06 HOとN

2013年2月28日、HO(2階部分)の線路基板敷設が終わりました。

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あらためて写真を見ると、1・Gの車両をヤードに置いたままで上階の工事をしています。3階にはNの基板を積み上げているのに、養生もしていません。しかも、ヤードに置いているのは、当模型鉄道の看板列車(kissの01、LGBのSNCF 141R)です。手間省きの悪い癖です。いつも、傷をつけてから反省するのですが、なかなか直りません。これも自己表現なのでしょうね。

3月20日、N(3階部分)の線路基板敷設がほぼ終わりました。

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上の2枚の写真で、1階部分の1・G線路の道床が少し違うように見えるでしょうか?
1枚目では道床のコルクマットの断面がそのままですが、2枚目では、道床の左右に、薄く斜めに切ったコルクマットを接着して、コルクマットの断面を隠しつつ、少し道床らしい形にしています。

HOとNは札幌時代に作った線路基板を使っています。HOもNも複線です。
HOの内側はDC二線ですが、外側はメルクリンの三線方式の線路(Cトラック)にしています。これは札幌時代に数両、メルク リンのHO車両を入手したため、そういう仕様にしました。ただし、線路を改造して、回路的にはスイッチで二線式に切り替えられるようにしています。
今は保有車両のほとんどが二線式DCCなので、これからの線路拡張では、三線式をあきらめる方向で考えています。

今回の固定レイアウトでは、駅(手前)とヤード(HOのみで、奥のほう)を増築します。
また、HOとNいずれにも、同じあたりに橋(Atlasのトラス橋)を新設しました。Nは基板の上に置いただけですが、HOは基板を切り抜いて、少しだけ雰囲気を出そうと試みました。見た目の違いはなく、走行音で少し違いが出たように感じますが、この部分だけ道床のないKトラックを使っていますので、その違いかもしれません。

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3月28日、一通り、HOとNがループでつながりましたので、走行検査です。

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HOの走行テストですが、なかなか危険な高架鉄道です。いずれ柵を作ろうとは考えています。

Nの走行テストです。南海と京阪を走らせていました。

 

05 出入口

レイアウトの中に作業場がありますので、出入口が必要です。
いろいろと試した結果、一部を切って、下に折り曲げる方式にしました。
出入口の場所は、1・G、HO、Nすべてが駅になるところです。

1・Gの折り曲げポイントです。丁番を付け、固定には掛けがねを使いました。

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重量が3kg以上の1・Gの機関車が通過するので、この方向で掛けがねを使うのは、少し不安がありますが、開閉が簡単なので、当分は使っていくつもりです。
折り曲げた状態の線路です。丁番の部分の線路敷設は簡単です。

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閉めた状態です。

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掛けがねの部分です。下からレールをはめる方法として、いろいろと試みた結果です。

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閉めた状態です。まだまだ調整が必要です。

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HOも、1・Gの位置から少し前にずらして、同様の方法で作りました。

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閉めた状態で、まだ少し調整が必要です。

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1・GとHOの出入口ができました。

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Nも同じ方法で作りました。
開けるのは下から、閉めるのは上から、という順番で開閉します。

閉めたままでもパスカルは通り抜けOKです。

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04 HO

1番・Gゲージの車両を走らせながら、支柱を立てて、2階のHOの基板を渡していきました。

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HOとNの線路付き基板は、札幌時代のものです。いずれ、改造していく予定ではいます。

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2階部分のHOですが、島式の駅だけだったのを、内側の線路に待避線を設けました。外側のメルクリン線路はそのままです。

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HOの基本ができあがりました。

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淀川:アオサギ

釣り場の淀川につながっているあたりで、大きな鳥を見つけました。
この写真は「釣り場」でも紹介したものですが、写真の左端に、釣り人からは見えない場所にいました。

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ズームアップしました。ぼやけていますが、アオサギのようです。

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淀川では多くの野鳥を見ます。鳥を見分けるのは不得手ですが、散歩でよく出会うのは、季節によりますが、スズメ、カラス、ハト、ヒバリ、ツバメ、ムクドリ、オオヨシキリ、ウグイス、サギあたりです。キジは何度か、走って藪に逃げて入るのを見たことがあります。川面には、カモ、カワウなどがいます。
写真を撮ろうと試みますが、左手にはパスカルの大型フレキシ・リードを持っていますので、片手ではなかなかむずかしいですね。

