毛馬までサイクリング

2020年11月18日

自転車の整備を終え、試運転サイクリングとして淀川河川敷を走って毛馬まで行きました。

出発地の守口市河川公園は紅葉の盛りです。

すぐに大阪市旭区に入ります。

このあたりにはワンドが集中しています。ちょっとだけ休憩。

淀川橋梁(赤川鉄橋)が見えてきました。

赤川鉄橋を過ぎると都島区です。

毛間の閘門に到着しました。出発から45分、約6kmです。

淀川大堰が淀川を横切っています。

淀川大堰の上は通行禁止になっています。淀川マラソンではここを渡るそうです。

大堰から下流の景色です。手前の鉄橋は長柄共同橋(ガス・水管橋)で、その向こうに阪急千里線の淀川鉄橋、そして長柄橋と、橋が続いています。

明治末期に淀川の流路変更で作られた毛馬水門を渡ると大阪市北区になります。元々の第一閘門が残されています。

旧水路跡できれいな茶トラ猫が近づいてきました。左耳カット(メス)されていますが、鈴を付けています。しばらくすると、飼い主さんがやって来て、自転車に乗せて連れて行きました。

昔の水路にかかっていた眼鏡橋が保存されています。

大川の横に回ってきました。

城北公園通に出て、毛馬橋を渡り、あらためて毛間の閘門横の堤防に登り、「与謝蕪村生誕地の碑・句碑」を眺めて帰ります。

夕陽が沈みつつあります。

往復延べ13kmほど、2時間で帰宅しました。典型的なお気楽サイクリングでした。自転車は少し調整すべき箇所が見つかったものの、とても走りやすくなっていました。

スポーク交換と振れ取り

2020年9月12日

8月にブリヂストンのMTB「Wildwest」を整備しましたが、その際に気になっていた部分がありました。前輪左側のハブ部分の整備前の写真です。

この写真の下側、ハブの内側から出て左に回っているスポークが横に曲げられて固定されています。こんな細かな場所を見たのは初めてですが、この自転車は修理に出したことはないので、購入時からこの状態だったということになります。先月の整備ではこのままで清掃しただけでチューブ・タイヤを交換していました。

このスポークの状態は自転車販売店で何らかのトラブルがあって、このスポークだけを交換する必要があったのでしょう。でも、初心者がこのスポークを交換するためには、左側のスポークを半分近く外さないと無理ですね。ママチャリのニップル交換の時も、スポークを取り出そうとしたら、グニャグニャ曲げるか切らないと、1本だけを取り出せないし、挿入できないことを知りました。

30年前でも販売店で大手メーカー品のホイールのスポークを手組みすることは無かったのかもしれません。組まれたホイールのスポーク1本だけを交換するためには少し長いめのスポークを曲げて入れるしかなかったのでしょう。(その後、補修用のスポークとして、周りのスポークと干渉しないように曲げたものが販売されているのを知りました。)

ともかく、時効ですし、乗っていて違和感もありませんが、気になるという状態です。このスポークを交換するためには、経過年数を考えると、すべてのスポークを交換するのが良さそうに思います。

自転車の分解整備も今年になって初めての経験なので、そんな初心者がスポークをすべて交換するというのは無謀だろうなと思いつつ、いろいろと調べました。そうすると、キーになる用具が2つありました。1つは、スポークテンションの測定器で、もう1つは振れ取り台です。これらがあると何とかなるかも、何とかしたい、トライしてみたい、という気分になりました。

先ずは、現状のスポークのテンションがどうなっているのかを知ることです。普通はスポークを手で握ったりして調べるようですが、そういう比較経験がないので無理ですね。そこで、中国通販で2千円弱のスポークテンション測定器を購入してみました。

これはバネでスポークの張り具合を測定する簡単なもので、こんな感じで使います。

この写真では「15」と出ています。この目盛りの数字を添付の表でkgf(kg force)に換算できるようです。付属の換算表記載の測定器の目盛り(Readings)と換算値(kgf)とをグラフにしてみると、直径2mmの丸いスポークの場合は次のような関係になっていました。

測定器の目盛り表示は0から50までとなっていますが、この換算表には17から28しか出ていません。この範囲が2mm丸スポークの常用範囲なんでしょうね。グラフは二次式のようで、これは測定器のバネの特性でしょうか。

