子猫の保護 6 ショーが里子に

9月15日、お世話になっているボランティアの方の紹介で、里親候補さんがいらっしゃいました。ご家族揃って猫好きで、すでに2匹の猫を飼っているのですが、相性の合う子猫がいれば、とのことでした。いつものように、1時間ほど猫カフェに入って、3匹と遊んでいただきました。その結果、ショーと相性がぴったりということになりました。

17日、里親さんのお宅にショーを連れて行きました。キャリーの中で不安げなショーです。

引っ越し先は大阪市内、淀川の対岸です。先住猫が2匹(4歳と8歳くらい)いますので、ちょっと心配しましたが、翌日には猫同士の挨拶ができて、同じ部屋でくつろいでいると教えていただきました。そして、名前がリジ君となりました。先住猫の一匹が「カイチョー」さんだそうで、リジ君の本名は「リジチョー」となり、呼び名はリジ君だそうです。すごい出世です。

猫カフェはボブとアイの2匹になりました。一見、少し静かな雰囲気になりましたが、深夜にフェンスをよじ登って暴れまくっている音がよく聴こえてきます。床に置いているおもちゃの配置が朝にはすっかり変わっています。

寝るときはたいていくっついています。

猫カフェ部屋のドアを開けると、トットトットとやって来ます。

2匹だけの食事です。

朝、パスカルと散歩から帰ってくると、こんな格好で外の景色を眺めていることがあります。右側で起ち上がっているのがアイで、見えにくいですが、左側にボブが座っています。

最近の体重測定の方法です。ボブは順調に体重が増えています。生後5ヶ月目になる10月に入って2.5kgを超えました。

アイは小食で、ちょとボブに遠慮しているような気もしますが、食べ残しをスプーンで食べさせたりしていて、10月に2.1kgになりました。

ずっとダイの大食・成長ぶりを見ていたので、アイの成長が遅いのではないかという気分でした。でも思い返せば、トコが2kgを超えたのが生後6ヶ月(推定)ほどだったので、アイの体重の少なさを心配する必要はまったくないことに気づきました。

体重測定の紙箱が小さくなってきたので、籐のかごに変えました。これはおとなしく座ってくれます。

最近に思いついた遊びです。爪研ぎの箱が潰れたので、それを橇(そり)にしてみました。先ずはボブで、ボブの橇なのでボブスレーです。以下の動画の音は消してあります。

アイの番です。ボブはビビリなので座ってしまうのですが、アイはうまく姿勢を低くして楽しんでいます。

ボブスレーをしていると、アイが乗りたくなりました。2匹一緒はむずかしいですね。

これからどうなるかわかりませんが、猫カフェでお客様待ちが続きます。

(続く)

子猫の保護 5 ラクとダイが里子に

保護日(6月5日)から8月20日(推定14週齢)までの体重変化グラフです。外見は全員が同じように見えますが、オスとメスの体重増加率が少し違ってきました。ともかく、ダイは別格で、持つとずっしりと重いのがわかります。

5匹の写真です。全員とっても人好き遊び好きです。

テレビも好きですね。

生後2ヶ月を超えると、それなりに性格の違いが見えてきました。

ダイ(♂)は一番の成長ぶりで、爪切りの最中に眠ってしまう、おおらかな「兄貴」の雰囲気です。

ショー(♂)は元気な「グーグー丸」で、人の肩に乗るのが大好きです。

「ボブテイル」のボブ(♂)は甘えたで人なつっこく、なかなかひょうきんなところがあります。

「鍵々しっぽ」のアイ(♀)はとても好奇心旺盛で、渡り板を使わずにフェンスをよじ登って本棚に上がる元気娘です。でも、ちょっとシャイなところがあって、猫カフェに入ったお客さんに最初は近づけないようです。慣れると、くっつきたがりなのですけど。

「鍵しっぽ」のラク(♀)です。人なつっこく、積極的な遊び好きです。

 

