大阪城 豊臣石垣館 完成

2025年3月19日

発見された豊臣時代の石垣を公開するための施設建設工事見学会に行ったのは4年前(大坂城の豊臣石垣見学)でした。その施設が完成したそうで、今日、内覧会に行ってきました。

今日はとても寒く、ときどき小雨が降っていました。寒さ対策の服装で地下鉄「谷町四丁目」から大阪管区気象台横を歩いて行きます。「大阪の気象」を観測するアメダス施設です。

大阪歴史博物館と法円坂遺跡を通り過ぎます。

寒い平日ですが、4年ぶりの大阪城はインバウンドの観光客でとても賑わっていました。さまざまな言語が聞こえてきます。

完成した「大阪城 豊臣石垣館」です。一般公開は4月1日からです。

隣の「金蔵」との間を置き石で飾る仕上げ作業でしょうか。

施設の内部は、入口ホールがガラスで囲まれていて、内部に入ると何もない広いカーペット部屋(ガイダンスルーム)の壁が巨大スクリーンで、豊臣期の石垣発見ストーリーが映写されていました。この部屋は撮影禁止でした。

フロアマップです。

ガイダンスルームから階段で(エレベーターもあるようです)地下に降りると、石垣が目の前に現れました。

この石垣部分は4年前の工事中にチェックしていて、見覚えがありました。

この右手に階段があって、その上(地上レベル)からも眺めることができます。
4年前に撮った工事中の写真(左)と階段上からの写真(右)を並べてみました。細かなところでちょっと異なっているような個所もあるような気がするのですが・・・?

公開されてる石垣はこの部分だけです。もう少し広く見せてもいいような気もしますが、400年も土中にあったので、石の状態維持保存なども考えているようでした。見えている石垣にはいくつかのセンサーが取り付けられていました。

1階に上がると、玄関部分とは別の大きな部屋(シアタールーム)があり、ここも壁一面のスクリーンに大坂城の歴史が流されていました。この部屋も撮影禁止でした。

出口は東側で、玄関とは分かれていました。そのあたりからの写真です。背景に現在の天守閣が見えています。

訪問した感想は、すっきりした展示館で、ちょっと石垣展示部分が小さいとは言え、そもそも豊臣期の野面積(のづらづみ)の石垣が発掘されたことが「大発見」だったわけですから、目的に合っているように思いました。

徳川家康が攻めあぐねた豊臣期の大坂城、奪取後は完璧に破壊され埋められた大坂城、そして威信をかけて巨大な石を集めた徳川期の大坂城、これらの変遷がよくわかった気分です。

帰る前に、記念に天守閣に登っておくことにしました。現在の天守閣は1931年(昭和6年)建築の鉄骨鉄筋コンクリートで、外見だけのモニュメント(博物館)です。小学生の頃に登った記憶があるくらいで、今回が最後の登城になるでしょう。

というのも、こういう予定(城内の看板)になっているからです。

現在は天守閣入館料が600円ですが、看板の下のほうに小さく書いてあるように、4月から豊臣石垣館の入場をセットにして、1,200円になるのです。豊臣石垣館だけの料金は無いようです。

冷たい霧雨の中、20分ほど並んで、入場できました。

多くの人が並んで待っていたエレベーターもありますが、階段で、窓のない各階の展示を観ながら、8階の最上階まで登ると、やっと外が見える回廊になっています。

天守閣から見える豊臣石垣館(白い屋根)です。豊臣石垣館の出口あたりから撮影した写真の逆方向になっています。少し太陽が出てきていました。

前回の工事見学の時と同様に北側の極楽橋を渡って帰ります。

「天満橋」から地下鉄で帰宅しました。

通い猫チビ(2)

2025年2月14日

TNR
2020年12月頃から、チビはほぼ毎日、庭に現れて食事をするようになったので、TNRを計画しました。2021年1月になって、捕獲器を庭に置いたままにして、食事プレートを徐々に捕獲器に近づけていきました。最後は捕獲器の中にプレート入れて2日目(2021年1月14日)にチビを捕獲しました。

捕獲器の中のチビです。とってもきれいな若猫です。

いつもの獣医さんに予約を入れていたので、当日に手術を受け、翌日に庭で放しました。

予想通り、ビビリのチビにとってはとってもショックだったようで、しばらくは庭に来ず、緑道まで行って、かつてと同じ場所で餌やりを続けました。

4月に入って、やっと庭に戻って来てくれました。
それからはほぼ毎日1~4回、庭に食事に来ています。
2022年2月25日まではモミジの木の下にブロックを置いて、その上に食事プレートを置いて食べさせました。食事中の動画です。

この場所は雨や泥から守るためでしたが、もっと簡単に雨と泥を裂けるために、その後は場所を掃き出し窓下(軒下)に変えて、現在に至っています。

ネコ観察カメラ
2021年5月、チビがいつ来るかを窓から眺めてチェックするのは大変なので、模型鉄道レイアウトに使っていた(=あまり使わなかった)監視カメラ(4台組)を窓の内側にセットして、部屋の中でモニターできるようにしました。すべてLANケーブルで接続していて、モニター画面の動画映像は録画できます。防犯カメラとしても有効かもしれません。

2台のカメラを庭に面して固定し、もう2台のカメラは玄関前とガレージを写すようにしました。玄関前のカメラは主に黒ママ用です。

チビが食事に来た時の観察カメラ画像をいくつか紹介します。

降りてきたら、踏み石から中を覗いてから、通路で待っています。踏み石や横通路の方向はカメラに写らないので、ミラーを塀に取り付けて写るようにしています。

食事をもらう。

水を飲んで帰る。

黒ママとの関係
黒ママが子猫を連れてきて、その後に住み着く2020年頃までは、通い猫仲間の他の猫たちと一緒に食事をしたり寝ていたりと、穏やかに仲良く過ごしていました。でも、黒ママが住み着いた外猫となってからは、徐々に他の猫は受け入れられなくなってきました。