換算表の中央23が100kgfとなっているので、このあたりが標準(基本?)なのだろうと推測します。上の写真での測定表示「15」は低すぎて換算表には出ていません。

スポーク・メーカーのサイトには、テンションの推奨値とか最大値とかのデータは見つかりませんでしたが、シマノのホイールセットの説明書に参考となるような記述がありました。それによると、26インチあたりでは、前輪が60~100kgfくらい(目盛り表示で18~23くらい)、後輪の右が80~130kgfくらい(目盛り表示で21~25くらい)、後輪の左は60~90kgfくらい(目盛り表示で18~22くらい)のようです。上の換算グラフの範囲に入っています。

ただ、測定器が正確に校正されているかはわからないので、あくまでも相対的な値として考えて、目盛りの値だけを比較してみました。前後輪のスポークテンションをすべて測定してみると、なかなか興味深い結果でした。

テンションを測定する前に、スポーク番号を次のように決めました。

次の表中の「右」は進行方向に向かって右側のスポーク、「左」は左側です。左右18本ずつ合計36本のスポーク(36H)が使われています。

テンションは平均17弱で、負荷の小さい前輪としてもかなり低めです。換算表に載っている最低値なので、低すぎるのでしょう。kgfへの換算は2次関数なので、kgf換算してから平均を取るほういいのですが、精度を求める気はないので、気にしないことにします。なお、「前後合わせた平均」というのは、当該スポークとその両隣のスポークを合わせた3本の平均です。

左右の全体平均はほぼ同じ値になっていますが、個別のスポークテンションはかなりバラバラな値(6から22.5の範囲)になっています。赤字にしたのが「テンションが低すぎる」と思える箇所です。なお、例の曲げられたスポークは左7で、テンションは18.5で特に異常はなさそうです。

後輪の測定結果です。

右のフリー(ホイールハブ)側というのは7段ギヤ(スプロケット)のある側です。この表を作って、左右のテンションが大きく違うことに気がつきました。

構造を考えたら、後輪の左右差は当然であることを理解しました。タイヤ(ホイール)を中央に配置するためには、後輪の右はスプロケットがスポークの外側にある分、右のテンションを高めて、垂直に近い角度にしなければなりません。相対的に左のテンションは低くして角度を緩やかにするしかありません。これはオフセット組み(おちょこ組み)と呼ばれている基本だということを知りました。楽しい新知識です。

これからスポークの交換をしたいのですが、「振れ取り台」という調整用の用具が必要になるようです。まあ、自転車を逆さまにしてホイールをフォークに取り付けて作業するのでも不可能ではなさそうですが、購入することにしました。

振れ取り台はネット通販で調べると、1万円から5万円以上という幅があり、違いはがっちりとホイールを固定できるかどうか、振れをチェックするパーツが正確か、というあたりにあるようです。

初めての挑戦であること、自転車店でスポーク交換を依頼するとホイール2つで1万円はかかること、ちょうど、エアコンを買い替えたポイントが1万円分あること、などを総合した結果、一番安いミノウラの簡易振れ取り台セット(FFT-1 w/FCG-310=1万円)を注文しました。

注文したものの、「お取り寄せ」で2週間以上かかるという連絡がありました。届くまでにスポークの組み方を練習しようと、スポークの長さを測って交換用スポークを同時に注文しておきました。頭の曲がったところから定規を当てたら268mmでした。この測定方法が失敗でした。

そして、すべてのスポークを外しました。もうこれで後戻りはできません。今年は格別に暑いお盆の時期でした。

最初のトラブルは、届いたスポークの長さ(268mm)が短かったことでした。どうも、スポークの長さ測定の方法が間違っていたようです。取り出したスポーク(上)と届いた268mmのスポーク(下)とを比べてみました。

268mmのスポークは頭の曲がったところからは267mmとなっており、元のスポークは270mmとなっています。これは頭の曲がったところの「中心」からの長さのようで、必要なスポークの長さは271mmだったようです。272mmでもいいかもしれません。しかも、これは前輪のスポークです。後輪はオフセット組みになるので、左右でスポークの長さが異なることもわかりました。

購入した268mmのスポークはステンレスの72本セット(ニップル込みで2,400円)で、すべてが無駄になったかと思いましたが、後輪のフリー側に合いそうなので、18本は利用できるようで、ちょっとホッとしました。気がつかなかったけど、どうせ買わないといけない長さでした。

