頭販売がメインの店で、サイトには買物カゴなどはなく、メールで見積もりを依頼して発注していました。担当者の対応がとても丁寧で、発送も船便・航空便を選ばせてくれました。10600の箱に貼られている当時(2004年頃)の価格シールには、1本あたり価格$9.99、セール価格$7.49となっています。残念ながら、2011年に廃業してしまいました。

縮尺1/32の1ゲージの製品を出しているメルクリンも線路を出していて、1ゲージらしく、すっきりした容姿ですが、そちらは使っていないので詳しいことはわかりません。このあたりはコード250でしょうが、ネット上のフォーラムでは、実測コードは205だと報告されていました。

メルクリンなどの1ゲージ車両を載せると、LGBの線路は少しオーバーサイズの感じですが、走行させていると気になりません。戸外の庭園鉄道として楽しむ人は、ゴミなどの対策としてコード332を使うことが多いようです。

Bachmann 38-ton Shay

Bachmann(バックマン)製のGゲージ機関車、シェイ(38-ton 2-truck Shay)です。

シェイ(Shay)という形式の機関車は、アメリカ人のEphraim Shayが1877年ころに発明し、シェイ氏の特許の元でLima(ライマ)社が主に製造していました。機関車中央部に置かれた蒸気機関のピストン上下運動を回転運動に変えて、前後の台車にシャフトとギヤ(傘歯車)で動力を伝達して走ります。ギヤ式機関車という分類です。

片側にだけピストンが並んでいて、左右が非対称の面白い機関車です。すべての台車の全輪駆動なので勾配と曲線に強く、用途は森林業です。

中央にあるピストン部分だけのアップ写真です。自動車に使われるレシプロエンジンのような、面白い仕組みです。ピストンの下に前後の台車に回転を伝達するシャフトが見えています。

台車への動力伝達部分です。笠歯車が見えています。

まあ、電動模型ですから、動力伝達の方向は逆で、モーターはそれぞれの台車に組み込まれていて、シャフトとピストンを動かしています。

左右が非対称になっている雰囲気を眺めてみます。
正面です。

ボイラーが右に寄っています。最初の写真がピストンのある側面でしたので、逆の側面です。

こちら側には複雑な機構はありません。ランニング・ボード(ボイラー横の通路:歩み板)の下にホースが取り付けられています。これは自力で水を汲むためのようです。

シェイ機関車は、重さと、連動して駆動される台車(truck)の数で分類されていて、この機関車は38-ton 2-truck いう中くらいのサイズです。小さいのは6トンから、大きいのは160トンまで、2台車から4台車まで、総計2,770両が製造されたそうです。

シェイ機関車の実物を見たことはありませんが、シェイの後に開発されたギヤ式機関車で、モト・グッツィ(Moto Guzzi)のオートバイみたいなV型シリンダーが特徴のハイスラー(Heisler)機関車は、1982年にワシントン州のレイニエ山の景観鉄道(Mount Rainier Scenic Railroad)で触らせてもらったことがあります。この機関車は3つの台車を駆動しています。

現在、この鉄道にはギヤ式の機関車(シェイ、クライマックス、ハイスラー)が揃っているようですが、当時はハイスラーしか見かけませんでした。BachmannはハイスラーのGゲージ模型も出していましたが、すでに廃版となっていて入手困難でした。

Ely-Thomas Lumber Co.という会社の6番機関車は、1927年にLima社が製造し、いくつかの会社を転々として、1947年にEly-Thomas Lumber Co.が購入したようです。その後、1955年以来、ニュージャージー州の交通博物館が保管しており、現在は修理を待っているようです。

Lima社が製造したシェイ機関車が日本の森林鉄道でも走っていたことがあるようです。「日本における森林鉄道用蒸気機関車について」(小熊米雄 北大農学部演習林 1961)を読むと、1907年(明治40年)製造の13トン級シェイ機関車が1908年に津軽森林鉄道に配置され、期待はずれの性能だったことが紹介されています。

小熊氏が関係者から聞き取りした内容が面白いので、引用します。
「この機関車はボギー式になっていて、 当時においては珍らしいものであって、 これは牽引力が強大で山地急曲線が円滑であるという理由で試験的に採用されたが,使用の結果は駿走軽快ならず,且っシリンダが1側にあって垂直に動き,枕木を損傷するとか,小砂が飛び込むとか色々取扱い上苦情が多く」、また「運材列車は1回牽いたが,丸太が抜けたので,その後は専らバラス撒布に使った」

その後、1918年に高知県の高知大林区署へ移管されたこと、高知でも期待はずれの性能だったこと、1925年に廃車されたこと、などが記されています。なお、途中で台湾の阿里山に移った可能性も指摘されています。

日本では期待はずれの機関車だったようで、日本の線路や整備などが性能を発揮させられなかったのか、よくわかりませんが、アメリカではそれなりの評価が得られており、現在も少なくとも116両が保存されているようです。

この模型を作っているBachmannはフィラデルフィア発祥ですが、現在は中国(香港)系のメーカーで、アメリカ車両を中心に、Nゲージ、HO、そしてこのサイズも作っている、メルクリンに対抗しようとしている勢力と言われていましたが、まあ、低価格路線です。そのことから、当鉄道のHOではDCCの分岐器はすべてBachmann製にしています。