8月19日は待望の日でした。ボランティアの方々の計らいで、2組の里親候補さんが来宅されました。どちらにも1時間ほど、猫カフェに入って5匹と戯れていただきました。

その結果、ラクとダイが引っ越すことになりました。ラクは京都へ、ダイは大阪のご近所です。

塀の隙間に落ちたラクが最初に決まりました。ラクは「落」で「楽」で、それが「洛」にお引っ越しで、グッド・「ラック」というダジャレが続きました。里親さんは、名前は幼名のラクちゃんのままにするとのことでした。

ダイは名前を「大次郎」としてもらって、9月に入ってから引っ越しです。どちらも素敵な里親さんで、とってもラッキーでした。

8月22日、健康診断と2回目のワクチン接種に行きました。ラクは引っ越してから里親さんが連れて行くことになったので、4匹を連れて行きました。このキャリーでは満杯になり、とても重くなりました。

8月23日にラクがお引っ越し、9月1日にダイがお引っ越しとなりました。

9月10日現在、ダイとラクがいなくなっても、ショー、ボブ、アイの3匹はさみしい感じはなく、仲良く元気に遊んでいます。

最近は空のペットボトルがお気に入りです。ペットボトルの扱いはボブが一番上手です。

おもちゃを上から吊ると大喜びですが、みんながジャンプして危険なので、床を動かすだけにしています。

これからどうなるか、ですが、残念ながら、これまでのところ、先住猫のトコは子猫たちを受け容れる雰囲気ではないし、今後15年以上は生きていく子猫たちを最後まで世話するのは当方の年齢では無理なので、ともかく当分は猫カフェでお客様を待つことになります。

(続く)

子猫の保護 4 里親募集開始

7月18日、5匹を獣医に連れて行って、診察と1回目のワクチン接種(三種混合)を受けました。

みんな元気で、高い本棚の上でくつろぐようになりました。左からラク、ダイ、ボブ、アイ、ショーです。この頃には、黒の縞模様はかなり消えて、全身が黒光りするようになり、目は金色です。

こういう姿を見ると、シンクロの動きをさせてみたくなります。左からボブ、ラク、ショー、アイ、ダイです。でも、撮影はむずかしいですね。

8月に入ってから、ピアノの高さより上にある窓のカーテンを開けてみると、みんな興味津々です。

窓にボブが飛びつきましたが、すぐに落ちました。

その後、ダイが飛びついて、前足だけで頑張っています。

これもパンドラの箱を開けたことになったので、窓下に窓外観覧台を取り付けました。

ダイとアイが外を眺めています。

 

この頃、地元のボランティアの方に、ネットでの里親募集の案内を出していただきました。その際、きちんとした里親募集ではいくつかの条件があることを知りました。里親に応募するには、原則として高齢者でないこと、家族全員の同意があること、ワクチン接種などの保健費用は里親が支払うこと、譲渡は里親候補の自宅を確認してから行うこと、譲渡の誓約書を交わすこと、などが求められます。

このような条件は譲渡する立場としては安心できますが、里親を募集している猫は多く、里親に応募してもらえるかはなかなか不安な待機期間です。

(続く)

子猫の保護 3 成長2

7月に入り、子猫たちを見分けるために、色違いの首輪を作りました。

朝ご飯前に付けて、夜に外します。

これですぐに誰かがわかるようになりました。

遊びに迫力が出てきました。音は消してあります。

もう、波板で囲うのは無理なので、部屋を開放しました。

2階の部屋を開放したものの、人間は1階で生活していますので、子猫たちの食事や遊びに2階に行くのが面倒になり、1階の部屋に移動させることにしました。でも、1階はいろいろと家具があるし、パスカルもトコもいますので、部屋から飛び出されては困ります。そこで、部屋の中をフェンスで仕切って、「猫カフェ」を作ることにしました。得意?の木工作業は1週間くらいかかりました。