そこで、あらためて271mmのスポークを注文しましたが、また合わないとイヤなので、今回は「練習用」として鉄のメッキ(半額です)にしました。自信の無さが現れました。質感はステンレスとかなり違うので、うまくいったらステンレスに交換するかもしれません。

この段階で、スポークの組み方のお勉強です。ラジアル(まっすぐ)組み-タンジェント(クロス)組み、JIS組み-イタリアン、6本取り-8本取り、などです。Wildwestは古いMTBで、前後とも36H(スポーク36本組みのホイール)でJIS組み(タンジェント)の8本取りになっていました。それを踏襲します。

271mmのスポークが届いたので、組み始めてみると、面倒ではありますが、なかなか面白い作業です。こういうスポークの組み方を考えたのは素晴らしいアイディアだとわかります。写真は後輪のスポーク4本を組んだところです。まさに、鉄の編み物をしています。

初めての組み上げは40分ほどかかりました。

前輪も組んで、軸を手で持って回転させると、どちらのホイールも前後左右によく揺れています。少し間違っていたこともあって、これ以上に締めていくことはせず、もう一度すべて外して、組み上げ練習をしていました。

それから1週間後に振れ取り台が届きました。アルミ材の簡単な構成で、そのままではふらつくので、厚い集成材の余りを下に敷いてがっちり固定しました。赤い馬蹄形が「振れ取りゲージ」です。

ホイールを置いた写真です。

この写真の手前にある、くの字型の板は「センターゲージ」と呼ばれる測定具で、ホイールがハブの中心に位置しているかを調べます。このセンターゲージがこの振れ取り台ではとても重要だと気づきました。その一番の理由は、リムとの接触で「振れ」をチェックする「振れ取りゲージ」が左右の中心からずれていたことです。

振れ取りゲージがホイールのリム部分を両側から挟んでホイールを回転させると、ホイールの張り出した部分が触れて、そこがふくらんでいることを示します。振れ取りゲージの開く幅は下のネジで調整できます。このとき、振れ取りゲージがぴったりと左右の中心にあれば、左右のリムとの距離がわかります。でも、振れ取りゲージがずれていると、ホイールのほうがずれているように見えてしまいます。

最初は振れ取りゲージがずれていることに気がつかず、スポークの張り方がまずくて、ホイールが一方にずれていると思いました。でも、ホイールを台から外して左右を入れ替えても同じズレが出ることがわかりました。

振れ取りゲージの位置は下の2つのネジで固定されていて、これを緩めると移動させることができますが、中央にピタリと固定するのは無理でした。購入時の初期位置は5mmくらいずれていましたが、何とか1~2mmくらいにはなりました。

取扱説明書には、振れ取りゲージの一方だけを使うように書かれています。もっと高価な振れ取り台を使っている様子をYouTubeで観ると、振れ取りゲージの中央にホイールが位置しているので、このあたりが値段相応というのかもしれません。でも、付属のセンターゲージを使ってホイールの中心位置が正しいことがわかれば、振れ取りゲージの片方だけの接触で振れ取りが可能になるわけです。

センターゲージで中心位置を確認しているところです。中心とリムの当たり具合がホイールの両側で同じになればOKです。

こういう仕組みがわかってくると、振れ取りそのものはそれほど難しいものではありませんでした。振れ取りゲージに当たる場所で左右逆側のスポークを締めると逆側に引っ込むという手順を続けるだけです。縦振れの修正はホイールの正円性を高めるもので、上の写真の振れ取りゲージの奥にある板にホイールが当たるかどうかで調整します。取扱説明書には振れが2mm以下であれば走行に問題はないでしょうと書かれていました。

①縦振れを取る、②横振れを取る、③ホイールを床に押しつけてねじれを取る、④センターゲージで左右のバランスをチェックする、⑤テンションを測定する、というような手順を2~3回繰り返すと、振れはかなり小さくなりました。

次の動画はほぼ振れ取りができてきた状態です。振れは縦横とも1mm以下になっています。手持ちのカメラが揺れているので、わかりにくいかもしれません。音は出ません。

振れ取り作業の所要時間はだいたい30分くらいでしょうか。これでいいかなと思ったら、チューブ・タイヤを取り付けて、もう一回リムの横振れをチェックします。タイヤを取り付けると縦振れはわかりませんが、ゴム製品なので、ある程度の上下動は出てくるようです。