このサイズは一般にはGゲージと呼ばれていますが、BachmannはLarge Scale(Big Hauler)と呼んでいます。元来のGゲージであるLGBの縮尺1/22.5に対して、Bachmannは縮尺 1/20.3で、一回り大きいサイズです。

購入当時(今世紀初頭)、Bachmannの車両模型は、評判はそれほど悪くないのに、なぜかアメリカの多くの模型店で定価の5割引以上という価格設定になっていました。これはeBayでの購入でしたが、本体271ドル+送料25ドルで、NかHOの機関車なみの値段でした。

まあ、LGBのがっちりした作りと比べると、簡易で安っぽい感じを受けますが、精度は悪くありません。今でも、他のメーカーと比べると値引率は高いようです。Bachmannのこのモデルは廃版となって、現在は55-ton 3-truckのシェイが高価な値付けで出ています。

届いたシェイはとても大きく、重く(4.4kg)、そして華奢でした。華奢というのは、全体のサイズ・重さからすると、プラスチックのパーツが細かく薄いという意味です。LGBなら厚いプラスチックで作っているようなところが薄いので、スケール感はあるものの、手で持つときに気を遣います。その分、LGBなら省略しているようなパーツが造り込まれています。基本はプラスチックですが、金属パーツやゴム、糸なども使っているところがあります。

サウンド・デコーダとしてESU社のLoksound XLがシェイのサウンドをライブラリとして持っていたため、DCC化するのはとても楽で、スピーカーもデコーダーも炭水庫の中に入れました。

スピーカーです。

なかなか迫力あるサウンドです。ここでコントロールしているのは、Android用のアプリ「Ecos Controller」です。とても便利です。以下の動画は音が出ます。

前照灯と尾灯はLEDでしたが、色味が悪いので取り替えて、運転室灯をLEDにして針金でカバーを取り付けました。

この模型の連結器にはバックマン式の自動連結器が取り付けられていました。

でも、LGBの車両も牽引させるので、LGBの連結器(簡単なカプラー)に取り替えました。

これでLGBの連結切り離し機も利用できます。LGBのカプラーはオモチャっぽいのですが、これはこれで嫌いではありません。

走行中の動画です。

札幌の庭木で作った木材がありますので、近いうちに貨車に積み込んで走らせる予定です。

 

LGB 2018D 2-6-0 Mogul

20年くらい前でしょうか、Gゲージという大きなサイズの鉄道模型を知りました。写真のみで模型の実物に触れたことはなく、試しに中古をアメリカのeBayで購入したのが、LGB(Lehman Groß Bahn:レーマンの大きな鉄道)製のモーガル(Mogul: アメリカの蒸気機関車)です。

モーガルは、2-6-0という車輪配置(先台車が1軸、動輪が3軸で、1Cとも呼ばれます)になっているテンダー機関車の呼称です。アメリカで1860年頃に生産が始まり、1910年頃まで1万1千両ほども製造されたそうで、名機と言えるでしょう。2-6-0+テンダーという機関車はアメリカに限らず、英国や日本でも製造されていますが、モーガルと言えばアメリカ、というイメージがあります。

モーガルという名前は生産開始直前まで続いていたムガール帝国から来ているようで、「おおもの」という雰囲気の意味です。これは当時の機関車としては牽引力が強かったことからのようです。

アメリカ製モーガルはかつて北海道で走っていて、開拓使時代の北海道の鉄道には欠かせない機関車でした。明治初期、札幌の北東にある幌内(ほろない:現在は三笠市幌内町)に優良な石炭が発見されて、その運び出しに鉄道線路が計画されました。そして、明治13年(1880年)に小樽港のある手宮から札幌までの区間が開通し、アメリカ人技師クロフォードが買ってきたポーター社製のモーガル2両が走り始めました。愛称は義経と弁慶です。

現在、義経は大阪弁天町の交通科学博物館から京都の梅小路蒸気機関車館(現・京都鉄道博物館)に移り、弁慶は神田万世橋の交通博物館からさいたま市の鉄道博物館に移りました。義経・弁慶の後に輸入された「しづか:静」は小樽交通記念館(現・小樽市総合博物館)に置かれています。

LGBは1968年にレーマン氏が設立したドイツの模型会社ですが、アメリカ車両を多く出していて、アメリカで相当の人気になっていました。今世紀に入ってから倒産の話が出てきて、予備パーツを買い込むなど、慌てましたが、2007年からメルクリン社のブランドとして復活しました。メルクリンも怪しくなりましたが、その後は落ち着いているようです。

LGBの車両は1/22.5という縮尺、軌間(線路幅)は45mm、会社名のGroßからGゲージと呼ばれていて、名前の通り大きな模型です。庭で走らせるために、電動ではありながら、雨に強い構造になっています。そのことから、車体の素材は厚めのプラスチック(樹脂素材は年代によって違うようです)でできていて、かなりの省略とデフォルメをしていますので、子ども向けのように見えますが、大きくて重い(4.1kg)ので、大人でも持ち上げるのはたいへんです。