これまで何度かチビと黒ママは遭遇しています。そういうとき、チビはじっと黒ママを見つめて動かないのですが、黒ママのほうは尻尾を太くして、ウーッと唸り声を上げて威嚇(恐怖・怒り)します。チビは受け入れて欲しいという雰囲気ですが、黒ママは自分の縄張りに入ってくるのは許さない、という雰囲気です。これは仕方がないので、様子見を続けるしかありません。

内猫トコとの関係
窓ガラス越しですが、トコはチビを見つけると、いつも興奮しています。最初の頃は尻尾を太くして唸っていましたが、最近はそれほどでもなく、窓に近づいたり、遠くから眺めていたり、いろいろな反応ですが、無視することはありません。
チビのほうは、最初は少し驚いていたようですが、その後はほとんど気にしません。窓ガラスの遮蔽効果をよく知っていて、むしろ、周囲を気にしています。

チビの天敵:チャシロ
2022年に入って、新顔のオス猫(茶白:呼び名はチャシロ)を見かけるようになりました。耳カットはありませんが、可愛い雰囲気なので、黒ママらと仲良くしてくれれば、時期を見てTNRだなと思っていました。

ところが、チャシロは他の猫たちに対してとても攻撃的でした。特にチビを追いかけ、チビが必死で逃げるのを度々目撃するようになり、チビは庭での食事中にいつもキョロキョロと周囲を見渡すようになりました。

1年ほど経って、チャシロは右耳サクラネコになっていました。近所の地域猫を世話している方がTNRをなさって、餌やりをしているそうです。でも残念ながら、チャシロの攻撃性は無くなりませんでした。これは彼の性格のようです。
その後も時々見かけますが、元気そうです。つい最近(2025年1月)も、裏庭の塀の上をチャシロがチビを追いかけていくのを目撃しました。今はチビも体力の付いた太めのネコになっていますので、あまり必死さはなく、「追われ慣れ?」しているように見えました。

101日間も現れず
チビは昨年(2024年)7月9日の夜に現れて後、次に現れたのが2週間後の24日の夜でした。空腹ではあったようですが、その2週間、何も食べなかったというような雰囲気はありません。これまでも、数日から1週間ほど現れないことがあったので、どこか別宅(本宅?)か餌やりさんから食事をもらっているのは明らかです。ずっと通いですから、寝場所はどこかにあるはずです。

その後、7月9日の夜を最後にして、まったく現れなくなりました。毎日、ネコ観察カメラの映像をチラチラ観ながら待っていたのですが、まったく現れません。涼しい本宅で過ごしているのだろうと推測していましたが、1ヵ月を超えると、これは交通事故にでも会ったのではと心配しました。近所に新しいショッピングモールができて交通量が増えたからと思いながら、夜に何度か町内を歩いて探したりもしました。

それが101日間続きました。もうチビには会えないのかなとあきらめていましたが、猛暑の夏が終わって、かなり涼しくなった11月4日の朝、何事もなかったように庭で待っていました。今回も、空腹ではあったけれど、飢えている様子ではありません。

そしてそれからは、毎日、数回は現れて、現在に至っています。こういうことは、外猫、特にチビのような通い猫の場合は仕方がないのでしょう。来ない日は心配しないで、本宅が快適なんだろうと考えるようにします。

踏み石にマット
黒ママ用に玄関マットを置いたら好評だったので、チビがいつも待っている踏み石の上にもマットを置きました。こちらも好評のようです。

鼻に傷
2024年12月26日、鼻筋に傷ができました。12時21分に撮影した写真では無し、16時50分の写真で小さな傷ができています。皮膚に傷が付いているようにはみえませんが、額だったら、懐かしの早乙女主水之介(旗本退屈男)みたいです。女の子だけど。

一ヶ月半(2025年2月14日)で、かなり薄くなりました。

宿泊・朝帰り
今年(2025年)1月末になり、寒くなってきて、チビが拙宅の横通路に置いた猫小屋で泊まって、朝帰りする日が続いています。

いつもは夕方に来たら、夕食を食べて帰るというパターンなのですが、食べた後に横通路の奥まで入って行って出てきません。

食べ終わった皿を取りに行った帰りに覗いたら、通路の猫小屋の中からこちらを見ていました。

この猫小屋は5年ほど前に黒ママ(と当時いた外猫の黒ベエというオス猫)用に作ったものです。冬に黒ママが過ごしている2階ベランダは夏になると激暑になります。暑い時期は近所の涼しい場所を探して寝ているようですが、春と秋にはここを寝床として使っています。

去年の冬に、チビが休憩しているのを発見したので、フリースを厚いめに敷いておいたのです。

翌朝、奥から出てきて、踏み石で待っています。

この時の外気温は5.4℃でした。

朝食を終えて帰っていきました。

こういう宿泊・朝帰りが1月27日から毎日のように続いています。冬だから、昼間は日だまりで過ごして、夕方に帰ってくる、という本宅になったのかと思うほどです。
とても嬉しいのですが、暖かくなってくると、テリトリー意識が強くなった黒ママが使っていた寝室なので、どうなるやらと心配しています。

チビについての心配事はいつまでも終わらないようです。
(とりあえず、おしまいにします)

通い猫チビ(1)

2024年12月28日

この5年ほど(いろいろありましたが)ほぼ毎日、裏の塀を通ってやって来るキュートな通い猫「チビ」(メス 推定5歳)です。かなり丸々になった今年の写真です。

塀から降りて庭を横切って、窓下の踏み石の上に座り、伸び上がって窓越しに室内を覗きます。この姿を見たいために、就寝時を除いて、ここのカーテンはいつも開けています。

たまに、気が向いたら、ガラス越しの指にハイタッチしてくれます。最近はかぶりつく仕草が出ることもあります。

ガラス越しの接触は可能なのですが、とてもビビリな(警戒心が強い)ので、庭にエサを持って行っても、近づくと逃げていきます。まあ、こちらも近づく努力をしていないということもありますけど。

