能勢のドライブでサプライズ

2020年12月6日

紅葉の中をドライブしたくなって、能勢まで行ってきました。午後に出発して、近畿自動車道・中国自動車道は空いていたので早く着けそうと思った後に、池田市では日曜らしい混雑がありました。国道173号線で川西市に入って以降は紅葉の山中ドライブで、札幌から支笏湖や中山峠に向かう道を思い出す感じでした。

北海道と違うのは道路の端に蓋のない側溝があるという点でしょうか。積雪を考える必要がないからと推測しますが、なかなか怖いものです。

1時間ほどで「道の駅 能勢(くりの郷)」に着いたら、駐車場はほぼ満車でした。ライダーたちも多く休憩していました。周りは紅葉がきれいです。

買い物休憩で、栗の食品を中心にごちゃごちゃと買いました。能勢町産品をチェックしたつもりでしたが、帰宅してから確認したら、マロングラッセは中国産の栗でした。他はおおむね能勢町関連品でした。

道の駅での休憩が終わった午後3時過ぎに、もう少し紅葉ドライブを楽しみたいなと思って調べてみたら、「野間の大けやき」が近くだとわかり、眺めに行くことにしました。それがなかなかのサプライズになりました。

カーナビとスマホのグーグルマップで確認したら、すぐ先に大阪府道4号線(茨木能勢線)があり、それがルートの第一候補になっていました。173号線から府道4号線に入り、空いたワインディング・ロードをすいすいと進んでいきました。

途中、田尻という交差点から「野間の大けやき」到着までのドライブレコーダーの動画を入れておきます。7分ほどで、音は出ません。動画の最初で、前を横切る府道106号線の往来はあり、こちらに入ってくる車はありますが、直進する正面の往来はありません。この交差点で左右どちらかに迂回するのが正解でした。

知らなかったのですが、帰宅後に調べてみたら、田尻から猪ノ子峠を越す4号線がとっても狭隘で未舗装(簡易舗装が剥がれている)部分もあり、そのことで有名な道路だそうですね。

西日が正面になることが多く、途中にいくつか道路脇の看板がありましたが、読んでいる余裕はありませんでした。「ポツンと一軒家」への林道みたいになっていきます。人が歩いていたのにはびっくりしましたが、対向車が来なかったのが幸いで、面白かったものの、また通りたいとは思わない道でした。

5分ほどの峠道ドライブの興奮の後に到着した樹齢千年の大けやきは葉が散っていましたが、むしろ枝の複雑な造形がよくわかって魅力的でした。隣に資料館もあります。能勢には室町時代から山城が多くありましたが、このけやきはその頃から立派だと言われていたそうです。

十分に紅葉ドライブを楽しんだので、帰路のルートをナビに入れました。大けやきのすぐ近くに国道477号線があります。途中、豊能町のときわ台で、左折すると箕面有料道路という標識があったので、ナビのルートではなかったのですが、そちらを選びました。しばらくして、ナビには出ていない右折する道路があり、道路案内標識に箕面バイパスと書かれています。この案内はグーグルのストビューにはまだ写っていません。

右折すると、ナビ(2019年版)の地図から道路が消えました。ずっと先の新名神・箕面バイパスのところだけが浮いて示されています。つい最近の開通道路のようです。

これが2つめのサプライズでした。この道路は最後の快適紅葉ドライブとなりました。

箕面バイパスは長いトンネルで新御堂筋(国道423号線)につながっており、大けやきから1時間足らずで帰宅できました。

北海道では旧道というのは少ないので、あまりナビを重視していませんでした。大阪(本州)では狭い旧道・路地、一方通行が多く、どこに行くのでもナビは不可欠です。でも、ナビだけを頼りにしていると変なルート(狭い道路)になることも多いですね。もっと道路の案内標識に注意しないといけない、あるいは事前にルートを調べておかないといけない、そんな教訓になる面白いドライブでした。