銘板です。1884年のクック社製となっています。

ランニング・ボード(ボイラー横の歩み板)の裏にシールが貼ってあります。

LGB25周年のシールなので、1993年頃の製品なのでしょう。このLGBモーガル(型番:2018D)は1985年に出て、現在は廃版になっています。

変なところはいろいろあるようです。テンダーに薪を積んで、機関助手が運んでいる姿は可愛いのですが、製造された段階のモーガルは石炭のみを使い、薪を燃やす車両は存在しなかったそうです。保存車輌としては重油方式に改造されている場合があります。

この型番2018DのモデルはCooke社が鉄道会社DSP&P(Denver, South Park and Pacific Railroad)のために製造したそうです。Denver & Rio Grandeの鉄道名は、2018D発売後にいくつかの鉄道名のバージョンが売り出された一つです。初期のDSP&Pモデルではありませんが、カラーリングが好みという理由で選びました。

仮想的な姿とは言え、このモーガルはLGBらしい雰囲気が濃厚です。この車両を触るまでは、1番ゲージ(1/32)やHOゲージ(縮尺1/87)あたりの精巧さが好みだったのですが、Gゲージの楽しさからも離れられなくなりました。

最初はDCの電圧制御で始めました。LGBの線路や分岐器など一揃いをアメリカ通販で購入しましたが、制御器は自作しました。お気に入りのゼロセンター電圧計(中央がゼロで左がマイナス、右がプラスに振れます)は東京の小さな計器メーカーで作っていたものです。この制御器は分解したので、電圧計はNゲージ用に再利用しています。小さなトグルスイッチは分岐切替マシン用です。

後ろからの写真です。上に飛び出しているのは自動車用の手元照明を組み込みました。

15Vまで3Aの仕様で、少し電圧が低い目でしたが、部屋の端から端までの直線往復だけだったので、十分でした。

その後、機関車からサウンドを出す話題を知り、Phoenix社製のサウンドボード「BigSound 2K2」を注文し、テンダーに組み込みました。テンダーの底にはスピーカーの形の枠取りがありますが、穴は開いていませんでした。手前に置いているのがBigSound 2K2です。

この時までに、テンダー後部のカプラー(連結器)をKadee製品に替えていました。LGBのカプラーがおもちゃっぽかったからですが、その後、LGBらしさがいい、と思って戻しました。

DC仕様のサウンドボードには充電池が付いています。機関車が停止(電圧がゼロ)しても、何らかのサウンドを出すためです。写真の黄色いのが充電池です。

DC仕様では制御器で汽笛や鐘のサウンドを鳴らすことができないので、磁石でオンオフするリードスイッチを多用します。たとえば、機関車のピストンに合わせた音は、動輪の軸に磁石を貼り付けて、それにリードスイッチが反応して鳴らします。これはタイミングが正確なので、DCC仕様でも使う方法です。

次の写真は、ドリルでテキトーにスピーカー用の穴を開けた後、テンダーの車輪に機関車のブラスト音を出す磁石とリードスイッチを取り付けてみたところです。この車輪は動輪より小さいので、正確なタイミングにはなりませんが、機関車との配線がうまくできなかったためです。この頃は配線ケーブルとコネクターのレパートリーがありませんでした。

機関車の裏面です。

左が前です。第1動輪と第2動輪の間に金属板が付いています。これは集電板で、LGBの動力車の特徴です。電気を左右の車輪からだけではなく、この金属板を線路に接触させて、確実に集電できるようにしています。
右端の第3動輪の間にリードスイッチを2つ付けました。汽笛用と鐘用です。これらは線路の間に磁石を取り付けて、その場所を通るときに鳴るようにしました。

このように、DC仕様ですと、サウンドの自由度が低いように思いますが、汽笛や鐘は規則で決められた場所で鳴らしますし、また、2K2は入力電圧変化でサウンドパターンが変化するようなプログラムが入っているので、なかなか面白いものです。

2005年には、車両のDCC化を進めましたので、モーガルにESU社のDCCボードLokPilot XLを組み込みました。

BigSound 2K2のボードをテンダーから移し、LokPilot XLと一緒に機関車のボイラーの中に押し込みました。上がLokPilot XL、手前がBigSound 2K2です。

テンダーの中がスピーカーだけになってすっきりしましたが、今なら、2枚のボードをテンダーに入れたでしょうね。機関車のボイラー内部はギリギリの容量でした。

テンダー車輪に取り付けていた動輪回転同期用のリードスイッチも動輪に移しました。
ついでに、運転席に室内灯を取り付けました。これだけがLEDです。

以上で、初めてのDCC化は完了です。

この記事を書く機会に久しぶりに掃除と整備をしました。
動輪はけっこう汚れていました。

機関車の先頭にあるフラッグポールが剥げていました。

LGBは金色にメッキしている樹脂パーツが多く、経年変化でどうしても剥げてきます。買い置きがあったので交換して、きれいになりました。最近はメッキ風塗料があるので、その準備もしています。

