阪急2800系 7 仕上げ3

1月31日、車番取り付け作業も最後の1両になりました。2811は別に枠を作りましたが、結局は車体に置いてからの爪楊枝作業があって、あんまり効果は感じられませんでした。

先頭車両に前面幌枠を貼り付ける前、ちょっとだけ手を入れました。このパーツはのっぺりしていて、実物は上部に少し段差があるようなので、細い洋白線をハンダ付けしました。

4つありますが、キサゲをしてから、2つだけ使います。

このパーツは洋白のようですが、すぐに黄色っぽく変色するので、ペーパーで磨いてから、瞬間接着剤で貼り付けました。

まあ、こんなものでいいとします。マスキングテープからホコリが付きましたが、これはきれいに取ります。

一部の車両の塗装直しをしてから、すべての車両にクリア塗料を吹き付けました。先頭車両たちです。左端が大阪向き先頭車両2811、右端が京都向き先頭車両2851です。

先頭車前面貫通扉の取っ手を作りました。小さな鍛金作業道具を使い、細い(0.3mm)洋白線を少しだけ叩きました。このあたりの作業を覚えたのは金工教室です。いずれは小さな金工作品を作ってみたいですね。

先をヤスリで少し整え、切り取って使います。

4両の先頭車両には穴を開けていたので、折り曲げて差し込み、エポキシ系接着剤で固定しました。

内装の準備です。以前に作っていた紙の内装壁に0.2mm厚のプラ板を貼り付けて、窓ガラスにします。

塗装していない(白い)側を窓枠に貼り付けます。内壁側は塗装済みです。

側面壁は揃いました。妻面の壁は電装工事が終わってからの予定です。

クーラーをエポキシ接着剤(アラルダイト)で貼り付けました。最近は車体を触る時は手袋をしています。それでも、ちょっとした油断が必ず出てきて、後で補修になります。内装を始める前に、もう一度クリアを吹き付けなければならないようです。

定規で揃えて、

そっと棚に収めて、1日待ちました。

クーラーを取り付けているとき、窓枠を触るとペキッと鳴って、外れかけました。窓枠を瞬間接着剤で貼っていましたが、弱かったようです。強度のある接着剤で固定しようと、アラルダイトをと思いましたが、硬化するまで時間がかかるので、同じエポキシ系ですが、硬化時間が短いボンドの製品を初めて使ってみました。

アラルダイトよりも柔らかく、使いやすいのですが、強度はよくわかりません。

ここまでが「組み立て」でしたね。ということで、「基本の仕上げ」はこれで終わりとし、次は電装作業に入ります。

(続く)