チビとの出逢いは2019年10月でした。典型的な三毛猫が玄関横のガレージに現れました。玄関先で黒ママたちの外猫に食事を摂らせていたので、一匹増えたな、という印象で、エサを与えました。耳カットはありません。

この三毛猫はその7年前、大阪に引っ越してすぐ(2012年10月)に横の緑道で見かけていて、写真を撮っていました。ピンボケですが、元気そうに、無理矢理フェンスの下をくぐり抜けている姿です。

このころは緑道にわんさと野良猫がいて、ベンチに座って猫に餌をやっている方を多く見かけましたが、耳カットの猫はいませんでした。

この三毛猫が現れて10日後、2019年10月26日に、今度は一匹の子猫を連れて来ました。楽しくなってきたと思い、いつも通りの名付け方で、三毛ママとチビと呼ぶことにしました。

チビは生後6ヵ月前後でしょうか。まだまだ幼い小さな顔で、ビクビクしながら三毛ママにくっついていました。人間との接触は経験していない雰囲気です。

黒ママが何度も拙宅に子猫を連れてきたように、三毛ママも生き残った子猫が食事できる先を探していたのでしょう。この三毛猫親子は毎日やって来て、食事を終えるとしばらくゆっくりしてから消えていきます。近所に住処があるようです。

2020年になって、この親子もそろそろTNR(Trap-Neuter-Return)しておかなければと思って、2月3日に三毛ママを捕獲して、手術をしてもらいました。

手術後に獣医さんから、三毛ママは10歳以上の高齢のようで、歯が一本グラグラしていたので抜いておきましたが、摂食に影響はありません、と伝えられました。

三毛ママは手術の数日後から食事に来てくれました。

チビは三毛ママとは別に、時々やって来ました。

三毛ママのTNRが突然に子離れ・親離れをさせたような雰囲気でした。

その後、三毛ママは食事に来なくなり、4月に緑道で日光浴をしている姿を見かけたのが最後でした。

高齢だったので、TNRが原因で弱ったのではないかと気にしていました。そして、チビも来なくなっていました。TNRのタイミングはなかなかむずかしいものです。

1ヵ月ほど経った5月18日、久しぶりに、かなり痩せたチビが庭に現れました。

ビクビクしながらも、置いた餌をがっついて食べていきました。

とても嬉しい再会でしたが、続けて来ることはなく、チビが次に来たのは8月7日でした。さらに痩せているように見えました。

その後はまた来なくなって、秋になって、虫などが減ってきたので、夜の緑道周辺をエサを持ってチビ探しを始めました。毎晩のように近所を探し歩いていたら、11月になって、緑道近くで見つけました。さらに痩せたという雰囲気はなく、でも空腹のようで、毎晩、同じ場所で待っているようになりました。

餌やり中の写真です。食べ終わるまで見守っています。スマホで撮影して引き延ばしたので、よく見えませんが、チビは写真の中央で食べています。

チビがエサを食べているところに他の猫(お年寄りらしいシャムやキジトラ)が来ることもありましたが、チビは逃げもせず、鼻あいさつをしていました。三毛ママの知り合いだったのでしょうね。

毎晩の餌やり散歩の甲斐あって、12月には庭に来てくれるようになりました。こちらも寒い夜の餌やりに町内を回る必要がなくなって、楽になりました。

この時期のチビは庭だけでなく、ママと一緒のころのように、他の猫たちが食事をする玄関にも回って来ていました。
次の動画では、もうちょっと食べたいと近づいたお気楽チャトランに自分のエサを取られて怒っています。チビが怒っている姿はこの時しか見たことがありません。チビは逃げ回るだけでなく、ちゃんと怒ることもできるんだ、と感心していました。チャトランはまったく気にしていませんが。

8月の動画と比べると、チビは4ヵ月で大きく肉付きの良い体型になったことがわかります。

いずれ、「通い猫チビ(2)その後」に続きます

読書用タブレット端末

2024年12月10日(タイトル変更 12/23)

最近、読書で小さな文字を読むのがつらくなってきました。工作では拡大ルーペ付きLEDアームライトが不可欠となっています。

日頃の読書は自炊したPDF本を読むというスタイルで、自宅では9.7インチのiPad(12年前の第4世代)を使っています。また、外出時はiPad mini(5年前の第5世代)をバッグに入れています。どちらにも同じ本(小説から辞典・事典まで数十冊)を入れて、入れ替えるのも同時期にしています。Adobe社が名付けた名称PDFはPortable Document Formatの略ですから、そのままぴったりです。

7.9インチのiPad miniは小さくて(全体サイズは長辺203mm、短辺135mm)軽い(本体308g、ケース入りで428g)ので、持ち歩いて、電車内や喫茶店などで読むには便利です。その分、PDF本の文字表示が実物と同じか小さいのです。文庫本であれば実物より少しだけ大きく表示される程度です。このiPad miniの表示サイズが読むのにつらくなってきたわけです。

一方、iPadはサイズ(全体サイズは長辺241mm、短辺186mm)が大きくていいのですが、実際の本よりもずっと重い(656g+ケース170g)ので、持ち歩く気にはならず、自宅で読む時もタブレットスタンドを使う必要があります。

いずれであっても、画面のLED照明を周囲に対して適切な明るさ(たいていは30%未満)にしておけば、紙の本と比べて眼が疲れるという感じはありません。

最新のiPad(第10世代)は10.9インチ(全体サイズは長辺249mm、短辺180mm)で477gとまあまあ魅力的なのですが、ちょっとお値段(メモリー64GBで58,800円)が・・・。電子ペーパー(EInk)端末を期待しているのですが、カラー版はまだまだ開発途中の感があり、しかもiPadなみ以上の価格です。

そんな悩みを持っていて見つけたのが、TCLという中国本社メーカーの「TAB 10 Gen2」という10.4インチ(全体サイズは長辺245mm、短辺155mm)、Android OS 13のタブレット(以下、単にTCLと記す)です。パネルはIPS、解像度は 2000✕1200、重さは10インチクラスのタブレットで最軽量の425g、販売価格が2万円です。