1階の部屋の出入り口は天井までのドア付きフェンスで仕切って、2重ドアになりました。こちら側が猫カフェ部分です。

ソファに寝転ぶと「子猫まみれ」になります。

スピーカーはネットフェンスで覆いました。

ピアノは梱包しました。

移動させて数日後には、出入り口フェンスをよじ登って本棚の上から降りられなくなってピーピー鳴くことが頻発しました。

仕方がないので、キャットウォークや昇降のための板を取り付けました。

全体の雰囲気です。

パスカルが覗けるようになりました。子猫たちはパスカルを怖がりませんが、パスカルが興奮してしまうので、ちょっと見せるだけです。

(続く)

 

子猫の保護 2 成長1

6月9日、保護して5日目です。離乳食を細かくしてミルクに混ぜてみると、みんな食べ始めました。乳歯は少し出てきています。体重増加もだいたい順調です。

この頃からトイレを使えるようにもなりました。たいしたものです。

成長記録のために幼名(識別名)を付けました。すべて黒だし、まだ目の色はすべて青(キトン・ブルー)なので、しっぽの形を基本にしました。

ダイ♂(大)とショー♂(小・翔)はストレートなしっぽで、体つきの大小で区別しました。ボブ♂はしっぽがほとんどないので、ボブテイルのボブです。ラク♀(楽・落)はしっぽが直角に曲がった「鍵しっぽ」です。ラクが塀の隙間に落ち込んだ子です。アイ♀(i・AI・愛)はしっぽが途中で直角に2回曲がった「鍵々しっぽ」で、iの文字みたいです。

6月18日の動画です。どんどん動きが激しくなるので、広く遊び場を作って、波板で囲いました。音は出ません。

次の写真は6月24日です。左から、ショー、ボブ、ダイ、ラク、アイと並んでいます。お皿が同じなので頭のサイズで2週間の成長がよくわかります。

保護した6月5日から6月24日までの体重変化グラフです。体重はほぼ倍増しました。ダイの体重は抜きん出ています。

一方で、黒ママは数日ほど子猫を探し回っていましたが、落ち着いてきたようです。でも、オス猫に追いかけられるようになったので、黒ママのTNRが課題となりました。

6月22日、黒ママを捕獲することができました。捕獲器は踏み板方式で、奥の方にエサを置いて、猫が踏み板を踏むと後ろ扉が閉まるようになっています。これは前日の予行演習の写真です。黒ママが捕獲器の中でエサを食べてくれました。

捕獲当日の朝、獣医にTNRを予約していましたが、捕獲器を置く前に黒ママが現れてしまったので、奥にエサを置くことができず、真ん中くらいに置いて、少しお尻が出ている状態で、手で扉を閉めました。上の予行演習の写真より少しだけ奥に入った状態です。慣れないとむずかしいものですね。

黒ママは怒っていましたが、風呂敷をかけたらおとなしくなり、クルマで獣医まで運びました。その日の午後に手術、翌日の夕方には戻しました。少し疲れた様子でしたが、夜にはエサを食べに来ました。

サクラネコになった黒ママです。TNRしたメスは左耳、オスは右耳の先を少し切り取ることになっています。黒ママは血液検査も受けて、猫エイズも白血病も陰性でした。

その後、黒ママは予定通り拙宅の外猫となり、落ち着いた生活をしています。

(続く)

子猫の保護 1

今年(2018年)の夏は異常な暑さが続きました。初夏からパスカルの食欲不振が続く中で、大きな出来事があり、模型あそびからも遠ざかっていました。少し落ち着いてきたので、その出来事を書いておくことにします。

わが家の飼い猫となったトコのレスキューは4年前でした。「歴史は繰り返す」が現実となりました。

5月25日の朝、淀川散歩の後でパスカルと2階のバルコニーにいたら、下から子猫が’鳴いているような、かすかな音が聞こえてきました。それがすべての始まりです。

庭に降りて探してみると、余った建材などを置いている軒下の奥に数匹の子猫がいました。奥に黒っぽく見えています。

近所を回っている野良の黒猫(以下では黒ママと呼びます)が子猫を運んできたようです。

黒ママはトコと同い年くらいでしょうか。よくオス猫に追いかけられていて、これまでもお腹の大きい姿を何度も見かけていました。トコが塀の隙間に落ちずに生き延びていたら、同じような生活になっていたと想像できます。

