大阪に戻って以来、俳句をやっている友人からメールでよく俳句が送られてきて、感心しながら、時々自分勝手な駄句を送り返していたら、11月2日(十三夜の翌日)、淡路島の福良で一泊の吟行・句会を開くから来ないかという誘いがあり、句会ってどんなものかを知りたくて参加させてもらいました。
三宮でみなさん(総勢7人)と待ち合わせて、福良行きのバスに乗りました。去年の12月に渦潮を観に行ったのと同じコースを通りました。
明石海峡大橋を渡る直前にバス停がありました。
去年と違ってとっても天気が良く、陽射しが強い中、正午には福良に到着しました。福良の港は50年ぶりです。当時の風景の記憶はありませんが、きれいな観光港になっていて、バス・ターミナルの横に淡路人形座の面白いデザインの建物ができています。
港に接して「道の駅」がありますが、この建物だけが少々古い風情で、食堂での昼食はさみしい感じでした。でも、屋上は写真を撮るのに一番の場所でした。食後に、去年も寄った人気の道の駅「うずしお」への無料シャトルバスが出ていることに気がついて、ちょっと残念でした。
福良港からは大型の渦潮観光船が出ています。去年、大鳴門橋から眺めた船でした。咸臨丸と日本丸という帆船を模した観光船です。咸臨丸が戻ってきました。
港の風景を眺めていて、迎えの車が来たので、早々に宿に入りました。宿は50年前に泊まったことのある休暇村です。夕食まで時間があったので、なつかしい裏山歩きで思い切り汗をかき、宿の露天風呂から大鳴門橋を眺めるのは爽快でした。
句会は明日、朝食後と決まり、各自5句を提出するようにと指示がありました。さて、どうすりゃ作ることができるか、まあ、思いつくまま言葉を並べるしかありません。
宿からは夕陽・夕焼けと十三夜(本当は十四夜)がよく見えました。大鳴門橋方面に日が沈み、夕焼けの中、飛行機雲がきれいに延び上がってきました。
夜は酔っ払いながらも、十三夜という季語について、いろいろと教えてもらい、スマホに句を書き入れて明日に備えつつ、テレビで日本シリーズを観ていました。
さて、朝食後の句会はなかなか興味深いものでした。
用意した5句を短冊に書き込み、それを集めて7人にランダムに配り、手元に届いた(自分の句も入る可能性があります)句を大きく紙に清書「清記(せいき)と呼ぶそうです」して、これをみなさんに回します。清記が回ってきたら、自分のメモ用紙にすべてを書き留めていきます。久しぶりの筆記で疲れました。
そのメモに書いたすべての句のうち、自分が面白いと思った句を選びます。選句だそうで、今回は各自5句を選ぶことになりました。それを順番にみなさんに披露するわけですが、披露した段階で、選ばれた句の作者が名乗りを上げることになります。
自分の句が選ばれるとは思っていなかったのですが、数人から3つほど選んでいただいて光栄でした。どうも叙情的な句しかできないのは未熟さの現れなのでしょう。さすがに友人はすべての句が複数の人に選ばれていたようです。先生がやさしく解説してくださったので、楽しく朝の時間が過ぎていきました。
10時半には宿を出て、福良港に戻ってきました。そのままバスに乗るか、どうしましょうか、渦潮を観に行くか、人形座に行くか、という話から、両方行きましょう、ということになりました。
先ずは、咸臨丸に乗って渦潮を眺めました。昨年は橋の上から眺めた渦潮ですが、今回は橋を見上げながら渦潮見物です。この日は満月で特に流れが強いようです。
橋から見下ろしているとわからなかったのですが、瀬戸内海(右側)の海水面が高く、段差が見えて、水が流れ落ちている様子がよく見えました。しかし、なぜあんなところに海水の段差ができるんでしょうね。
渦の近くに来て、動画を撮りました。音が出ます。
帰路の風景です。
姉妹船の日本丸とすれ違いました。去年、大鳴門橋から眺めた船です。
福良港の小さな食堂で海産物のてんぷらなどで昼食となりました。食後、30分ほど足湯に入り、13:30開始の淡路人形座に入りました。
建物の2階は奥行きのない、横に広い劇場になっています。後方に人形などの展示がありました。
今月の演目は近松半二の有名な「傾城阿波の鳴門」の「巡礼歌の段」のみです。一ヵ月間、同じ演目で一日4回の公演が繰り返されているようです。上演前に人形の操り方の説明がありました。人形遣いは全員黒衣です。
室町期からの歴史があるという淡路島の人形座ですが、この劇場での普段の観客はほとんどが観光客のようですから、こういう興業の仕方になるでしょうね。面白かったのは、終演後に、この時期の特別公開で、淡路人形座で有名な襖絵が次々と開かれていく、奥行きを見せる舞台装置でした。
ということで、初めての句会も終わりました。吟行と言うより、物見遊山会になって、楽しいものでした。普段の句会にも参加するように誘われましたが、さて、どうしようかな。