以下は、現在のレイアウトでの走行動画です。すべて音が出ます。

ヤードを出発します。

牽引しているのは、LGBの客車と大型カブース(客室付き車掌車)です。モーガルが出る前のアメリカン(4-4-0)型という西部劇に出てくる機関車のほうがぴったりかもしれません。
客車の内部です。初めて車両に室内灯とフィギュアを入れました。室内灯の取り付けが荒っぽいです。

このサイズの模型になると、客車内にトイレとストーブまで置かれています。

フィギュアを入れると、なかなか楽しいものです。

トンネルから出てくるところです。

最後は、駅に到着です。

これらの動画では、速度しか手動制御していません。汽笛などの音はBigSound 2K2に組み込まれている速度感知プログラムで鳴っています。

このBigSound 2K2はLGBのモーガル用サウンドというので選んだのですが、汽笛音が迫力ありすぎ(和音構成)と感じていました。調べてみたら、ニューメキシコ州にあるCumbres and Toltecという保存鉄道の4-6-0あたりの機関車からの録音だとわかりました。

アメリカの保存鉄道でモーガルが走っているのをYoutubeでチェックしたら、けっこう2K2と同じような汽笛が鳴っていました。その後、Phoenixのサイトに別のモーガルのサウンドが加わりましたが、その汽笛音は単純な昔風(単音か二音)でした。

小樽のアイアンホース号や、京都で二度目の復活を果たした義経の汽笛は昔風の単音です。このあたりがオリジナルなのでしょうか。まあ、汽笛もいろいろあるようで、現在のサウンドに慣れてしまっているので、これはこれでいいことにします。

LGBモーガルは当模型鉄道での車歴がそろそろ20年になりますが、現在も快調に走っています。

レイアウト監視カメラ

2017年6月3日

三段構造のレイアウトは、一番上のNゲージ以外、なかなか見通しが利きません。いろいろと考えつつ、昨年(2016年8月)、しまい込んでいたCANONのビデオカメラHF11を取り出して、俯瞰映像を眺められるようにしました。

これはチェック中の写真ですが、三脚では俯瞰映像は無理なので、手作りのショーケースの上に取り付けてみましたが、写したい場所に向けるのはとても手間です。

そこで、Bescorの電動台座を購入してみました。これはアメリカ通販です。パスカルがニオイを嗅いだ後、トコもチェックに来ました。

この台座は有線リモコンで左右上下に動きます。取り付け板の工作をして、ショーケースの上に取り付けました。映像モニターとしては小さめの古い液晶テレビを運転制御台の上に載せています。テレビ取付のために、運転制御台を上に伸ばしました。

カメラからは映像用のHDMIケーブルと、台座のリモコン・ケーブルの2つの線が手元まで来ますが、床に這わすと足に引っかけそうだったので、上から回しました。

ビデオカメラには無線リモコンがあって、ズームをコントロールできますので、俯瞰映像の一部をアップすることができます。ただ、俯瞰映像は面白いものですが、HOの転車台と扇形庫の確認以外は役に立つわけではなく、1・GとHOのヤードの出入りをチェックするのはむずかしいと感じていました。

今年になって、中国通販サイトを眺めていたら、POE(Power over Ethernet)を使った監視カメラのセットが安く、多く出ていました。外観がそっくりでも、社名が違うのが中国製らしいところです。そういう中で、販売数と評価数が多い会社を選んでいます。今回選んだメーカーはTechageです。

POEというのは、LANでつなぐIPカメラにイーサネットのケーブルで給電もするため、カメラ用の電源アダプターが不要で、カメラの取付位置の自由度が高くなります。

5月25日に注文したら、早々と29日に届きました。

上に載っているのがIPカメラで、カメラは4個です。下の黒い箱が4チャンネルのNVR(Network Video Recorder)です。ハードディスクを中に組み込むと録画できますが、そういう用途ではないので、ハードディスクは入れていません。また、このあたりのレベルのIPカメラを家のLANにつなぐのは、いろいろな点で不安がありますので、LANにもつないでいません。

このセットに20mのイーサネット・ケーブルが4本付いていて、2万円ほどでした。

監視カメラ導入によって、もう一台、使うあてなく置いていた液晶テレビを使うことにしました。処分せずに残しておくと出番があるものですね。
左側が4チャンネルの監視カメラ用で、右側は俯瞰カメラ用です。

NVRの設定で少し手間取りましたが、何とか1280×720の画像で2つのモード(4つの映像を4分割で観る or 1つの映像を観る)が働くようになりました。手間のかかったところは、記録映像フォーマットがPALになっていたのをNTSC(日本用)に変更すると映像が出なくなったことです。PALに戻すと写るという症状を見つけるまでが手間でした。このあたりの取説がないので、よくわかりませんが、ハードディスクに記録するとPALになってしまうのではないでしょうか。

HOのヤード入口です。

カメラが大きいのは残念ですが、慣れると気にならなくなります。監視カメラって、そうなんですね。その映像です。

1・Gのヤード入口です。小さな駅の上に取り付けました。

その映像です。

既設のビデオカメラとは逆側からの俯瞰位置です。これは壁に取り付けました。

その映像です。

もう一つは既設のビデオカメラと同じような俯瞰映像で、扇形庫を写しています。

その映像です。

映像はCANONのビデオカメラよりかなり劣りますが、十分に確認できます。特に、1・GとHOの両方のヤード入口を監視しながら運転できるので、とても便利になりました。