TCLというブランドはテレビ製品(液晶や有機EL)で定評があり、価格、サイズ、重さはWelcomeですが、自炊したPDFファイルが読みやすいかどうかが問題です。読みやすさには、ハード面(スクリーンのサイズや画像の質など)とソフト面(PDFのリーダーアプリ)の2つの側面があります。

ハード面では、本を読むときに、TCLがiPadよりも縦長(横長?)のデザインであることのメリット・デメリットがよくわかりませんでした。主として横置きにして使う用途を考えたサイズなのでしょう。

ソフト面では、これまでiPadでは、i文庫HDという有料(800円)アプリを使っていました。とても使いやすいアプリですが、何年もアップデートされなくなって、wifiでNASからファイルをアプリ内でダウンロードできなくなるなど、不便になっていました。

そんな頃、SideBooksという無料のiOS用PDFリーダーアプリを見つけたので、試しに使ってみると、i文庫HDとほぼ同じ機能(しおり、文字検索、右綴じ本対応、余白のサイズ調整、本棚整理など)を持っていて、これで十分だ、と思いました。そして、嬉しいことに、この無料アプリがAndroid OSでも配布されていました。

そこでTCLを買ってみました。なんと言っても、iPad 64GBの1/3の価格というのが決め手でした。(しかし、買ってから2週間後に価格が1割安くなって、少々悔しい思いがありました・・・その後はまた値上げ・値下げが続いています)

届きました。

ケースが付属していました。裏に両面テープで貼り付ける簡易なものですが、それでも重さが163gもあるので、当面は使わないで、別売の保護フィルムだけを貼りました。

Androidを触るのは久しぶりですが、電源を入れると、初期化の流れがボタン選択だけで自動的に進むので、わかりにくいところはありません。すぐにシステムのアップデートをおこない、SideBooksもインストールして、AIに描いてもらった黒ママのイメージ壁紙も設定しました。

本体を触ってみて、しっかり作られているのがわかります。ただ、ケースに入れていないと、滑って落としそうだし、持ちにくい、ということで、近所の百均でスマホ用の指リングを買ってきて、裏に貼っておきました。あまり丈夫ではありませんが、指がひっかかるので、それなりに安定します。これで13g増えて、437gになりました。

これまで使っていたiPad miniは常にケースに入れていて428gですから、それと比べると9gの増加でしかありません。これで外出時に持ち歩くことが苦にならないでしょう。

自炊本ファイルを読み込む方法ですが、Android OSはWindowsと相性が良く、ファイルをSideBooksのフォルダーにダウンロードするのは、付属のUSB type-A-type-CケーブルでPCとつなげば、エクスプローラーで簡単にできます。内蔵メモリーが128GBあるので、1冊が数十MB~数百MBサイズの自炊PDF本であれば、相当数を収納できます。さらに、マイクロSDカードのスロットがあるので、データのやり取りに不満が出ることはなさそうです。このあたり、AndroidはAppleのiOS製品よりも自由度が高いと感じます。まあ、最近のiOS製品はtype-C接続になってきているので互角なのかもしれません。

ハード面として、iPad画面の縦横比は雰囲気として本のサイズとマッチしているようですが、縦長のTCLは一般的な本の縦横比率よりも縦が長い新書版のような雰囲気です。

しかし、ポイントは、SideBooksによる余白のサイズ調整です。iPad、TCLいずれでも、それぞれの画面の縦横比率に合わせた余白サイズ調整が肝要で、この調整で文字面の表示が大きく異なります。読む前に設定しておけば、読みやすさがまったく違います。

PDF化した一般的な本(縦21cm・横15cm)の同じページをiPad miniとTCLの画面で比べてみます。左側が本の実物で、右の手前がiPad miniの画面、その後ろがTCLの画面です。

iPadとTCLで背景の白の色味は違いますが、どちらも余白のサイズ調整をした結果、文字サイズは、実物≒iPad mini<TCLの順に大きくなっています。

別の本(縦19.5cm・横13.5cm)ですが、左のTCLと右の9.7インチの(miniではない)iPadでは、縦長のTCLのほうが、iPadよりもページの文字面をうまく囲むことができて、その分、文字が拡大されて読みやすくなりました。

自炊本の何冊かで読み比べてみましたが、どれも同じような雰囲気で、TCLのほうが文字が大きくなったのは予想外でした。もちろん、ページの文字範囲が縦より横に広がった本の場合はTCLが不利になるでしょうが、そういう本は限られているような気がします。

最後に、TCL(左)と、これまで持ち歩いていたiPad mini(右)との画面を比べておきます。これだけ拡大されるととても読みやすくなりました。

TCLも普段使っているショルダーバッグに入るので、持ち歩きに問題はありません。ケースのマグネットで電源のオンオフができるのは便利なので、150gほどの重量増加(トータル580gくらい)が問題なさそうであれば、ケースを使うかもしれません。自宅ではタブレットスタンドを使うことが多いですね。

読書にタブレット端末を使うのはバリアフリー化だと思っています。実物の本の小さな活字や重さを苦にしなかった頃は、装幀を含む紙の本の魅力を感じていて、インクの香りを嗅ぎながらページをめくる楽しみをディジタル化する理由はなかったのです。まあ、当時は方法もなかったのでしょうけど、高齢者が大きな天眼鏡を使って新聞や本を読んでいる姿はよく見かけました。

市川沙央は「ハンチバック」の原稿をiPad miniで書いていたそうですが、読んでいて、障害の程度の差はあれ、本のバリアフリー化は避けがたい方向でしょうね。実物の本の魅力を感じてはいても、小さな活字が読めなくなったり、本を手に持つ筋力が衰えたりすることは別途進行していきます。本を自炊すること(スキャンしてPDFファイルに変換すること)はそれなりに手間ですが、大きくて重い本が何十冊と入っていてもタブレット端末の重量は変化せず、大きくなった活字で読書でき、それなりの文字検索もできることは喜びです。

