10 基本工事完了

2013年10月、1・Gの駅近くの余白部分に、市電か小型機関車を留置できる線路を置きました。

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これで基本工事が終わったことになります。
昨年(2012年)9月の工事開始から1年が過ぎました。突貫工事の連続でしたが、何とかなりました。

レイアウトの全景です。

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別の角度からです。

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棚の下のトンネル部分です。ベニヤで囲って、トンネル・ポータルを貼ってあるだけで、中は空洞です。1・Gのトンネル手前には、いずれ橋を作りたいと考えていて、板をテキトーに置いたままです。このあたりの工事がいつになるかはわかりません。

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制御台です。札幌時代に車両を飾っていた棚を切って作りました。

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上段はN用で、NはDC制御ですから、カトーのコントローラを2台(複線の内側と外側)使っています。
中段はHO用で、BachmannのE-Z Command Dynamis Pro Box(リモコン付き)です。
下段が1・G用で、ESUのECoS 50000です。
HOと1・GはDCCなので、いずれもECoSを使うことが多いですね。
お客さんが見えたときは、三段を同時に走行させることもあります。

上段に置いた図は、ECoSで作ったHOのレイアウト図です。裏には1・Gのレイアウト図を印刷しています。
N、HO、1・Gいずれも、問題なく走行していて、一段落です。シーナリーは今後の課題とします。

 

09 番線表示

1・GとHOのヤードを選択式のターンアウトで作りましたが、問題は、一見して、どの番線に通電されているかがわからないことです。そこで、ヤード操作のために、簡単にわかる番線選択表示ボックスを製作しました。

枠は厚紙です。各番線から配線し、その通電状態でLEDを点灯させるという原始的な仕組みです。この方式は非選択式では使えません。HO用が7番まで、1・G用が6番までのものを作り始めました。一つずつLED用の回路を組み込みました。

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番線表示板は、インクジェット・プリンター用のトラペ・シートに、数字を鏡映反転させて、抜き文字(文字を白に指定)で印刷しました。裏返して貼ると、表面はツルツルです。

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1・G用は左側を1に、HO用は右側を1にしています。これはレイアウトの中心が作業場なので、そこからの番号という意味です。
1・Gは最初6番までだったのですが、この作業をやっている途中で、車両修理用の留置線を1本増やしたので、HOと同じ7まで延ばしました。
できあがりの表側です。

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裏側です。線路からの配線はLAN用のケーブルを使っています。

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1・G用を据え付けた状態で、1番が点灯しています。

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2つとも、一番上のNの基板下に取り付けています。
左側がHOのヤード用で、右側が1・Gのヤード用です。視認性はとても高いです。ただ、この写真では点灯していない状態です。

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08 HOのヤード

2013年6月、運転するときに、車両を箱から出したり、編成を作ったり、さらには、しまったりするのが面倒です。HOもレイアウトの奥のほうにヤードを作ることにしました。
置きっぱなしだとホコリが付きますが、それは便利さとのトレードオフです。が、別の編成を楽しもうと思うと、やはり面倒なことは変わりありません。

板を現物合わせで切りながら調整しています。

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HOのターンアウトはすべてBachmannの製品です。メルクリンあたりと比べるとちゃっちいですが、DCC仕様(ソレノイドとデコーダー組み込み)があって、アメリカの通販ショップで安価に手に入るので、気楽に加工できます。信頼性はよくわかりませんが、3年以上使っていて、これまで気になったことはありません。

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DCC方式では非選択式(すべて常時通電)のターンアウトが普通ですが、ヤード内の留置列車の客室が点灯してしまうので、選択式(スイッチの方向のみ通電)に加工しています。客車にも点灯用デコーダーを入れるといいのですが、高くつくし、面倒なのでやっていません。これは好みの問題と言うか、あるいは手間省きの性分と言うか、ですね。

線路をどのように配置できるかを検討しているところです。

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手持ちの線路で不足しないかどうかをチェックしているところです。

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なんとか、7本の留置線を持つヤードが完成しました。
ヤードの入口付近です。橋を渡りきったところにヤードへのターンアウトを置くのが唯一の選択肢でした。
紙にメモしている数字は、ECoSで制御するときに使うDCCのID番号です。

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相変わらず、各社製の線路を使いまわしているので、見た目の統一感はありませんが、実用的にはなりました。ターンアウトまで2.1m以上ありますので、機関車と客車7・8両くらいは留置できます。

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その後、基板にニスを塗り、すべてに列車を入れました。

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ヤードの場所は制御台から一番遠いところになるので、左側に鏡を置いて、停止位置が見えるようにしました。でも、ちょっと遠すぎるので、いずれは、監視カメラでも置こうかと考えています。

07 Nの駅

札幌時代、Nは島式のホームが一本だけでした。
今回は三階建てのトップになり、部屋に入って最初に見える光景になりました。

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これではちょっとさみしいので、複線の両方に本線と待避線を作ることにしました。
手前半分だけですが、こういう感じです。駅部分の板を広いものに替え、駅手前の曲線部も位置を変更しました。

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全体を作るには、出入口の施工も必要なので、別室で作業しました。

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出入口部分です。

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ほぼ完成したので、パスカルの入室を許しました。

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三階に載せて、最後の調整です。カトーのプラットホームを使っています。

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本線の走行テストです。

待避線の走行テストです。待避線のカーブは京阪車両なら問題ありませんが、N700だとクネクネが目立ちます。

 