03 建築限界

1ゲージ、Gゲージの車両を走らせながら、建築限界を調べてみました。
曲線はLGBのR3(直径2390 mm)なので、大型車両では前後のせり出しが大きくなり、長い車両(1ゲージの客車)は中央部の内側が大きくなります。
これらを考慮して、支柱の位置や2階部分のHO基板の高さを決めていきます。

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1階のヤード部分を作り、線路の敷設チェックをしました。

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走行テストを行いました。
GゲージのLGBニューオリンズ市電の単独走行です。一周したら、パスカルが入ってきました。

車両の長い1ゲージで、駅の本線走行テストです。

同じ列車で駅の退避編の走行テストです。さすがに車両間のズレが大きくなって、不自然な蛇行になってしまいます。このような列車は本線のみの走行になりますが、一応、建築限界の確認をしました。

 

 

 

 

02 足場

2013年正月、3ヶ月ほどで、一番下の基礎足場(小さなテーブル)を必要なだけ作ったので、Gゲージ(45mm軌間)のLGB線路を置いてみました。
線路の道床は、コルクマットを切ったものです。両側に切れ目が見えていますが、いずれ、ここにも斜めに薄く張る予定です。線路は固定式ですが、コルクマットは滑らないので、接着する必要がなく、レイアウト変更は自由になります。当模型鉄道の安直・簡易ポリシーの表現です。
奥のほうに三階建て用の支柱を数本、すでに立ててあります。このあたりは後から取り付けられない場所です。

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パスカルがやってきました。

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淀川上り船クルーズ

2012年11月22日

大阪に戻って半年、11月も終わりに近い22日、淀川を枚方(ひらかた)まで遡上するクルーズがあると聞いたので行ってきました。お弁当(握り飯2つ)とお茶付きで4,800円は安くはありませんが、大阪再発見の一環です。

午前9時30分、天満橋駅近く、大川(旧淀川)の八軒家の浜から出発です。昔の三十石船の乗降地なので結構な場所柄です。

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船は水上タクシーに使われているようなもので、三十石船のような情緒はありません。まあ、寒くて曇りで雨が降るかもしれない天気だったので、こちらのほうが快適でしょう。

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岸壁から離れてUターンすると、八軒家浜後ろの京阪天満橋駅ビルとOMMビルが天満橋を挟んで並んでいます。

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天満橋をくぐると、京阪電車の後ろに大阪城がちょっとだけ見えます。

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船内で案内が始まりました。右端の座席だったので、写真は左岸のみになりました。

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大阪環状線の鉄橋が近づきました。

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一番楽しみにしていたのはここ、毛馬の閘門(けまのこうもん)です。明治期の淀川改良工事で新淀川(新規開削部分)と旧淀川(大川)の水位を変えたことにより設けられ、今は三代目くらいが稼働しています。レンガ造りの古いものは保存されています。

入っていきます。

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閘門に入ってから、水が淀川本流の水位になるまで待っています。

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ここが大川の水位です。

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本流の水位になりました。この日の水位差は2mくらいありそうです。

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みんな外に出て周りを見渡しています。

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閘門を抜けると、波もない茫洋とした淀川本流です。

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最初の鉄橋は柴島(くにじま)浄水場からの水道橋です。

上にカワウがたくさん寛いでいました。

次はJR城東貨物線の淀川橋梁(通称、赤川鉄橋)です。複線幅で単線なので、横を自転車や徒歩で渡ることができます。あと1年ほどで旅客用の「おおさか東線」に向けて複線化する工事が始まるため、歩けなくなるそうです。

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菅原城北大橋をくぐります。ここはまだ渡ったことがありません。

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次は見慣れている豊里大橋をくぐります。

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いつもパスカルと散歩している守口・旭区太子橋地区の河川敷公園が見えてきました。

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鳥飼大橋をくぐります。近畿自動車道、一般道、モノレールの橋が並んでいます。古い橋脚がそのまま残っています。

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砂を満載した砂利船とすれ違いました。

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枚方近くの川辺は灌木がよく茂っています。

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ひらかたパークの観覧車が見えてきました。

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枚方大橋をくぐったら、もう枚方の浜です。

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枚方の浜に着いたのは11時45分、2時間少しの船旅でした。船を下りて、定番の鍵屋(資料館)で休憩です。このあたりは堤防が高くなったくらいで、淀川の流路は大きく変わっていないため、鍵屋の二階から淀川が見えました。

このクルーズは、天気も悪く、橋の裏側ばかりを眺めていた気がします。
枚方までの淀川は広く、堤防は高く、川辺に灌木はありますが変化に乏しく、大きなマンションがところどころにあるという印象でした。右岸の河川敷を自転車で走ったことがありますが、眺めに違いはありません。面白かったのは毛馬の閘門くらいでした。