紙の本と電子データ版が並列に販売されるようになりつつあります。将来的には著作権の問題をクリアして、すべての本が電子化されて、どこかの電子書店に保存され・販売されるようになればいいなと思っています。

自炊PDF本作成も電子化の一つと言えますが、文字単位で電子化された電子データ版と根本的に違うのは、PDF本はスキャンされた「ページ画像」を読むことでしかありません。電子データ版であれば、文字サイズだけでなく、縦書き・横書きなどの変更も自由で、画面に表示される1行の文字数と行数は画面サイズに合わせて自動的に変更されますので、iPad miniの小さな画面でも読みやすいページ表示が可能です。この読みやすさは、電子化された「青空文庫」を読んでみるとよくわかります。

OCR(Optical Character Recognition)でページ画像の文字をテキスト化する方法も併用していますが、日本語のOCRはまだまだ実用的ではありません。使っているソフト(Adobe Acrobat Pro DC)で正しいテキストを取り出せるのは、600DPIでスキャンした図書で80%程度という印象です。これは簡単な文字検索に利用できる程度で、まとまった句を探すには役に立ちません。

ともかく、自炊PDF本のリーダーの世界はまだまだ過渡期ですが、当面、自宅でも外出時でも、TCLを使うことが決まりました。

その後の黒ママ

2024年12月6日

2018年5月に5匹の子猫を連れて来た黒猫「黒ママ」は、6年後の今も元気に過ごしています。

2018年6月のTNR(Trap-Neuter-Return)直前(左)と直後(右)の写真です。お願いした獣医さんによる耳カットは大きめで、可愛い黒ママにはちょっとかわいそうでした。

2018年から2021年あたりまで、外猫たちが集まって、黒ママと一緒に仲良く食事をしていました。左から、シマッペ、黒ママ、シロッペ、そしてクロベエと、わかりやすく勝手に名付けた猫たちです。黒ママ以外は雄猫ばかりでした。

チャトランと名付けた雄猫も仲間になっていました。黒ママはいつも玄関ドアに向かって行儀良く食事を待っています。

その後、雄猫たちは次々といなくなっていきましたが、黒ママだけが「うちの外猫」としてずっと居着いてくれています。

夏の過ごし方の一つです。

生まれ年はわかりませんが、トコと同じくらいでしょうから、もう10歳にはなっているでしょう。

近影です。なかなかドッシリとしてきました。これはこちらが帰宅するのを待っている姿です。玄関ドアの前はタイル敷きなので、冬場は冷たさ対策のマットを置いています。

その他の写真を何枚か並べます。

冬場のベッドルームは、以前に波板を交換した2階のバルコニーに置いた段ボールの小屋です。下にヒーターを入れて、フリース古着を切ってベッドを作っています。
毎年秋には作り替えていて、これは去年のバージョン。

これは今年のバージョン。黒ママが小屋の外見を気にしないのは助かります。

昼寝中です。パスカルとよく休憩していたバルコニーは、パスカルがいなくなった今はほぼ黒ママ専用になっています。猫用トイレも置いているのですが、残念ながら使ってくれません。このあたりが外猫になってもらうしかない理由の一つです。

これまでだいたい平穏でしたが、今年(2024年)の秋に大変な事件がありました。
9月26日朝、黒ママが玄関にいないので、2階のバルコニーまで食事を与えに行ったら、少ししか食べません。よく見ると、右頬が大きく腫れていて、舌を少し出したままです。そして、空気が漏れるような音を出しています。

右頬の写真を撮ってチェックすると、右頬の皮が裂けて、真ん中に1cmくらいの穴が開いていて、口内の歯が見えていました。

当時の傷の写真は生々しいので載せませんが、こんな大怪我は猫同士の喧嘩ではあり得ないと思いつつ、保護猫活動をなさっている方に写真を送って相談すると、これほどの傷はアライグマにやられたのでしょうということでした。

穴を縫合してもらうため、獣医に予約を入れて、連れて行く準備をしましたが、普段は両手で持ち上げたりさせてくれる黒ママがとても神経質になって逃げ回り、ケージに入れることができませんでした。

仕方がないので、獣医に連れて行くのはあきらめて、パスカル用にもらっていた抗生物質が残っていたので、体重に合わせた量を飲ませながら、様子見です。食欲はあったので、大好きなチュールに混ぜてやっていました。

その後の黒ママの回復力は大したものでした。傷の治りはとても良好で、外科的処置なしで、10日ほどで頬の皮がおさまって、穴はふさがり、かさぶたができました。これくらいになれば写真を出せます。10月8日です。

そんな頃、びっくりする光景を見ることになりました。
家の横にある通路の上に波板屋根があって、黒ママは塀からその波板に飛び移って、裏の2階バルコニーへの出入りに使っています。いつも黒ママが波板に飛び乗る音が家の中でぎりぎり小さく聞こえます。

10月7日の朝7時過ぎ、波板の足音がやけに重く大きくドタドタと聞こえたので、猫ではないなと思い、急いで2階のバルコニーに上がりました。バルコニーに黒ママはいませんでした。

バルコニーの端から、黒ママの通路となっている波板屋根を眺めたら、なんと、アライグマがウロウロしていました。動画を撮影しました。なかなか巨大で、体重は20kgくらいありそうです。

自宅でアライグマを見るとは思いませんでした。驚きながらも、声と音で何とか敷地から追い出しました。この個体が黒ママを傷つけたのかどうかはわかりません。まさか、黒ママはテリトリーに入ってきたアライグマを猫パンチで追いやろうとしたのではないでしょうね。

調べてみると、市のホームページに「アライグマ情報」というのがありました。かなりの場所(国道や駅近くの住宅地)でアライグマが目撃されているのを知りました。

その後はアライグマを見かけることはなく、黒ママの傷は良くなり、10月13日には周りの毛も生えてきています。

10月26日です。横から見ると傷はわかりません。よく見ると、右頬の毛が短いのがわかるくらいです。完治と言えるでしょう。

さて、冬場の玄関ドア前のマットですが、黒ママがいない時には「置き配」置き場になりました。

そして、黒ママがマットにいる時は、「置き配」の配達員さんは黒ママに遠慮した場所に置いてくれます。配達員さんが撮影する配達済み写真には黒ママも写っているかもしれません。

