阪急2800系 8 電装1

2月6日から、やっと客室内の天井照明の作業になってきました。

先ず、床下からの給電線について、ケーブルを伸ばして車体側につなぐだけであれば簡単なのですが、いろいろな調整や補修をするときに邪魔になります。床を車体に取り付けるときに接触するコンタクト・スイッチの方法を考えてみました。いろいろ試行錯誤した結果、次のような接触板としてみました。

導電性を考えると銅板が良さそうですが、薄い銅板がなかったので、0.2mm厚の真鍮板を使いました。金切りバサミで切ったので、平面を出すために小さな当盤の上で軽く叩いています。

床板の両端はカプラーを取り付けるために、切り込みが入って、下に下げられているので、これを利用します。

その幅に入るようにプラ板を切り取って、ついでにブリッジダイオードを挟みました。車体側にはプラ板を渡して、下と接触します。ネジで車体に床板を留めたときに、プラ板が少し下にたわむだろうという目論見です。

LEDテープに介する抵抗(1KΩ)は天井に配線します。ブリッジダイオードも天井のほうがいいのですが、ちょっと高さが合いませんでした。まあ、DCCなので、ダイオードだけでも十分でしょうけど。

車体側と床板側のプレートです。車体側のプレートは内装を終えてから貼り付けます。

これで行けそうだったので、量産しました。デコーダーを入れる車両(先頭車2両と動力車1両)には、もう一工夫必要な気がしますが、その時に考えます。

中間車の照明の様子を調べるために、別の機関車で押したり牽いたりして、点灯状況を調べてみました。機関車に連結しているのは先頭車の床下です。先頭車のみカプラーとドローバーを取り付けているので、カプラーで機関車と連結し、中間車はドローバーで連結します。以下の動画では音が出ます。

先行きが不安になるほど、とんでもなく「点滅」します。とてもコンデンサで収まる程度ではありません。最初はコンタクト・スイッチが問題かと思いましたが、そうではなく、下回りです。車輪の軸先、台車の軸穴、センターピンのコンタクトなどを整備して、かなりマシになりましたが、「点滅無し」には至りません。

この集電不良問題は、天井照明の取り付けと、台車の整備をやりながら、解決法を考えていきます。できるだけコンデンサを使わない方針です。そのため、車体を取り付けないで床下の状態がチェックできるように、「接触不良テスター」を作っておきました。LEDテープを床下機器にクリップだけで結線できるというだけのものですけど。

接触不良の整備作業は完成まで続きそうな予感です。

それはさておき、先頭車2両(2811と2851)の照明を考えます。ファンクション・デコーダー(照明機能のみのデコーダー)として、安く上がるワンコイン・デコーダーを作ってみようと考えていましたが、PICkitを持っていないので、先ずは中国通販で購入しようとした時に、LaisDCCというメーカーのデコーダーを見つけました。これまで知らなかったのですが、NMRA(全米鉄道模型協会)のID番号を持っているので大丈夫だろうと思い、PICkit 3(互換品)と一緒に購入してみました。価格は1個$12(送料無料)でした。PICkit 3と同じ値段ですね。とりあえず2つでよかったのですが、4つ注文してしまいました。

そこで、適当なLEDを決めることにします。久しぶりにブレッドボード(回路試作基板)を出しました。こういうときのDCC電源はバックマンのコマンダー(EZ Command)が簡単で便利です。

次の写真で、手前の4つが中国通販で買った小型LEDで、右から2つめが白色、他の3つが電球色です。後ろの砲弾型(ブレッドボードに比較基準として常駐)も電球色です。写真でははっきりしませんが、小さいのはオレンジ色みたいですね。時々、正面から見ると内部の発光の乱れがあるので、それをチェックしているところです。

先頭の天井に下地の紙を貼りました。絶縁を兼ねています。

2灯式の前照灯です。いつも、LEDのプラスには足の付け根に赤マークを入れています。配線間違いをできるだけ少なくするためです。それでも間違えますが、それほど壊れた経験はありません。ハンダによる加熱も含めて、思った以上にLEDは丈夫ですね。

こういう取り付け方にします。

仮置き状態で、デコーダーからの前照灯出力で点灯してみました。1KΩの制限抵抗ではまぶしい明るさです。

この小型白色LEDの輝度も高いようですが、デコーダーからの照明出力電圧を調べてみると、17Vもありました。こんなに高い電圧だったのですね。ESUのデコーダーも同様で、いつもCRDを挟んでいたので、これまで気にしていませんでした。バックマンのコントローラからのラインを整流すると15.8Vでした。

どうであれ、種別灯(通過標識灯)も同時に点灯させますので、4個直列にしても明るすぎて、制限抵抗は2KΩくらいが良さそうです。CRD(定電流ダイオード)を使って試してみると、15mAでは明るすぎ、5mAでちょうどでした。これまで通り、手間なしのCRDを使います。

デコーダーによる前進と後退のチェックです。この段階ではCRDではなく、抵抗を使っています。

種別灯を白色にするか電球色にするか、少々悩み、テストしてみました。向かって左側だけ点灯しています。
白色です。

電球色です。

写真写りはオレンジ色なのですが、まあ、50年前の車両ですし、尾灯の赤色とは明らかに違うので、電球色でいいことにします。

種別灯・尾灯のコンビネーションを4つ作りました。遮光は取り付けながら考えようと思います。

こんな作業をやっていて、またもや不手際です。2851の側面にハンダごてを接触させてしまいました。

ちょっと水研ぎして、吹き付けるかタッチアップして、他の車両と同様に、内装壁(+窓ガラス)を入れる前に再度トップコートを吹き付けます。8両編成だから、目立たないでしょう(か?)。

(続く)