2本とも振れ取りを終えて車体に取り付け、20分ほど近所を走行した後にテンションを測定しました。

前輪です。平均では少し左のほうが高いですね。すべて271mmの鉄スポークです。

交換前よりかなりテンションが上がったからか、走ってみると硬くなっています。タイヤの空気圧との関係もあるので、しばらく様子見です。

後輪です。左は前輪と同じ271mm鉄スポーク、右はステンレスの168mmです。

これでOKなのかどうか自信はありませんが、ホイールのセンターは出ていますし、測定値のバラツキは交換前よりずっと小さくなっています。

初心者には無謀だと思った振れ取りでしたが、予想以上に簡単でした。まあ、ベテランの方が眺めるとデタラメな作業かもしれませんが、スポーク交換まで含めて延べ3カ月、自転車をすべてバラしてからの整備と組み立ては、メカ好きにとっては面白い経験で、達成感がありました。

スピードは出せないし、山道も行けないけれど、整備用の工具は揃ったので、お気楽ポタリングは気分上々で楽しめそうです。


おまけ:ママチャリのスポークテンション
(9月15日)
自転車整備の始まりとなったママチャリ(ブリヂストンのカルモ)のスポークテンションも調べてみました。

前後輪ともに20インチ、28H(右14本、左14本のスポーク)のホイールで、JIS組みの6本取りになっています。スポークは鉄のメッキで2mm径、ニップルはアルミのようです。

前輪のスポークテンション測定結果です。

平均が24くらいで、かなり高いですね。振れ取りをするほど揺れてはいませんでした。

ニップルが割れた後輪です。

びっくりするほど高いテンションです。こんな数字はテンション測定器の目盛りにありません。手で締めるのは無理ですね。ニップルが割れたというのもうなづけます。ここまで高いと、手で触ってもビクともしません。

後輪はタイヤ・チューブを外して振れ取り台でチェックしました。ローラーブレーキを取り付けた状態でセンターを出します。

ニップルを交換したあたりに少し振れがありました。とりあえず、ここの振れ取りをしようとしたら、ニップルが固着して、なかなか大変でしたが、何とか、1mmくらいにおさまりました。

その後、全体にテンションを30未満くらいに落としたかったのですが、すべてのニップルが固着していて、ニップル回しで角をなめてしまいそうです。ここで下手なことをしてスポーク交換などになると買い物に支障が出るので、それ以上の作業はやめました。

BS Wildwestの整備

2020年8月14日

札幌時代は犬の伴走で活躍したBS(ブリヂストン)のMTB(マウンテンバイク) Wildwest(ワイルドウェスト)を整備します。1992年購入なので、28年ものです。走行距離は千キロ走ったかどうか程度ですが、ほったらかしなので、錆びている部分が多く、かなりの整備作業が必要となりそうです。

全体を眺めて、整備の基本を決めました。安全性が問題になるパーツはすべて交換するが、まだ使えそうなパーツはきれいに掃除して残す、という、ごく常識的な方針です。

事前に6月中旬から、必要なパーツと工具の通販注文を始めました。今回はいろいろと専用工具を揃えることにしました。6月段階の出費予定はパーツ代が1万5千円、工具が1万円ですが、それで済むのは無理でしょうね。

古い自転車なので、互換パーツの情報を集める時間がかなり必要でした。ブリヂストンの製品ですが、ブリヂストンの製作はフレームだけのようで、パーツはほとんどシマノ製です。

ブリヂストンのサイトには古い自転車の資料は皆無でしたが、シマノのサイトには古いパーツの資料もありました。また、ネット上に動画を含めて多くの整備作業例が出ていたので、とても参考になりました。

実際の作業開始は7月7日でしたが、途中でGIANTの折りたたみ自転車(HALFWAY)の整備が入りました。その整備で自転車の分解整備のポイントがわかったつもりになったので、全面的に分解していくことにしました。途中、7月末から暑くなったので、玄関での作業になりました。

1.ボトムブラケット
整備開始の作業として、クランクを外して、ボトムブラケット(BB)のチェック・整備です。かなり汚れていますが、固着はなく、センタースタンドを取り付けていたので、作業は楽でした。

ボトムブラケットは古いカップアンドコーン型です。ボルトを引き抜いたら、ベアリングのグリスが減って固まっていました。写真の左が清掃前、右は清掃後です。プラスチックのカバーに入っていました。