黒ママは相変わらず行儀良く食事を待っていますが、大怪我で甘やかしたせいか、食事を待つ頻度が増大しました。太りすぎにならないように気をつけています。

 

アドベンチャーワールド

2024年11月22日

11月19日(火)、和歌山県白浜町のアドベンチャーワールドまで往復340km、久しぶりの長距離ドライブです。

2012年に大阪に戻った頃は、アドベンチャーワールドにジャイアントパンダを見に行きたいと思っていましたが、すっかり忘れていました。昨年、永明、桜浜、 桃浜の3頭が中国に返還されるというニュースで思い出しました。現在は母親の良浜(らうひん)と3頭の娘、結浜(ゆいひん)、彩浜(さいひん)、楓浜(ふうひん)だけになっていますが、一度は行っておくことにしました。

少々心配だったのは、クルマ(EV)が4年経ち、バッテリーが10%くらい劣化してきて、高速道路ではさらに10%ほど、暖房でさらに7%ほど走行可能距離が低下するので、途中充電なしで帰宅できるかどうかが微妙な距離ということでした。

プラス材料は、2019年からアドベンチャーワールドの駐車場に普通充電スタンドが5台分設置され、今年の5月には6kWの充電スタンドが4台分増えたことです。普通車駐車料金(1,200円)以外に充電料金はかからないそうです。

これまでは自宅での充電だけで済ませていたので、今回を機会に、スマホに月会費無料の充電会員アプリを入れて、万が一、アドベンチャーワールドの充電スタンドが満車の場合に備えておきました。帰路に和歌山市で充電できそうです。

当日、7時半に出発して、吉備湯浅で休憩し、開園時刻(10時)にアドベンチャーワールドに到着しました。クルマの電池残量表示が50%となりましたが、駐車場の充電スタンドに1台もクルマがないのを見て、「ヤッタネ!」という気分になりました。

ドラレコから切り取った「ヤッタネ!」の瞬間の写真です。道路上にある矢印の右前方あたりが充電場所です。その少し先にエントランスの建物があります。一般駐車場にもわずかしかクルマはありません。

これで、6時間後にはフル充電で帰路につくはずです。

当日入場券(の裏)です。パンダ(良浜)のマグネットはランチに付いていました。

地図をもらって、先ずはパンダを見て回るルートを決めます。

楓浜がPANDA LOVEという建物にいるらしいので、最初に向かいます。
その途中に、前座のようにレッサーパンダがいました。かなり昔、神戸の王子動物園で見て以来か、と一瞬思いましたが、札幌・円山、旭川・旭山でも見ていました。こちらも可愛い姿です。

希少動物繁殖センター「PANDA LOVE」です。

いましたね、ジャイアントパンダ! 末娘の楓浜(あと3日で4歳)です。

とても楽しそうに竹を選んで、食べています。

アドベンチャーワールドではパンダまでの距離が近い、そして、間を隔てるガラスがない。30年以上前に上野動物園でパンダを見たときは、ガラス越し、長い行列、立ち止まれない、なんて記憶があります。

平日だからでしょうか、今日の観客はこれくらいが最多で、みなさん立ち止まったり動いたり、好みの位置で、時間制限なく、楓浜を眺めて、写真を撮ることができます。

しばらくすると、楓浜は昼寝に入りました。

このPANDA LOVEに一緒にいるはずの長女の結浜(8歳)は、体調がすぐれず、別の場所で過ごしているという張り紙が出ていました。

ともかく、ジャイアントパンダという魅力満載の希少動物が現代まで生き残っているというのが誰しも不思議に思う姿と行動を間近で見て、今回のアドベンチャーワールド訪問の目的は1時間足らずで達成という気分になりました。

その後は、迫力あるイルカショーを観て

みんなの母親・良浜(24歳)を訪ねたら、屋内で昼寝中です。

そして、彩浜(6歳)は外で昼寝中です。

昼食前にサファリワールドを無料のケニヤ号で巡りました。

雌ライオンたちは昼寝中です。

ケニヤ号の車内では説明があるので、どんな動物がいるかがよくわかりました。でも、窓ガラス越しの見物は少々不満な気分です。

そこで、こんなランチをとりました。

食後の散歩として、ウォーキングサファリという道を歩いてみました。

これがなかなか楽しい散歩でした。
途中にはこんな藪道(ショートカット)もあります。

気温は20℃くらいのポカポカ陽気だし、草食動物たちは近寄ってきてくれます。

サイは近づいてはくれませんでした。

ウォーキングサファリのスカイテラスを下から眺めました。ここはサル山ならぬマントヒヒ山で、上のテラスで豆を買って(200円)投げたら、待っているマントヒヒが器用にキャッチします。そういうベンダーマシンがウォーキングサファリのいろんな場所に置かれていました。

散歩を終えて、サファリワールドから高く見えていた観覧車に乗りました。

観覧車から眺めた入口・駐車場方面です。

反対側、逆光になりましたが、サファリワールドの向こうに南紀白浜空港、その先に太平洋が広がっています。

鳥もいろいろいましたが、鳥インフルエンザの影響で、大きなケージは閉まっていました。ただ、ボールド・イーグル2羽などの大型の猛禽類が狭いケージに入れられているのがとても気になりました。

最後にもう一度 PANDA LOVEに寄ると、楓浜が興奮して走り回っています。どうも、出入り口に係員が来ていて、竹を渡しているようでした。
動画です。音が出ます。

お土産として、パンダサンドクッキーのオリジナル和三盆味と期間限定キャラメル味を一箱ずつ買いました。オリジナルのほうが好みでした。

午後4時、駐車場に戻ると、もう1台が隣で充電していただけでした。普段の平日だと充電台数に問題なさそうです。予定通り、100%充電された状態で帰路につきました。とても楽しい一日でした。