不満な点は、映像が1秒近く遅れることです。ゆっくり走行させていればいいような程度ですが、扇形庫と転車台での停止位置を決める際には厳しいような気がします。まあ、この場所には遅延のないHDMIケーブル直結のCANONの映像があるので、問題はありません。

このIPカメラは室外で暗所監視の目的があるので、カメラのレンズ周りにIR(infrared:赤外線)放射のLEDが配置されていて、中央下に明暗センサーが付いています。そのため、レイアウトを暗くすると自動的に切り替わって白黒映像になってしまいます。この白黒映像はあまり感心できないので、センサーとLEDを切り離して、常時カラー映像になるようにしました。

前のカバーを回して外し、LED基板を止めている2つの小ねじを外すと全体を出すことができます。

中にシリカゲルが入っていました。これまでカメラを持つとカサカサという軽い乾いた音がして不思議に思っていました。

センサーの付いたLED基板とカメラ基板は2つのコネクターで結線されています。

2つのコネクターを外し、すべてを元に戻して終了です。これで暗くなってもカラー映像モードになりました。

ついでの工作ですが、運転制御台の裏に簡易な遮蔽板を取り付けました。写真の右側に写っているグレー塗装の板です。(いろんな工事が続いているので、レイアウトはゴチャゴチャしています)

運転制御台の裏は配線で一杯です。運転制御台の前に座っているとわかりませんが、車両からの風景が最悪になっていて、車両搭載のビデオ撮影でとても気になっていました。

1・Gからの眺めです。
Before:せっかくの腕木式信号機が迷彩に隠れたようでした。

After

HOからの眺めです。
Before

After:下の階の信号機が目立ってしまいましたが、ぐちゃぐちゃ感はなくなりました。

今後のビデオ撮影、いずれFPV(運転席カメラ)、どちらもすっきりしそうです。

しかし、ちょっと制御台が大きくなりすぎました。HDMIの切替スイッチを入れて、テレビを1台にしたほうがいいかもしれません。

 

DC電源ライン

LEDテープの使用開始にともなって、運転用のDCCと照明用の直流(DC)電源を分離するため、レイアウトの裏側に、1・GとHOそれぞれのDC電源ラインを別配線しました。
DC電源はアマチュア無線で使っていたもの1台です。

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DCCはESUのECOS 50200とブースターが1セットなので、HO、1・Gを切り替える自作スイッチを使っていました。
大きめの4回路トグルスイッチで、スイッチを上げるとHO、下げると1・Gへと供給が切り替わります。

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このスイッチの筐体は金工で余ったアルミを曲げて作ったので、側面はありません。
ちょっと小さかったので、クランプで留めていたこともあります。

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今回、DCCだけではなく、DCの電源も切り替えたいので、スイッチボックスを新たに作ることにしました。DCCとDCのスイッチを並べて収める箱です。買い置きしてあったアルミボックスを使います。スイッチ類は使い回しです。

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穴を開けました。新しいボックスの左2/3がDCC用で、右に置いた以前のボックス裏側と同じパターンです。右1/3がDC用です。これまでより余裕があります。

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配置はこんなものです。ハンダ付けの順番として、下側から配線を始めて、その後に上側のコネクターを取り付けます。

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配線が終わりました。

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完成しました。すべてのプラグを差し込みました。

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レイアウト下の配電盤です。下の2対がDC用です。

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ボックスの右のスイッチがDCC切替、左のスイッチがDC切替です。すべてにラベルを貼らないといけません。

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スイッチを操作してもボックスが動かなくなり、とても使いやすくなりました。スイッチボックスの左側にはDC電源の延長スイッチを置いています。

さて、レイアウトすべての照明関係をDC電源で利用する配線を終えて、あらためて、LEDテープを使った時の消費電力を測定してみました。DCCの時は直接に電力を測定することはできないのです。まあ、これらのことがらは、事前にLEDテープ単体で測定可能でしたけど。
電源にも電圧・電流のメータが付いていますが、よくわかりません。1Aにはとても届かないようですが。

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最近購入したマルチ・メータできちんと測定しました。
電圧は10.12Vです。

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LEDテープが駅周辺だけの2.5mと10個ほどのLEDという1・Gの場合は、思ったより少なく、電流は0.4Aほどでした。

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駅周辺とヤードにLEDテープを5mくらい使っているHOは、0.6A くらいです。

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DC電源の能力からすれば、10V供給だと、LEDテープ換算で50m以上問題がなさそうです。LEDテープの買い置きは20mくらいありますので、いろいろと使うことにします。また、DCCで照明その他をコントロールすることも考えています。

LEDテープで照明

走行中の先頭車両からのリアルタイムの映像(ライブビュー)にトライしていると、画像が暗いことに気がつきました。トンネル内はともかく、1・Gの上にHO、HOの上にNのレイアウトと、それぞれ天井があります。特に駅の周辺には室内の照明が当たらず、とても暗くなっています。 そこで、せめて駅周辺だけでも照明を付けようと考えていて、LEDテープを使うことに思い至りました。

