原鉄道模型博物館 再訪

2015年6月18日、東京からの帰途、少し時間があったので、3年ぶりに訪問しました。
展示に大きな違いがあるようには感じませんでしたが、写真撮影禁止が解かれていました。また、原信太郎氏製作の車両もスケジュールで走っていたのは嬉しく思いました。でも、日頃の整備が大変でしょうね。

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特に興味を引いたのは、この広いレイアウトでの列車運転ができるようになっていたことです。これは楽しい企画です。

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この運転台でE03が牽引する列車を車載カメラの映像を見ながら運転できるというものです。2台のセットがありました。予約は空いていたようでしたが、遠慮しました。
動画です。

ドイツの電気機関車を日本の電車制御器(古いタイプですが、本物のようです)で運転するというのはちょっぴり苦笑いではありますが、汎用性を考えると、いい選択でしょうね。ともかく、大型画面のライブ・ビューのきれいさ・なめらかさには驚きました。それが際立つのは、細部まで作り込まれているシーナリーがあるからですね。これでヘッドセットを付けたら機関車のモーター音が聞こえてくる、となれば最高でしょう。
下の写真はビデオ画像からの切り取りなので粗いですが、カメラを搭載している機関車正面は、カメラ用に前面窓の中央枠をはずしているあたり、RocoがHOで出したkamera-lokのE103とそっくりです。

E03

あとで、業務用画像送受信システムを使っていると教えていただきました。
この車載カメラの映像を眺めていて、ライブ・ビュー導入が、わが模型鉄道の次の課題になりそうな予感がしました。

いずれ、入線ホームや経路選択のスイッチ操作などの担当も可能になると面白いでしょうが、事故を起こさないシステムが必要になりますね。

原信太郎氏製作の「或る列車」は、JR九州が実際に作っているというのを聞きましたが、はたしてどんなものなんでしょうか。模型の味は格別です。

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