札幌在住時代、21世紀になったころ、模型鉄道の遊び心が再燃しました。
小学生の頃から鉄道は好きで、模型は数両の真鍮やブリキ製のOやHOの車両をもてあそんでいました。その後は、たまに雑誌やN(軌間9mm、縮尺1/150程度)の車両を買っていたくらいで、気持ちはずっとくすぶっていました。
どういうきっかけだったかは定かではありませんが、Gゲージというサイズ(軌間45mmで、縮尺は1/18~1/23)の大型模型を知り、LGB製の中古品をアメリカのeBayで買ってみて、電源やコントローラを自作して、床で走らせて、その楽しさから離れられなくなりました。その後は、同じ軌間の1ゲージ(縮尺は1/32)にも手を出しました。
子供の頃に読んだ模型雑誌では、素材を加工して作っていくスクラッチ・ビルディングの記事がほとんどで、素材加工はとても無理だと思っていました。でも、自分の知識と技術で扱える範囲の楽しみ方があり、その範囲を少しずつ広げていく楽しみもあります。
2005年頃から、自宅リビングの窓際に棚をつないで、直線走行路と小さなヤードを作りました。さらに、ループ部分の組み立て式の木台を作り、周回運転ができるようになりました。木台は使わないときはしまっておけます。
そのころのレイアウト図は次のようなものです。

赤の部分が固定式直線往復区間、茶色が組み立て式のループ部分です。この図面では左右の半円が同じになっていますが、実際には右側にヤードがあって、ずれがあります。そこで、曲線部のB区間で300mmの直線を1本入れていました。1・Gゲージの場合は道床なしで、板の上に線路をそのまま置いてつないでいくので、少しくらいの誤差は長い直線部で吸収できました。
DC電源や制御機器の多くを自作して揃えたのですが、DC制御にはいろいろと不満がありました。その一方で、DCCやサウンドの紹介記事を読むたびに、ギミック好きにとって、DCCはとても魅力的に思い、レイアウトを作りつつ、車両のDCC化を進めていきました。
現在保有している車両はほとんど札幌で改造工作したものです。DCC化の工作はいずれ別にまとめる予定ですので、ここでは当時の写真だけを点描します。
これは2007年5月の写真です。札幌の遅い春で、自宅の桜が満開です。
ヤード部分で、上のレイアウト図では右下にあたります。

周回の組み立て部分をはずしてあり、周回用線路は棚に収めています。壁の棚に車両を置いていますが、地震の揺れに備えて、丸いプラスチックを付けました。こんなもので大丈夫かどうかはわかりません。
以下は周回を走る列車の写真です。撮った時期が違うので、一部、車両が異なっています。
窓際の固定式から組み立て式周回路に入ったところです。上のレイアウト図では、左下、曲線区間Aのあたりです。

直線路に入ってきました。

直線部の後半です。ヤードの裏側にあたる本棚を回っています。このあたりは本棚に折りたたみ式の棚受けを取り付け、板を置いているだけです。


周回を戻ってきた列車です。このあたりは曲線と直線が連続していますので、かなり車両間がずれます。

組み立て式レイアウトは、走らせる前と後に、設置と片付けという手間が大きいので、月に数回程度の運転でした。でも、長い直線区間を端っこから眺める光景はとても楽しいものでした。