ヤードの屋根と照明

10月に入って涼しくなったので、工事をしやすくなりました。

HOの機関車用ラウンドハウス(扇形庫)を作って、機関車のホコリよけができたと喜んでいましたが、HOの列車編成を置いているヤードの車両にもホコリがいっぱいという現実がありました。この屋根は簡単に作ることができそうです。今回も材料は手持ちのベニヤ板と角棒です。そして、内部照明はLEDテープを使います。

ラウンドハウスと同様に、柱と梁を現物合わせで組み立てていきますが、ヤードは長方形なので簡単です。今回も木工ボンドによる接着だけです。梁の高さは、HO車両でパンタグラフがもっとも高いGG-1(写真の右端)が入るようにしました。

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横の梁が終わったので、縦にも梁を置くつもりでした。

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でも、そうすると柱の位置が固定されてしまい、LEDテープによる内部照明の位置も決まってしまうので、とりあえず、この状態で屋根を置いて、照明や屋根の置き具合を調べることにしました。

屋根(4mm厚のベニヤ板)を置いてみました。このベニヤ板、外に保管していたので、少々くたびれていましたが、塗装すれば何とかなりそうです。

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この屋根はヤードと車両の整備のために外すことが多いので、2枚にして、梁と固定しないで、単に置くだけです。屋根の上に置いているのは、ラウンドハウスで使った透明アクリル板です。中が見えるように屋根に穴を開けて貼り付ける予定でした。穴開け作業は面倒なのですが、屋根を置いてみると、運転制御台の位置からはラウンドハウスのように屋根から中が見えるものではなく、横の空間から見える角度になるため、穴開け作業が不要とわかりました。

次はLEDテープによる照明のテストです。LEDテープは40センチ(8ユニットでLED24個)にしました。
先ずは1本の梁に取り付けて、どれくらいの距離まで明るいかのチェックです。取り付け方法は駅周辺の照明と同様に、細板にLEDテープを貼り付けて、梁にネジ止めしました。

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次に、逆向き(内側向き)のチェックです。

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これで、ほぼ梁に1本のLEDテープでOKだとわかりました。それに、縦の梁がなくても、屋根がたわまないで、しっかりしていることがわかりました。

そこで屋根の塗装です。柱・梁・屋根の裏側はライトグレーで、屋根の上はライトブラウンとしてみました。塗装に関しては、調色が不得手なので、市販の水性塗料をテキトーに選んでいます。

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しかし、屋根を置いてみると、ライトブラウンは雰囲気が合わないことがわかり、スレートグレーで上塗りしました。

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LEDテープを梁の下に取り付けてみました。

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この方法だと、照明の直下がやけに明るく、中間部分が暗くなります。結局、梁の後ろ方向に取り付け直しました。一番奥だけは逆方向にしています。

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多少の明暗はありますが、かなりマシになりました。
ちなみに、照明用の電源は別配線した直流電源ラインから裸の銅線を回して、直下でハンダ付けしています。これが一番手軽です。

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完成しました。一番手前の梁には前方への照明を45度の下向き角度で取り付けました。
安物の電球色LEDらしく、ちょっと黄色が強いようですが、一番奥は白っぽく見えます。奥は角度を付けていないので、正面から見ると白っぽく見えるようです。

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上から眺めた写真です。

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奥から眺めました。

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工期はちょうど1週間でした。先頭車両あたりには屋根がありませんので、いずれアクリル板の屋根を作ろうかと考えています。それと、LEDテープによる照明は安価で簡単なので、他にもいろいろ使おうと考えて、少し買い足しました。
でもまだ、車両のホコリ掃除をしていません。