ベアリングもきれいで動きもスムーズなので十分に使えます。グリスアップして、フレーム内部も清掃して、元に戻します。グリスはシマノのプレミアムグリスです。交換よりも整備のほうが面白いですね。整備前(左)と整備後(右)です。

2.チェーンリング
前3段のチェーンリングのチェックです。中空の止めネジに錆が出ています。重くて錆だらけのペダルは交換します。

このとき、このチェーンリングが正円ではなく、わずかに楕円となっていることに気づき、思い出しました。当時は力学的効率で画期的だったそうですが、最近は見かけないようです。変速エラーが多いのでしょうか。

錆だらけの止めネジを交換すると1,500円くらいかかるとわかったので、ルーターで磨いて、錆取り剤で処理しました。左が磨く前、右が後です。錆は表面だけだったので機能的には問題なさそうです。

ネジ溝部分をマスキングして、シルバー塗装しました。

磨いたチェーンリングを2枚合わせて止めてみました。まあまあです。

この段階で、amazonで見つけた安価なチェーンカバーを取り付けてみました。これまでズボンの裾をベルクロで留めるのが面倒だったためで、以前から取り付けたいと思っていたものです。

このカバーは塗装再生したネジの穴を使って裏からタップネジで留めるので、塗装したネジは見えなくなりました。カバー付属のタップネジはステンレスのものに替えました。また、クランク固定用ボルトはボルトとキャップ方式でしたが、6角穴付きボルトに交換しました。

ワイルドウェストの前3段チェーンリングはMTBらしく、46-36-26という低いめの歯数になっています。一方、このカバーは最大径が48-50に適合となっています。一回り以上大きいので、ディレイラーと干渉するかもしれないと心配しましたが、その後に組み付けて確認したら、ぎりぎりOKでした。整備前と整備後です。ペダルも交換しています。

3.タイヤ・チューブとハブ
タイヤの山はそれほど減っていませんが、古いので、ひびがいっぱい入っています。当然ながら、チューブと一緒に交換です。タイヤは IRC(井上ゴム工業)のブリロ HE 26×2.00、チューブはパナレーサーの26×1.625~2.10にしました。

前タイヤを外して、ハブの状態を見ると、表面にかなり錆が出ています。

ボルトを外しました。グリスはほとんど無くなっています。

ベアリングなどをパーツクリーナーで清掃し、グリスアップをします。

後輪はスプロケットの掃除を後回しにして、軸の清掃とグリスアップをします。

チューブをはめる前に、今回は輪になったリムテープ(パナレーサー26インチ用18mm幅)を貼りましたが、慣れないとけっこうやりにくいですね。普通のテープのほうが楽でした。

前後輪とも、リムテープ、チューブ、タイヤを交換しました。

以前のタイヤとの比較写真です。

上の2本が古いタイヤです。方向性はなく、舗装路では音がうるさい感じでしたが、サイドのベージュ色が可愛く見えました。次はこういうタイプを選びたくなります。

4.ブレーキ
前後とも古いカンチブレーキで、効きが良くないし錆がひどいので、Vブレーキに交換します。

Vブレーキというのは知らなかったのですが、シマノが1990年代後半に製品化したそうで、カンチブレーキの台座をそのまま利用できます。効きがいいと評判のようです。その構造から、ブレーキレバーも専用に替えたほうがいいそうです。

前ブレーキの交換前と交換後です。

後ブレーキの交換前後です。

Vブレーキの調整は少し手間でしたが、カンチブレーキとは比べものにならないほど効きますね。

5.ステムベアリング
ハンドルポスト下のステムベアリングの清掃とグリスアップです。

上部です。

下部です。

どちらも同じように、グリスが減って、色が変わっています。清掃してグリスをたっぷり塗りました。

カンチブレーキの留め具(上部の金具)は外しました。整備前後の写真です。

6.ディレイラー
前後のディレイラーは動きが鈍くて錆がありますが、清掃と注油、ケーブルの交換で済ませられそうです。

フロントは特に錆が多い状態です。

錆を落として、外側だけを錆止めにクリア塗装しました。

調整でシフトはきっちり働くようになりました。加えて、アルミ製のダブルレッグスタンドはとても便利だし、整備にも欠かせないのですが、表面はひどい状態でした。水研ぎして、上のパーツは塗装しました。。

リアディレイラーもかなり汚れています。フロントと同様に清掃し、シリコンオイルだけで調子を見ます。HとLの調整ネジを外して清掃したら、ネジ取り付け枠のプラスチックが割れていました。まあ、無くても支障はなさそうです。