アドベンチャーワールドと和歌山県は中国に雄のパンダを貸してほしいと要望しているそうです。PANDA LOVEは繁殖センターですから、永明がいた頃のように、また繁殖できる環境になるのを楽しみにしています。それが実現したら、また訪問したいですね。

カホンの組み立てキット

2024年10月29日

以前から、ペルーの打楽器カホン(Cajon)は面白そうと思っていました。プロの演奏を眺めていると、とっても複雑な手・指(時として足も)の動きですが、低レベルであれば初心者でも気楽に遊ぶことができそうに思えます。そういう印象を持っていたのが今回の伏線でした。

一方で、そろそろヘッドフォンを買い替える時期と考えていたので、スタジオ音響関係の定番商品を扱っている通販サイトを眺めていたら、カホンの組み立てキットを見つけました。キットは1万円ほどの価格で、かつ、6千円ほどの特別ポイントが付く、というので、カホンを買って、そのクーポンをヘッドフォン購入の一部にあてようという算段になりました。

組み立てキットというのは、鉄道模型でも同じで、構造がよくわかるし、組み立てていく楽しさがあるので、少々の失敗を気にしなければ、完成品よりも好ましい選択肢です。

商品が到着しました。

開けます。ドイツのSelaという打楽器メーカーの製品(Snare Cajon Kit)です。

箱の中には、板類だけでなく、工具用パーツや接着剤なども入っています。製品案内文には、電動ドリル本体だけを用意するように、と書かれています。
出来上がりのカホンのサイズは、幅30cm、奥行き30cm、高さ47cm(+1cmのゴムクッション)です。

組み立て説明書は小さすぎて読めず、販売店がYouTubeに簡単な製作動画をアップしています。注意書きや機能などの説明はありません。それなりに調べて、翌日から組み立てることにしました。

翌日、先ずは外板を4枚合わせて箱を作るために、添付の2本の小さなチューブ入り接着剤を使います。ところが、一カ所の接着だけで、1本が無くなってしまう(使いすぎ?)し、あまり上等な接着剤ではなさそうだったので、手持ちのタイトボンドを使いました。次の写真で、タイトボンドの前にある白いチューブ2つが添付されていた接着剤です。
これも添付されている締めベルト(2本)を使いつつ、手持ちの工具も使って、90度を確認して養生しました。

ただ、カホンは上に座って叩くので、体重がたっぷりかかります。前後に薄い板を貼るからいいのだろうとは思いますが、45度で合わせた板を接着剤で固定するだけでは心許ない雰囲気を感じたので、手持ちの工作用三角棒を4隅に貼り付けることにしました。これは思いつきの補強です。

このカホンは、箱の内部にドラムのスネアみたいな線のユニットを入れて、振動を変化させるようになっています。このスネア・ユニットは後面の穴から出し入れできます。

こういう振動ユニット(ギターの弦など)がカホンの内部に使われたのは、パコ・デ・ルシアがスペインに持ち帰って、フラメンコに合うように加工したからだそうですね。よく聴いたパコのアルバムSiroco (1987)では、あたりまえのように使われていました。

そのユニットを保持する部品を内部に取り付けます。

止めねじを取り付けて、スネア・ユニットをこのように置くようです。スネア・ユニットの中央の丸い穴は、スポンジを入れて、スネアの響きを調整するそうです。

一晩、接着の養生をして、翌日に前後の板をねじ止めしました。
後板には空気通り穴が開けられています。親切にも、ねじ止めしていく位置にすべて凹みが作られていました。でも、ねじが入りにくかったので、すべてにドリルで穴を開けてからねじを止めていきました。

添付されているねじは、径2.8mm長さ15mmです。木ねじなのに、いたずら防止のために自動車用部品でよく見るトルクスヘッド(六角星形のヘッド)でした。写真左側の電動ドライバーのトルクス用六角ビットも添付されていました。

カホンの叩く面となる前板をネジ止めしました。

ここで、別の疑問が出てきました。前板の上部、左右の位置にねじがありません。これが指定通りなのですが、締め付けていて、上部の両側が少しだけですが、隙間ができます。少し離れた横のねじを強く締めると、板にねじが食い込んでしまいます。

そこで、これも思いつきですが、前板から空気が少しでも抜けるよりも、しっかりとねじ止めしたほうがいいのではないか、と考えて、2本ずつ左右の上部をねじ止めしました。ねじとねじの間隔が均一ではなくなったのですが、あまり目立たないでしょう。

後でカホンの画像をネット上で調べてみたら、前面上部の左右をねじ止めしている場合が多いようですが、このキットのように、この場所にねじ止めしていないカホンもそれなりに見かけました。カホン作りに慣れていれば、音を聴きながら、ねじ止めの位置と数を決めるのかもしれません。まあ、ビギナーはこれでいいことにします。

これで添付のねじは使い切ったので、底に付けるゴムクッション用のねじは手持ちのタッピングねじを使いました。また、上部の左右の角は軽く面取りをしておきました。

これで前板がぴったりと隙間無く貼り付きました。まあ、これはメーカーとしての「意図的なねじなし」なのかもしれませんが、ねじなしの状態と比べると、叩いたときの低音が太くなったような気がしたので、これでいいことにします。
2日目が終わりました。商品説明を読むと、これで完成となります。

しかし、前板だけが塗装された状態は感心しませんので、3日目から塗装に入りました。白木のままの4面ならびに底面も塗装します。塗料は、手持ちで残っていた、水性ウレタンニスのライトオークです。

塗装は1日で終わるかと思いましたが、ベニヤ板の木目よりも、ウレタンニスの厚塗り(ツルツルで樹脂っぽくなる)が好みなので、1日に2回の塗り重ねを続け、3日がかりになりました。裏と底の塗装は薄いめにしています。