黒ママが運んできた子猫は生後10日くらいです。子猫を敷地内で見つけてしまうと、おっぽり出すわけにはいきません。仕方がないので、適当な時期に子猫たちを保護して、いずれ里親探しをするしかないと覚悟しました。

もちろん、それまでによそに引っ越していけば、それはそれで縁がなかったことになります。子猫を保護したら、黒ママにはTNR(Trap-Neuter-Release:野良猫を捕まえて、不妊・去勢手術をして、放す)をして、今後は拙宅の外猫(地域猫)として余生を過ごしてもらうのがいいかなという気持ちになりました。里親探しもTNRもしたことがないので、ちょっと浅はかだったかもしれませんが、他の方法は思いつきませんでした。

TNRのことは聞いていましたが、具体的知識がまったくないので、ネット検索で調べる一方、地域猫活動をボランティアでなさっている方に連絡して、いろいろと教えていただきました。この方がいらっしゃらなかったら、どうなったかわかりません。

子猫を保護するのは離乳期を迎える4週齢あたりが適当、その後に母猫をTNRするのがベストということなので、子猫の保護は6月中旬あたりを目標としました。可能であれば、母猫と一緒に保護するのが一番とのことでしたが、黒ママは完全な野良猫なので、それは無理でした。

5月27日、子猫たちがいたのがコンクリートの上だったので、段ボールにタオルを敷いて入れておこうと引っ張り出したら、なんと、黒猫ばかり5匹もいます。みんな元気そうです。

段ボールに入れておいたら、黒ママはその日のうちに子猫たちを庭の隅に運んでいきました。快適になるだろうと人間が勝手に解釈してもダメで、母猫が選んだ場所のままがいいのですね。

この段階で2匹が運び忘れられていましたので、黒ママがいる状況で2匹を加えました。黒ママは謝意を示す態度ではなく、近寄ったことをとても怒っていました。こういう置き忘れも子猫の淘汰手段なのかもしれませんが、黒ママはそのまま2匹を受け容れました。

明日から雨の予報なので、今度は黒ママがいない隙に波板を塀に立て掛け、上をテープで留めておきました。この波板で雨を防ぐことができて、5月31日まで過ごしていました。

6月1日になって、またもや引っ越しです。次の引っ越し先は2階のベランダの隅でした。ここは去年あたりに遮光シェードが千切れて落ちていて、片付けるのを忘れていました。うまく場所を探すものだと感心します。

今回も庭に1匹が残っていましたので、黒ママのいない間に混ぜておきました。こういう介入がどういう結果になるのかわかりませんが、庭の隅に子猫を残したままで放っておくわけにはいきませんでした。

6月3日の午後、ベランダから子猫がすべていなくなりました。敷地内を探しましたが、どこにもいません。これで保護計画は消えたと、残念な気持ちと少し安心した気持ちが交錯していました。

でも、ひょっとしてと感じて、2階の窓から覗いたら、隣家の隅にいました。手を伸ばして写真を撮ったら、黒ママもこちらを見上げていました。

「ひょっとして」が当たりました。ここは少しの雨なら大丈夫のようですが、その奥には4年前にトコが落ち込んだ隙間があります。この場所はトコの母親も選んだように、母猫としては隠れ家としてうってつけの場所と思うのでしょうね。

6月5日夕方、その夜から翌日にかけて大雨の天気予報があり、子猫が隙間に落ちてしまうと大変、ということで、予定を1週間ほど繰り上げて、子猫を保護することに決めました。事前に隣家に連絡しておいて、黒ママがいない間に隣家に入れてもらいました。