最初は、IKEAのネットカタログを見ていて、「LEDスティックライト4本セット」2,499円というのを見つけました。HOと1・Gで2つずつ買う必要があり、4つで1万円になるし、鶴浜まで行くのも面倒だし、しかも現在は在庫なしのようだし、ということで、ネットでLEDテープを調べてみたら、安くあがるものが簡単に見つかりました。

LEDテープというのは、薄いプラスチックのテープにLEDが連続的に配線されたものです。模型車両にLEDを使い始めた10年以上前にはあまり見かけませんでしたが、今はとても安価に出回っています。

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もっとも安価だったものは、12V仕様で、1本が5mあって、5センチに3個のLEDと1個の抵抗が配線されたユニットがつながっています。ユニット単位で自由にカットできます。5センチに3個ですから、5mで300個のLEDがつながっています。これ1本が送料込みで210円という驚くべき価格です。色も何種類か出ていて、模型には欠かせない「電球色」があったので、2本買いました。

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いろんなネットショップを眺めていると、需要は自動車の電飾のようですね。そのため、12Vの自動車用バッテリー仕様がほとんどですが、トラック用にLEDが6個でユニットになっている24V仕様もあります。24V仕様のほうが高いのは需要の多寡に対応しているのでしょうか。防水仕様もあるので、今時はLEDデコトラも走っているのかもしれません。

家庭用の100V電源で使う場合は12V出力のACアダプターが必要になり、IKEAの製品(柔らかいテープではなくて、プラスチック製の棒になっているようです)にはACアダプターが付いています。ただ、明るさ調整はできません。

模型車両の室内灯にも使えそうですが、12V用の抵抗が組み込まれているので、普通の直流電圧制御だとむずかしいでしょうね。PWM制御なら使えるかもしれません。当模型鉄道のNゲージは単純な直流電圧制御ですし、Nゲージには室内灯を組み込む予定はないので候補ではありません。HOと1・GはDCCで、17Vくらいの常時通電ですから、ブリッジダイオードと電流調整(単に抵抗を増やすだけ)で使えそうです。
[追記:その後、HO(16番)阪急2800系に使いました

それはともかく、どんな照明になるかを体験してみたかったので、駅周辺の天井に貼り付ける方法を考えてみました。LEDテープの裏は薄いテープをはがすと、けっこう強い接着テープになっています。適当な長さのユニットで切って、そのまま貼り付けてもいいのですが、ちょっと味気ないので、余っていたベニヤの細切りに貼って、木ネジで取り付けることにしました。

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また、点々とLEDが輝くのも、どうかと思い、少し間接照明っぽくするために、コピー紙を切ってカバーを作ってみました。最初、画用紙で作ってみたら、紙が厚くて暗すぎました。

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Before:点灯前の1・Gの駅あたりの暗さです。

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After:点灯しました。

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HOのBefore:

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After:

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上の写真はデジカメのオート調整による映像なので、比較写真としてはデタラメになりましたが、印象はOKです。

LEDテープの特性がわからないので、もちろん、取り付ける前に明るさを調整しています。調整は、線路から取りだしたDCC電源にブリッジダイオードと、安全のために降圧回路(ステップダウン・コンバータ)を挟んで、コンバータ出力の電圧を変更するという方法です。線路に電源が入ると点灯します。

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左側がHO用、右側が1・G用です。このコンバータも中国通販で1個200円ほどでした。
12V用のLEDテープですが、12Vだと明るすぎて、10Vあたりがコピー紙を通してちょうどいい明るさでした。1時間くらい点灯していても、触って熱いほどの熱を持つパーツはありません。

上に書きましたが、ステップダウン・コンバータを介さずに、ブリッジダイオードと抵抗を入れるだけでも明るさ調整が可能です。ただ、DCC電源による印加電圧が少し高いので、本当に安全かどうかはわかりません。まあでも、これまでも電流制限(CRD)だけで個別のLEDをつないでいて、LEDが壊れる事故はありませんでした。

下の写真は、いろいろと抵抗(あり合わせのセメント抵抗)を変えて、明るさを調べているところです。試しに、抵抗を入れずに17Vを印加すると、LEDテープは高輝度で輝き、1,2秒で熱くなって、溶けそうでした。適当な抵抗は必需品です。

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HOも1・Gも駅がレイアウト出入口の両側にまたがっていますので、半分は別に降圧回路を入れなければなりません。必要なLEDテープの長さは、HOも1・Gも2.5mほどになり、1本5mをすべて使うことになりました。

すべてのLEDテープ工作を終えた段階で、ちょっと気になったことがあります。それは消費電力です。

このLEDテープを含めたレイアウト上での固定照明(ほとんどLED)の電力はすべて線路(DCC17V)から取っています。これまでの照明は信号灯や街路灯などの単発LEDばかりですが、今回のLEDテープ2.5mを使うと、150個のLEDが同時点灯します。きちんと測定していませんが、コンバータの効率などを含めて、照明だけで1Aくらいを消費しそうです。

DCCの制御はESUのECoS 50200で、定格連続出力は4Aとなっています。その1/4も照明に使うと、特に1・Gでは本来の車両制御に支障を来しそうです。

ということで、LEDテープ工作は終了しましたが、取り付け工事は中断し、照明などに使う直流電力を別途供給する工事を先行させることにしました。
でも、LEDテープによる照明は成功のようです。