リアディレイラーを元に戻す段階でスプロケット(7段の歯車)を外して清掃しました。

シフトケーブルとクイックリリースも交換しました。そして、チェーンを交換しましたが、失敗して再購入というパターンは避けたくて、古いチェーンでピンの抜き差しを練習しました。それでも、本番で付属のピン挿入で失敗(押し込み過ぎ)してしまいました。それでも、ピンを抜かずに再挿入という方法を知って、何とか成功しました。

整備前後の写真です。

7.その他の整備作業
いろんなところに小さな錆が出ているので、気になるところだけは錆を落として、模型用のオリーブグリーンで塗装しておきました。元の塗装はラメが入っているようだし、色合わせがむずかしいので、簡単なタッチアップです。一つの例です。

ハンドルバーとステムには多くの傷があり、色も少し違っていたので、水研ぎして黒のラッカーで塗装しました。

固定ネジも黒くしておきました。塗装前(上)と塗装後(下)です。

便利なダブルレッグのセンタースタンドですが、立ち上げたときに後輪が高く上がりすぎ(11cm)だったので、脚を4cm切りました。

これで後輪の浮きが4cmほどになり、便利さはそのままで、雰囲気が落ち着きました。

ハブの汚れを取るために、余っていた革でハブブラシを作りました。前輪と後輪のハブに取り付けました。

最後の作業です。GIANTのHALFWAYと同様にショルダーバッグを取り付けました。

少し大きいバッグなので、バッグの内部に1.2mm厚のPPシートを入れました。安定のためでしたが、厚い革なので不要だったかもしれません。

フェンダー(泥よけ)を清掃して取り付け、これで整備終了です。8月8日でした。

とっても暑くなったので、試走は近所を少し走ってみただけですが、とてもなめらかな動きで静かです。タイヤの違いが大きいのかもしれません。

ホイールの振れ取りについては、簡易な方法としてブレーキシューとの接触距離でスポークを調整しただけです。本格的にやるためには振れ取り台が必要でしょうし、スポークを組み上げる技術も必要でしょうから、興味はあるのですが、その方向に行くかどうかはわかりません。

交換したパーツは以下の通りです。事前調査の結果で、ほとんどが元のパーツと同等品(エントリーレベルのMTBなので、現在では一番安価なクラス)です。金額は大まかに丸めています。

タイヤ・チューブ・リムテープ 7,000円
Vブレーキ(左右レバーを含む) 5,000円
クイック軸(前後) 2,400円
クイック・シートピン 1,000円
クランク固定用ボルト2本 600円
チェーン 1,000円
チェーンカバー 1,000円
ペダル 1,000円
エルゴグリップ 500円
前カゴ用ブラケット 1,600円
合計 21,100円

パーツ代以外に、新規に購入した工具は合計で1万2千円ほどかかりました。さらに、パーツクリーナーなどの消耗品が3千円ほどで、総計で3万6千円くらいになりました。

それなりの散財でしたが、工具が揃ったので、今後も分解整備をたっぷり楽しめそうです。そして、秋からはお気軽サイクリング(ポタリング)をたっぷり楽しめそうです。

GIANT HALFWAYの整備

2020年7月27日

MTB(BS Wildwest)を整備しつつある途中ですが、折りたたみ自転車の整備をリクエストされました。台湾の大手自転車メーカーであるジャイアント(GIANT)のハーフウェイ(HALFWAY)という20インチのモデルです。

札幌・中央区時代の2003年に近所の自転車屋さんにあったものを気に入って購入しました。ショパンの豊平川伴走開始の時期でした。

HALFWAYは太いアルミのフレーム部分で折りたたみます。前後の車輪を支持するフォークが右側だけの片持ち式になっている斬新なデザインで、2001年に発売されたそうです。GIANTのサイト(英語)を眺めると、HALFWAYは2019年モデルまで出ていて、モデルチェンジしたタイプがEXPRESSWAYという名前になっています。(日本ではEXPRESSWAYがHALFWAYという名前で販売されているようですね。)

フレームの黄色と前後のフェンダー(泥よけ)が阪神タイガース・カラー(当時)になっています。面白いのは、タイガースのビジター用ユニフォームのようなフェンダーで、筋が入っているように見える部分が透明になっているところです。ちょっと見ではわかりませんが、灯りを当てるとよくわかります。