塗装するに際して、前板を外しておけばよかった、と後で気がつきました。前板の周囲を塗って、少しだけ塗料が前に回りました。

完成です。

後の空気穴(サウンドホール)から覗いたショット。添付されていたシールをスネア・ユニットの上あたりに貼っておきました。

なかなか面白い、延べ5日の工作でした。
カホンとしての音の良し悪しはよくわかりませんが、気持ちのいい音です。
普段はコンピュータ机の脇で足置きにして、気が向いたらYouTubeのレッスン動画で練習しています。

シルクスクリーン展:SILX’24

2024年10月17日

2024年のシルクスクリーン展(SILX’24)は10月14日(月・祝日)から20日(日)の開催(11:00~18:00、最終日は17:00まで)です。16日に行ってきました。会場はいつものGallery キャナル長堀です。

案内状の絵はいつものようにリーダーの和田さんの作品(蓮)で、刷り体験の作品になっています。

長堀通りからの入口です。

いろいろ撮影させてもらいました。

刷り体験コーナーです

恒例の限定販売「来年(2025年)のカレンダー」です。

今年も楽しく拝見しました。

カラスウリの花

2024年10月16日

これまで、秋が深まった頃、淀川河川敷で見つけたカラスウリの実を出窓に飾っていました。

ところがこれまで、カラスウリの花を見たことがありませんでした。
知人の話では、カラスウリの花は夏の夜に咲いて朝にはしぼむ、という不思議な世界だそうで、それはぜひ見てみたいと思い、以前にカラスウリの実を見つけた場所を探してみました。

これまでカラスウリの実を見た場所は、夏場はツタ類に覆われて、相当の茂みになります。こういう茂みの奥です。

今年6月末の朝7時頃の散歩で、この茂みの奥で、しぼんだ花を見つけました。昨夜に咲いていたようです。

その夜、同じ場所を訪れました。もちろん、懐中電灯と帽子・長袖で武装しました。

そこで見つけました、カラスウリの花が咲いているのを。

レースが外に広がって、なかなか楽しい風情の花で、感激的な出逢いでした。

帰宅して調べてみると、カラスウリは雌雄異株で、この花は雌花であって、雄花の花粉がなければ実にはならない、ということを知りました。

雌花の下(ガク筒基部)は少し膨らんでいて、ここが実になるそうです。

しかし、この藪の中に咲いていた花はすべて雌花でした。雄花から花粉を運ぶのはスズメガだそうです。

夏の夜は、いつもは堤防上の道路を歩くのですが、他の場所でもカラスウリの実を見つけたことがあったので、そのあたりまで、淀川の水辺近くの歩道を歩いてみました。雌花の場所から200mくらい離れたところに、花を何輪か見つけました。

雄花でした。雄しべは雌しべと違うというのがよくわかります。

ここの雄花から受粉したのかどうかはわかりません。でも、スズメガにとって、200mほどは大した距離ではないのかもしれません。この雄花の集団近くには雌花も少し咲いていました。でも、全体の花の数は、雌花だけが咲いていた場所よりもずっと少ないようです。

そして、10月になりました。雄花が咲いていたあたりは他の蔓草や雑草に覆われていて、場所を特定することはできません。

藪の中の雌花の集合地に入ってみました。ここではそれなりの数の実がもう赤くなっています。

地面にまで下がっていた実を2つだけ、もらって帰りました。

今年も淀川河川敷のカラスウリは健在のようです。

Logitech Media Server 最新版

2024年6月26日

2012年から、普段のBGM用にLogitech 社製のネットワーク・プレイヤーSqueezebox touch(写真中央の小さなスクリーン・パネルのような製品)を使っています。

このプレイヤーをiPadやiPhoneのアプリiPengでコントロールしています。

この組み合わせでは、アンプへの光入力の音量調節までスマホで可能なので、とても便利で愛用してきました。

Squeezebox touchが機能するためのアプリLogitech Media Server(LMS)を搭載しているのは、自宅内LANにつながっているQNAP社製のTS-112というNAS(ハードディスク1台)です。

使い勝手も音質も十分に満足でしたが、この音楽鑑賞システムを導入した翌年にはSqueezebox touchが廃盤となり、ほぼ同時にQNAP社のNASの新しいOSにはLMSを搭載できなくなりました。このあたりの事情は2015年の記事で書いています。

Squeezebox touch本体についてはRaspberry Pi で模倣する方法があるので、それはSqueezebox touchが壊れたときに工作すればいい(今年になって、Pi 3B+を含めた必要部品を購入しています)として、TS-112(QNAPの古いOS:QTS4.1.4)が稼働することが命の綱となりました。

しかし、残念ながら、TS-112の不調(一部は、新しいNASの応答速度に慣れたからかも?)が目立つようになってきました。症状は、全般に反応が遅い、iPengが反応しないことが多い、TS-112のタイマー運用で起動・終了ができないことが多い、音楽ファイルをアップロードするのがとても遅くなった(初期の7Mbpsが1Mbps前後まで落ちた)などです。

何かいい方法はないかと、久しぶりに、LMSとSqueezebox touchについてネット検索をしていたら、経緯はよく分かりませんが、QNAP社製NASの最新OSで動くLMSの2024年版が、そして、Windows用にはLyrion Music Server(略称は同じLMS)という名称になった最新版があることを知りました。10年前には見つからなかったサイトばかりで、いずれもLMS愛好者のグループが無償で改訂・提供しているようです。

とてもラッキーな発見で、6月に入ってから、いくつかのサイトを感謝しながら参考にして、QNAP TS-233(OSはQTS5.1.7)にLMS(Logitech Media Server バージョン: 8.5.3)をダウンロードして、インストールすることができました。

結果は大満足で、iPhone・iPadでのiPengの反応はとても速く、CDのリッピング・ファイルのアップロードも短時間になり、ストレスのない音楽鑑賞環境になりました。

Raspberry Piによる模倣品製作はいつになるかわかりませんが、メインのオーディオシステムに使う計画に変更しました。ちょうど、McIntoshのアンプのリモコンが故障してしまって、音量調節が不便になったところでした。

これまで頑張ってくれたTS-112は分解して廃棄処分としました。

(完)