小さな駅の外灯

レイアウトの奥にプラットホームだけの小さな駅を置いていました。余っていた板を切り取って塗装しただけです。

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このホームに、買い置きしたままになっていたLGB製の街灯(LGB 5056)を組み込むことにしました。
こういう2灯が吊り下げられたもので、ちょっとオーバースケールの感はあります。

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台座を付けたままでは奥行きのないホームには置けません。
台座をはずして、台座のベース部分を切り取って、ホームに埋め込むことにしました。

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台座をマストの下部と同じ六角形のサイズに切り取り、台座をホームに埋め込む穴を開けました。こんなに大きな切りかけは不要なのですが、使い回した板に切り込みがあったためです。塗装の前に埋めました。

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台座部分だけをはめ込んで接着し、塗装しました。これで出来上がりです。

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ホームを置き、マストを台座にはめ込み、フィギュアなどを置いて、さあ確認、と電源を入れると、右側が消えています。

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電球を調べようとしましたが、LGBらしく、電球ソケットが接着剤で固定されていて、電球を簡単に外せません。傘を分解しながら、電球をLEDに交換するほうが今後が気楽だと判断しました。
電球のLED化は10年ぶりくらいの工作です。大阪でのレイアウト製作が一段落しつつあることの証しでしょう。

LGBの製品マニュアルにはパーツの図だけで、分解の手順は書かれていません。自分の備忘録として、手順を記しておきます。

1.マストを台座から引き抜いて、マストの下部にあるカバーを外します。これは爪が見えているので簡単です。

2.マスト中央部にある小さなクリップを外します。これは小さなマイナス・ドライバーで引っかけます。

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このクリップはこんな形なので、2箇所に隙間が見えます。その隙間にドライバーを入れてねじると離れます。

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パチンと外すと、たいていは飛んでいきますが、割れることはないと思います。これでマストが半分ずつに分かれます。

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3.マストの上部は爪でとまっていますが、配線に気をつけながら一本ずつ引き抜くと簡単に外れます。
マストから出てきた配線です。途中で1回巻いてあります。これをほどく必要はありません。

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4.一番の手間はトップの蓋をはずすことです。ここは接着剤で固定されています。アクリル・カッターくらいの丈夫な歯を入れて、少しずつ広げていきます。普通のカッターを使うと刃が曲がって、うまくねじれません。

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5.金属のソケットは白いカバーに接着剤で固定されていますので、上から軽くたたくと出てきます。
以上で分解は終了です。

この街灯は2つ買っていたので、ばらす前と後の写真を撮りました。2つともLEDに交換します。

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6.配線を繰り出しておいて、ソケットから1cm程度で配線を切断します。ソケットと電球は不要なのですが、再利用できる状態で残しておきたくなります。ソケットが真鍮製だからでしょうか。

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7.LEDに交換します。今回は5mmの電球色で、2本は何かから外したものを再利用しました。LED関連パーツはわんさと在庫を抱えています。

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LEDを取り付けたら、傘の中に入れますが、接着剤で固定する必要はありません。ちょうど傘の中に入っている状態で配線を上部の溝に入れていくだけです。

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8.ブリッジ・ダイオードとコネクターピンの間には1~2cmくらいの配線を追加しないと、マストの裏部分で干渉します。また、ピンには団子くらいにハンダをのせておかないと、ピンが抜けることがあります。

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9.ブリッジ・ダイオードの上に15mAの定電流ダイオード(CRD)をつなぎました。抵抗でもいいのですが、電圧を気にしないでいいので、たいていはCRDを使っています。
その先の配線は元のままですが、CRDの長さ分。茶色を短くしました。茶色を+に、黒を-につないでいます。

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以上で交換作業は終わりです。すべてを元通りに戻しますが、トップの蓋は接着剤なしで、はめ込むだけにしました。

LEDに交換してからの雰囲気は次の通りです。横に見えている上からの配線を隠さないといけないですね。

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暗くしてみました。元の電球より少し白っぽいですが、悪くはありません。

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ちなみに、PMRRというのは当模型鉄道の名称:”Plumtown Model Rail Road”の略です。
看板のつもりです。

レイアウト外装と調整

1・Gのトンネルを作りましたが、あらためてレイアウト全体を眺めてみると、路線があまりに簡易すぎて、かなりさみしい世界になっています。そこで、簡単に外装(化粧)をしていくことにしました。たいしたことはしませんが、けっこう手間はかかるものだとわかりました。そのついでに、線路敷設や導通の不具合、配線などをいろいろと調整しました。

Before: 周回線路の外側が何もなく、落ちそうな感がありました。また、コルク道床の上に載せただけのLGB線路の枕木が浮いた感じです。

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After その1:板材を少し広げて、低い枠を設けました。
そして、植物の鉢に使う軽石を砕石(バラスト)として道床の上に敷いてみました。

