テーブルに引き出しを

コンピュータを置いている南洋材のテーブルは広くて使いやすいのですが、引き出しがないため、文房具などの小物をいつもテーブルの上に置いたままにしてしまいます。テーブルの下の奥に整理棚があるのですが、出し入れが手間でした。先週、突然に思いついて、引き出しを取り付けることにしました。

2年前に設置したときにパスカルと記念写真を撮っていました。

2年経って、天板の角のニスが剥げてきたし、いくつか傷が付いたこともあり、ニス塗りの補修をしようと考えていたので、加工してもかまわない状況になっています。2台並んでいて、2台ともに取り付けます。

引き出しを取り付ける予定場所(中央)の裏の写真です。

2つの横桟があるので、それぞれにスライドレールを取り付けます。
先ずは、前の板を切り取りました。テーブルの上にはモノがいっぱい載ったままでの作業です。

もちろん、こういう箇所の切り取りは強度を下げる「禁じ手」です。でも、このテーブルの場合、天板が5枚ほどの合わせ板で、多くのネジで横桟と前板に固定されています。切り取った後の前板と横桟をLアングルで固定すれば、それなりの強度は保てるという「見立て」です。実際、切り取ってから、上に座ってみても少ししなるくらいでした。

両側の横桟にストロークが30cmのスライドレールを取り付けました。この写真では、スライドレールの位置決めのためにベニヤ板を下から取り付けています。作業後には外しました。

このあたりから曲者現る、が続きました。。2つの横桟が平行ではないし、当然、前板とは直角が出ていません。かなり雑な作りですね。調整に薄いベニヤ板を挟むなど、苦労しました。

引き出しの箱には、古い着物箪笥の引き出しだけを残していたので、再利用しました。深さと奥行きはちょうどです。

これを予定の幅サイズに切り取って、枠を一カ所取り付けました。上に載せているのは、切り取ったテーブルの前板です。

スライドレールのストッパー機能を使わないで、前面板の裏に小さな木片でストッパーを取り付けました。これで動きは普通の机の引き出しの感じになりました。

裏側のLアングル取り付け部です。これでしっかりしました。下の木片がストッパーです。

右側のテーブルです。引き出しの内側は、横幅41cm、奥行き36cm、深さ5cmです。

手前に丸い穴が空いているのは、前板を天板に固定するビスが通っていたためです。気にならないので、そのままにしています。

左側のテーブルにも引き出しがつきました。

引き出しを閉めた状態です。まだ、ニスの補修は終わっていません。
右側です。

左側です。

完全な直線になっていないようですが、ニス補修をすればわからなくなるでしょう。
思いつきの延べ3日の突貫作業でしたが、小物入れができて、とても便利になりました。