大阪市営地下鉄100形

堂島の歯医者に行って、帰りは淀屋橋駅から地下鉄に乗ろうと歩いていたら、大阪市役所前に地下鉄100形105が展示されていて、びっくりしました。1970年の大阪万博の前くらいまで走っていたので、とてもなつかしい車両です。

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「大阪市営地下鉄開業80周年」と書かれた横断幕が前にあります。そういう記念事業の一環のようです。普段はどこかに静態保存しているようですね。カメラを持っていなかったので、携帯電話のカメラで写しました。

上の写真は南側から撮っているので、行き先表示板が心斎橋となっていますが、北側の行き先はちゃんと梅田になっています。梅田-心斎橋は大阪市営地下鉄開業時の区間です。

両面に折りたたみ式の転落防止柵が付いていて、連結部分では両側の車両から延ばしていました。昔のエレベータのドアみたいで、この雰囲気はとても気に入っていました。

次のようなサボ(車両横の行先標)があったのは記憶にありませんが、サボ受けがちゃんと付いていますね。

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初めて乗った頃の御堂筋線営業区間は梅田-西田辺か我孫子(あびこ)だったように記憶しています。その後は毎年のように延長されていました。

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御堂筋線では、梅田、淀屋橋、心斎橋駅の高いドームが開放的でした。特に淀屋橋駅の北側(京阪淀屋橋駅に向かう)階段部分は、今は中二階ができて、面影は隠されましたが、「ゴジラ」の第二弾「ゴジラの逆襲」でゴジラとアンギラスが付近で暴れまわって、土佐堀川の水が流れ込んできた映像を覚えています。子供心には実物のように思えました。

映画では電車は出てこず、たった3人が誰もいない淀屋橋駅に逃げ込んで、水に呑まれてしまいます。今時のパニック映画なら、電車とともに大勢の人が逃げ込んでいる場面になるでしょうが、そういう光景にせずとも、十分に核心をついた迫力がありました。