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これはいかにもジオラマらしくて悪くはないのですが、あまりに現実・具象の世界の雰囲気になります。
当模型鉄道で運転する車両スケールは、1/20.3から1/32まで幅広いので、砕石という現実的な物体が敷き詰められると、車両の細密度やスケール感が強調されることがわかりました。
Bachmann(バックマン)のシェイ(1/20.3)とメルクリンの1ゲージ客車(1/32)の比較です。シェイにはぴったりのようです。なお、このシェイは煙突が外れやすく、こういう試験走行では外したままにしています。車両整備は遅れています。

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もし、細密度の高い1ゲージだけを走らせるのであれば、砕石を小さくするとバランスが取れそうですが、一方で、LGBのGゲージ(1/22.5)の大きくデフォルメされた車両には細密度が不釣り合いな感じを受けます。そもそも、LGBの線路を使っているので、枕木のプラスチック感はウェザリングでもしなければ消せません。

軽石砕石を全体に敷き詰めるかどうか決めかねていた頃、ニトリに寄ったら、起毛のジョイント・マットを見つけて、なんかイメージに合いました。札幌時代からニトリによく行っていて、大阪に戻った途端に近所にニトリが開店したのもラッキーでした。結局、敷いた軽石をすべて掃除機で吸引し、庭木用に使うことになりました。

After その2:道床上の線路枕木の間を、コルク・マットを切って埋めていき、線路道床周辺に起毛マットを敷きました。軽石を撒くのは簡単でしたが、マットを切り取っていくのは手間がかかります。

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枕木の間も埋まり、スケール感が強調されなくなりました。
軽石砕石で汚れる心配がないので、こういう添え物も気軽に置いてみることができます。

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駅の右側、駅舎周辺です。

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駅の左側、市電の留置線方向です。

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今回の選択は悩むところでしたが、当模型鉄道のイメージとしては好ましい結果になったと感じています。鉄道模型のジオラマをどのように製作するかは、好み・考え方、さらには技術で決まりますね。

この方式ならではのメリットもあります。すべての工事・工作でしょっちゅう誤算・手抜きをやりますが、それを修正する必要が出たとき、今回は線路の敷設調整ですが、簡単に線路を取り外すことができます。それに、掃除には掃除機を使えます。

ついでの工事ですが、トンネルから駅につながる場所はこれまで板を渡していただけでした。いずれ短いトラス橋を作りたいのですが、当面の利用のため、簡易な桁橋(ガーダー橋)でつなぎました。

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これは板を2枚使って、線路の間から下が見えるようにしたかっただけです。

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春先から梅雨にかけて、だらだらと続いた工事でした。1・Gのレイアウト追加工事は終了に近づいている気分です。

トンネル

2016年1月21日

トンネル製作プランを決めましたが、工作の材料と手順を考えているだけで時間が経ち、2015年11月になって、やっと1・Gのトンネル内部を作り始めました。

すでに使っているGゲージのトンネル・ポータル(トンネル入口の成形パーツ)のサイズに合わせてベニヤ板を切り抜いて枠を作り,線路の曲線に合わせてつなぎました。接着はすべて木工ボンドです。

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細い板とボール紙のガイドを貼り付け、画用紙を細く切って貼っていきました。

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貼り終えました。

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少し歪んでデコボコしていますが、まあ、こんなもんでしょう。

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ちょっと仮置きしてみました。これで1/3ができました。トンネル全体の長さから言えば本当は1/4なのですが、ちょっと遊びを考えています。

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同様に、あと2つ作りました。トンネル・ポータルに接着した部分と、その後ろ部分です、
パスカルと記念写真を撮りました。

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やっぱり、トコも遊びに来ました。

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内側にパテを塗っていきます。その後、グレーの塗料で仕上げます。

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手前側の市販ポータル部分の完成です。ここは2つ連結していますが、すべて簡単に取り外すことができるようにしてあります。入口の下部分が浮いていますが、これは外装で隠す予定です。

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少しデコボコしていますが、セメント吹きつけの古いトンネルの感じが出ているつもりです。
試運転の動画です。この動画はwi-fiカメラではなく、小さなデジカメを貨車に載せて撮影しています。自動焦点しかないので、カメラが焦点合わせを悩んでいます。この動画でわかりますが、途中に何もない空間があります。ここは今後のお楽しみです。

 

さて、市販のGゲージのトンネル・ポータルは1つしか買っていなかったので、奥のほうのポータルを自作することにしました。カラーボックスの棚が余っていたので利用しました。薄いベニヤ2枚をスペーサーで合わせた安物ですが、そのまま使えました。
ポータルの線画を鉛筆で下書きをして、彫刻刀で彫っていきます。

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正面が彫り上がったので、糸のこで穴を切り取り、ベニヤの間を木ぎれやパテで埋めてから、スジを少し彫りました。

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塗装しました。上の溝は2階部分のHOゲージの線路基板を支えている桟を入れて固定するためです。

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奥のトンネル入口部分の完成です。ここはポータルをはめ込むだけで、トンネル内部とは接着していません。

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手持ちのNとHOのポータルも貼り付けて、トンネル両側のポータルができました。これで、枠材が見える開口部はなくなりました。なお、この写真の中央に写っているのは鏡です。運転する場所からはHOのヤードが死角になるので、置いています。NとHOのトンネル内部は近いうちに取りかかる予定です。

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