雨がポツポツと降り出した中で4匹を取り上げて、あれ、もう1匹は?、と探したら、トコと同じ場所に落ち込んでいるのを見つけました。急いで自宅ガレージに戻りました。

4年前にトコ救出のために壊してもらっていたブロックにはステンレスの蓋をしていただけで、セメントでの穴埋め補修はしていませんでした。この日があることを予想していたかどうかは定かではありません。

簡単に蓋を外すことができます。

ここから手を入れたら、すぐ横にいました。触ると暖かく元気よく動いています。トコを引っ張り出したときより小さい骨格の雰囲気なので、簡単に取り出すことができました。その直後から大雨になりました。落ち込んだ隙間には屋根がないので、間一髪だったようです。トコはここに1週間近く閉じ込められていましたが、その期間は幸いにも雨は降りませんでした。

これで全員揃いました。しかし、5匹は多いですねえ。オス3匹、メス2匹で、みんな黒ですが、グレーがかった毛が混じっているのもいます。全体に黒の縞模様になっているようです。3週齢くらいで、黒ママが5匹もよくぞここまで育てたものと、あらためて感心です。

体重は280gから340gまで幅がありますが、みんな元気です。パスカルとトコから隔離するため、トコを保護したときと同じ2階の部屋の片隅に入れました。子猫用ミルクを哺乳器でやるのは初めてで、なかなかむずかしいものでしたが、なんとか授乳できました。

保護した6月5日の動画です。音は出ません。

翌6日には獣医に連れて行って診てもらいました。少し痩せ気味の個体もいましたが、5匹とも健康で、パルボウィルス検査も陰性でした。

(続く)

最近のトコ 2016 夏

6月にトコも2歳になりました。
自慢のカイザー髭です。

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完全に家猫となったトコは動く映像に関心があるようです。
コンピュータ・ディスプレイのマウスの矢印を追いかけます。
この写真は自分でマウスを動かしているように見えますが、そこまではできません。

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テレビを一人で観ていることもあります。

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「岩合光昭の世界ネコ歩き」は間近で視聴です。

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ネコが写っている動画サイトは大好きです。

普段、家の中で動くものが少ないのでしょうね。ハエトリグモなどを見つけると熱心に追いかけます。その結果なんでしょうけど、鼻の穴に虫とかゴミが詰まっているときがあります。
近接撮影しました。右の鼻の穴に黒っぽいものが見えています。なぜかいつも右です。濡れたティッシュで取ります。

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外(庭)を見るのも大好きです。野鳥や野良猫がやってくると必死に見ています。

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庭が見えるように、ベッドは窓際です。後ろにカーテンを回しているのは、パスカルから見えないようにするためです。

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トコのベッドの横にはトコの椅子もあります。椅子で寝るほうが少ないようです。

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暑くなってくると、それなりに涼しい場所を選んでいます。

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一番好きな場所は、網戸だけになった窓です。

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おとなしそうな写真ばかりですが、人間も犬も寝てからは、暗闇の中を走り回っています。最近はパスカルが寝ているすぐ横を走り抜けても、パスカルは寝たままで気にしなくなりました。

小さい頃からの遊びはまだやっています。

最近は、ほうれん草、水菜、白菜などの菜っ葉が大好きになっています。だから、観葉植物を部屋に置くことができません。

最後はダジャレ「トコの間」です。

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トコは遊びを誘ってきたり、冬には布団に入ってきたりしますが、おとなしく人に抱かれて喉をグルグル鳴らすようなタイプではありません。パスカルJrが年下に見える、なかなかの気まま自由ネコです。相変わらず掃除機は嫌いです。

トコの成長 2

2015年1月5日、避妊手術を受けに行きます。
いつもの通院姿です。

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おとなしくしています。

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無事に手術が終わって、帰ってきました。麻酔の影響か、ちょっとしんどそうです。

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1月8日です。元気です。
このころから、上に向くヒゲが目立つようになりました。