06 HOとN

2013年2月28日、HO(2階部分)の線路基板敷設が終わりました。

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あらためて写真を見ると、1・Gの車両をヤードに置いたままで上階の工事をしています。3階にはNの基板を積み上げているのに、養生もしていません。しかも、ヤードに置いているのは、当模型鉄道の看板列車(kissの01、LGBのSNCF 141R)です。手間省きの悪い癖です。いつも、傷をつけてから反省するのですが、なかなか直りません。これも自己表現なのでしょうね。

3月20日、N(3階部分)の線路基板敷設がほぼ終わりました。

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上の2枚の写真で、1階部分の1・G線路の道床が少し違うように見えるでしょうか?
1枚目では道床のコルクマットの断面がそのままですが、2枚目では、道床の左右に、薄く斜めに切ったコルクマットを接着して、コルクマットの断面を隠しつつ、少し道床らしい形にしています。

HOとNは札幌時代に作った線路基板を使っています。HOもNも複線です。
HOの内側はDC二線ですが、外側はメルクリンの三線方式の線路(Cトラック)にしています。これは札幌時代に数両、メルク リンのHO車両を入手したため、そういう仕様にしました。ただし、線路を改造して、回路的にはスイッチで二線式に切り替えられるようにしています。
今は保有車両のほとんどが二線式DCCなので、これからの線路拡張では、三線式をあきらめる方向で考えています。

今回の固定レイアウトでは、駅(手前)とヤード(HOのみで、奥のほう)を増築します。
また、HOとNいずれにも、同じあたりに橋(Atlasのトラス橋)を新設しました。Nは基板の上に置いただけですが、HOは基板を切り抜いて、少しだけ雰囲気を出そうと試みました。見た目の違いはなく、走行音で少し違いが出たように感じますが、この部分だけ道床のないKトラックを使っていますので、その違いかもしれません。

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3月28日、一通り、HOとNがループでつながりましたので、走行検査です。

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HOの走行テストですが、なかなか危険な高架鉄道です。いずれ柵を作ろうとは考えています。

Nの走行テストです。南海と京阪を走らせていました。

 

05 出入口

レイアウトの中に作業場がありますので、出入口が必要です。
いろいろと試した結果、一部を切って、下に折り曲げる方式にしました。
出入口の場所は、1・G、HO、Nすべてが駅になるところです。

1・Gの折り曲げポイントです。丁番を付け、固定には掛けがねを使いました。

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重量が3kg以上の1・Gの機関車が通過するので、この方向で掛けがねを使うのは、少し不安がありますが、開閉が簡単なので、当分は使っていくつもりです。
折り曲げた状態の線路です。丁番の部分の線路敷設は簡単です。

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閉めた状態です。

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掛けがねの部分です。下からレールをはめる方法として、いろいろと試みた結果です。

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閉めた状態です。まだまだ調整が必要です。

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HOも、1・Gの位置から少し前にずらして、同様の方法で作りました。

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閉めた状態で、まだ少し調整が必要です。

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1・GとHOの出入口ができました。

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Nも同じ方法で作りました。
開けるのは下から、閉めるのは上から、という順番で開閉します。

閉めたままでもパスカルは通り抜けOKです。

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04 HO

1番・Gゲージの車両を走らせながら、支柱を立てて、2階のHOの基板を渡していきました。

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HOとNの線路付き基板は、札幌時代のものです。いずれ、改造していく予定ではいます。

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2階部分のHOですが、島式の駅だけだったのを、内側の線路に待避線を設けました。外側のメルクリン線路はそのままです。

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HOの基本ができあがりました。

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03 建築限界

1ゲージ、Gゲージの車両を走らせながら、建築限界を調べてみました。
曲線はLGBのR3(直径2390 mm)なので、大型車両では前後のせり出しが大きくなり、長い車両(1ゲージの客車)は中央部の内側が大きくなります。
これらを考慮して、支柱の位置や2階部分のHO基板の高さを決めていきます。

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1階のヤード部分を作り、線路の敷設チェックをしました。

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走行テストを行いました。
GゲージのLGBニューオリンズ市電の単独走行です。一周したら、パスカルが入ってきました。

車両の長い1ゲージで、駅の本線走行テストです。

同じ列車で駅の退避編の走行テストです。さすがに車両間のズレが大きくなって、不自然な蛇行になってしまいます。このような列車は本線のみの走行になりますが、一応、建築限界の確認をしました。

 

 

 

 

02 足場

2013年正月、3ヶ月ほどで、一番下の基礎足場(小さなテーブル)を必要なだけ作ったので、Gゲージ(45mm軌間)のLGB線路を置いてみました。
線路の道床は、コルクマットを切ったものです。両側に切れ目が見えていますが、いずれ、ここにも斜めに薄く張る予定です。線路は固定式ですが、コルクマットは滑らないので、接着する必要がなく、レイアウト変更は自由になります。当模型鉄道の安直・簡易ポリシーの表現です。
奥のほうに三階建て用の支柱を数本、すでに立ててあります。このあたりは後から取り付けられない場所です。

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パスカルがやってきました。

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01 予定図

2012年、大阪に移住して、あらためてレイアウト製作をはじめました。
札幌では組み立て式でしたが、今回は据え置きにします。
部屋のサイズから、基本はこんなものになります。

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このサイズで、下から、1とG(縮尺が違いますが、軌間は同じ45mm)、HO(軌間16.5mm)、N(軌間9mm)という三階建てにします。
HOとNは札幌時代に使っていた板を使う予定です。
直線部分はNの新幹線16両編成が入るでしょう。