HOトンネル内壁

以前に1・Gのトンネルの内壁を作って、車両搭載のカメラによる動画を楽しんでいます。車両搭載のカメラによる動画はレイアウトの不備チェックになり、整備のポイントを知ることもできます。でも、HOはそのままになっていました。

FPV(運転席カメラからの無線中継)の検討も続けていますが、その意味でも、トンネル内壁を作っておく必要があります。いずれ、無線で映像送信という場合でも、電波を遮らないために、紙で作ることにしました。

現状のトンネル内部です。入口のポータルから窓の一部や棚の支えが丸見えです。

内部の中央付近です。

出口付近です。

これらの写真はビデオ映像からの切り抜きです。ビデオを写した車両はこういう構成です。

押している機関車はF40PHで、前の貨車は半世紀以上前に買ったカツミのブリキ製品です。無蓋貨車にSONYのHDR-AZ1という小型カメラを載せています。AZ1は生産終了になりましたが、とても小さくて、Nゲージにも使えそうです。1・Gなら、運転席に載せることができます。wi-fi機能がありますが、とてもFPVを実現するほどの送信出力はありません。

トンネル内壁の素材はボール紙です。
1・Gと同様に曲線部分のトンネルなので、天井を円くするのは面倒です。今回は安直に四角にしてしまいます。できるだけ継ぎ目を少なくして、パテ塗りなどを省こうという計画です。

HOの曲線部分に使っている基板に沿って天井を切り出し、側壁はトンネル・ポータルの高さ(+糊しろ)に合わせます。

側壁に天井を貼る切り込みを入れていき、それに天井を貼り付けます。

側壁の下側に補強の紙を貼り付けました。下に置いているのが曲線部の基板です。

置いてみました。だいたい予想通りです。

これを2つ作って、つなぎ合わせました。トンネル・ポータルの形に沿って、すこし天井を円くしました。内部チェックのカメラ列車が待機しています。

横のカバーを閉じてから、チェック走行したカメラ列車の動画です。音が出ます。

だいたい、滑らかな壁が写るようになりました。音がトンネルらしく、くぐもって聞こえています。
逆方向の動画です。これも音が出ます。

少し光の漏れがあること、つなぎ目がわかること、出入口のポータルと内壁とのズレがあることなどが気になりますが、いずれ補修する予定です。