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2月9日です。パスカルへのちょっかいは再開しています。

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こういう高いところへは軽くジャンプして上がりますが、下へのジャンプ着地はドスンと大きな音を立てます。わざとかどうかは、わかりません。

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床でよくとるポーズです。

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3月21日、玄関と居間のドアの内側に、トコが勝手に出て行かないように、網ドアを自作して、取り付けました。
パスカルが向こうに写っていますが、わかるでしょうか。

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トコは押し下げるタイプのドアノブを簡単に開けてしまいます。また、障子や襖も開けます。パスカルは玄関に出てもかまわないのですが、トコが出るとややこしくなります。それに、夏の風通しが必要なので、どうしようかと、2ヶ月くらい悩んで、こういうスタイルにしました。
天井までの高さにしたので、最初はトコも上の方までよじ登っていましたが、その後はあきらめています。冬場には小さくたためるように、折りたたみにしましたが、トコの行動を考えると、年中使うことになるので、手間をかけた折りたたみ式は不要でした。

帰宅すると、こういう姿で迎えてくれることがあります。

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トコはとっても「やんちゃ」ですが、実は、大の恐がりです。訪問客など、見知らぬ人が部屋に入ってくると、寝室の奥の本棚の下に隠れて、お客さんがいる間、何時間でもじっとしています。掃除機も怖がって、同じような行動です。
札幌時代のテコは人好きで、お客さんの膝に乗りにきていたのと対照的です。まあ、テコが高齢になってからの大阪では、動かないで見ているだけでしたけど。

 

パスカルSrの思い出 2

1998年11月に、これまで過ごした厚別区から中央区に移りました。
パスカルの新しいハウスです。
11月20日、まずパスカルを移して、残っている荷物を運んでいる時期です。

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11月22日、厚別区の家で掃除をしていると、もうパスカルはいないのですが、カイがやってきました。ほとんどの家具は移っています。

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そして、11月29日、厚別区最後の夜です。明日は明け渡しです。
カイが来てくれました。

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しばらく家の中をうろついて、ご飯を食べているのを見ていて、もう、中央区へ連れて行って、家猫にするしかない、と決めたのですが、開けたままの窓ドアから出て行きました。
外で呼んでも戻ってきませんでした。これがカイと会った最後です。4年以上の付き合いでした。

この別れもあって、その暮れに、迷いネコがいるから預かってもらえませんかという話が来たとき、喜んで引き受けました。それがテコです。

1999年1月、パスカルは落ち着いて、ゆったりと過ごしています。このころ、体重が38キロにもなり、少しダイエットをしています。

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お正月なので、ちょっとビールを・・・大好きです。

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2000年5月、ハウス前のベランダでサッカー遊びをしています。エゾ山桜が満開です。

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7月には、こんなプールで遊んでみましたが、すぐに破れました。

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2001年、好きなショット3点です。

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2002 年1月5日、パスカルがハウス内でしんどそうだったので、寒さがこたえるようになったのかな、と思って、その後は室内で過ごさせるようにしました。しばらく は、活発ではないけれど、普段通りに生活していましたが、3月9日に動けなくなりました。
知人の獣医に精密検査をお願いしたら、末期の癌だとわかりました。ゴールデン・リトリーバーにはよくあるそうです。患部の摘出手術を受け、2回輸血をしてもらい、折々に元気になった様子を見せてくれていましたが、5月7日に亡 くなりました。

最後の4カ月はパスカルと濃密な時間を過ごしました。ドライブが好きだったので、動けなくなっても、「ドライブ」と言ったら喜んで立ち上がりました。歩くのも乗り降りも、持ち上げてやらないと無理でしたが、クルマに乗ったら立ち上がって、窓から顔を出して踏ん張っています。亡くなる前日にもドライブに行くことができ、ドライブ中はいつものスタイルで風を受けていました。

犬の実際を知らなかった未熟な飼い主でしたが、パスカルは犬のいる生活という楽しさをたっぷり教えてくれました。
(完)