明治期に流路を変更した淀川は、それまでの度重なる洪水から大阪を守ることになりましたが、水面から眺める景色はとても退屈になりました。若冲の「乗興舟」や應挙の「淀川両岸図鑑」、また「淀川両岸一覧」などの風情はありません。

守口近辺の淀川流路変更については別記事としましたが、淀川改修工事の全容が見える地図があります。内務省土木局が大正2年(1913年)に発行した報告書「淀川改良工事」の付属地図です。赤い線で描かれているのが変更後の流路です。
2つに分けました。まずは枚方の手前あたりからの下流部分です。毛馬から先は新淀川と呼ばれることになった、ほぼ直線状の広い新規開削の川が大阪湾に向かっています。

淀川改修地図A

次は上流部分です。桂川、宇治川、木津川の三川合流が設けられました。大池と表記されているのは、今はなくなった巨椋池(おぐらいけ)です。枚方から上流は三川合流の他には大きな流路変更はありません。元の地図では琵琶湖からの瀬田川改良を含めて載っていますが、省略しました。

淀川改修地図B

その後の淀川整備工事報告書が土木学会附属土木図書館「内務省河川改修関係書籍」の中に「淀川改修増補工事概要 大阪土木出張所 昭和5年10月(1930)」としてアップされており、PDFで閲覧できます。その中にある「淀川改修増補工事竣功平面図」はベースの地図が少し新しいですが、上記と同じ流路変更地図です。

新流路の全体を眺めると、枚方までの下流よりも枚方から上流のクルーズのほうが楽しそうです。淀川水路の実際を知らないで空想すると、せめて鵜殿から三川合流を越えた淀か伏見まで往き来できれば、昔の三十石船の航路なので、とても魅力的です。伏見では観光小舟(十石船、三十石船)が運行されていますので、これが淀川方面とつながると面白いですが、実際には途中に水門や堰があるのかもしれません。

その後、図書館で見つけた「大阪春秋」という雑誌の第50号(昭和62年7月号:特集 淀川とその周辺)に「当世淀川下り 京伏見~大阪城」という写真入り記事を見つけました。観月橋近くにある旅館から屋形船のような船で下る遊びの同行取材記事で、舟から写した写真と「宇治川両岸一覧」・「淀川両岸一覧」の絵を並べながら書かれています。ここにも、「その景観、三十石舟唄に唄われたかつての風情はもちろん今はない。鳥飼大橋が見え、大阪市内の展望が開けてくるまでは、どこにでもある土手が単調に続く。」と記されています。

次の機会では、大川から道頓堀などを巡る大阪街中クルーズを選ぶことにします。

原鉄道模型博物館

2012年10月11日、最近オープンした原鉄道模型博物館(横浜)に行ってきました。普段は撮影禁止だそうですが、ちょうど写真コンクール開催とのことで、撮影ができました。

なかなかの迫力です。走っていたのは、メルクリンなどの1番ゲージ製品のように見えましたが、どうなんでしょうか。DCCかなと思って、係の人に聞いたら、すべて架線集電のDC電源だとのことです。

レールの継ぎ目が列車の通過音を心地よくしています。別室にあった原信太郎氏の製作車両は、「目の保養」でした。

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細部もよく造り込まれています。

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扇形機関庫です。転車台が動くのは見ませんでした。

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ビーチはちょっと狭いかな?

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谷底をのぞいている人がいます。

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直線がこれくらい長いのはいいですねえ。ただ、架線柱が多くて、下からのぞかないといけないようです。

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これくらいの半径の曲線がうらやましい。

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原信太郎氏のことは芦屋に住む友人から聞いていましたが、製作車両の実物を初めて見たのは比較的新しく、2006年8月12日、出張に出かけた大阪で国際鉄道模型コンベンションが開催されていたときでした。時間が取れたので、訪れてみました。会場をうろついていて、ある一角に、まったく違う世界の模型が置かれていました。

オリエント急行に使われたワゴン・リ(Compagnie internationale des wagons-lits)の木造食堂車です。

同じ1ゲージでも、アメリカの”Fine Art Models”などの製品とは違って、精密さだけではなく、個人の手作りという、ゆらぎのある柔らかさを感じました。ああ、こんな世界があるんだ、という心地よさでした。残念ながら、訪れた時間にはご本人はいらっしゃらなくて、お話をうかがうことはできませんでした。