購入直後に後付けのLEDライトをフレームの黄色に合わせて塗装した記憶があります。シートにはゲル入りのカバーを付けています。

大阪でも1年ほど使っていましたが、その後はほとんど乗らずにカバーの中でした。Wildwestと同じような境遇です。走行距離は数百キロでしょう。

小さい自転車なので玄関で作業しました。使用説明書があったはずですが、見つかりません。簡単な仕様書はGIANTのサイトで見つけました。

前カゴを後付けしていました。全体に大きな問題はなさそうですが、17年は経過しているので、清掃、グリスアップ、ワイヤーの交換などの整備をします。7月21日に作業を開始しました。

先ずはタイヤとチューブのチェックです。片持ち式ハブなので、ナットを外すのは左側だけです。でも、左のブレーキアームを外す必要がありました。

タイヤとチューブはしばらくは使えそうなのでそのままで、近いうちに交換します。ハブのグリスアップをしようとしたら、とっかかりがありません。

小さなマイナスドライバーで黒い部分を外してみるとベアリングが見えますが、これ以上は分解できず、汚くなったグリスが見えています。これは特殊なカートリッジ式(ベアリング圧入式)のハブなんでしょうね。仕様書には「JOY-TECH アルミ 28H モノブレード専用」とありました。径に合うパイプで叩き出すくらいしかないような気がします。

仕方がないので、爪楊枝やピンセットでグリスを可能な限り取り出して、そこに新しいグリスを可能な限り埋めました。

これで丸い蓋をはめ込んでグリスアップの終了です。まあ、半分以上は新品グリスに替ったような気はします。

ハブのナットを締める左側のベアリングは奥にあります。手間ですが、これも同様に処理しました。

後輪のスプロケット(7段の歯車部分)はそのままで、清掃だけしました。次回、タイヤ交換のときにでもスプロケットを外してみます。

チェーンリングのカバー取り付けねじが錆びているし、クランクはざらざらです。

クランクは磨いて、取り付けねじは錆を落として黒で塗装しました。

仕上がりです。

汚れているボトムブラケット(BB)はカートリッジ式でした。

パーツクリーナーで掃除してから、BB外しで回してみましたが、固着はありません。軸の回転も問題なさそうなので、そのままにしておきました。いずれ交換になるかもしれません。

ハンドルをステムに取り付けるボルトが錆びていました。下からの写真です。

このボルトはルーターで錆を落とし、ネジ部分をマスキングしてクリア塗装しました。

ブレーキ(台湾のALHONGA製)は、清掃、ワイヤー交換、そしてブレーキシューを交換します。ブレーキは前後ともにセンタープル方式ですが、プルするパーツが金属板になっています。この写真は清掃後、ワイヤーを交換してからとりつけた姿です。その上にあるGIANTのロゴがシールではなく、立体になっているのはいいですね。

このブレーキではブレーキシューの左右位置をフォーク付け根の裏側から貫通しているボルトで調整するようになっていました。この仕組みを理解するまで1時間かかりました。それと、アームの支点に薄い樹脂製のワッシャーが前後に入っているので、締め付けを強くすると潰れそうです。

ブレーキレバー(台湾のTEKTRO製)には「A ok2」と表記されています。

ブレーキシューです。左が付いていたもので、カチカチでプラスチックみたいでした。

これまでのペダルには錆が多くて動きが悪かったので交換しました。折りたたみペダルです。

ハンドルグリップは割れていたので、交換しました。

変速はグリップ式シフトによるリアの7段という昔風ですが、動きは悪くありません。シフトレバーとディレイラー(変速機)はシマノの製品(SL-RS40-7TとRD-201)でした。清掃・オイル、そしてワイヤー交換と動きの調整をしました。チェーンは清掃・オイルのみです。

写真のディレイラーの上、軸の位置に丸い金属カバーが3つのボルトで固定されています。ちょっと気になって開けてみたら、車軸受け具のカバーでした。普通の自転車なら、こういうカバーはないでしょうね。清掃して元に戻しました。

さて、折りたたんだときのチェックはしていませんが、折りたたむ機会があったらその時に対処することにして、整備は終了です。

整備をすると自転車の特徴がよく見えてくるものですね。HALFWAYは(初心者には)整備が簡単とは言えませんし、折りたたみ小型車らしく走行安定性はイマイチですが、かなりの意匠をこらしていると思いました。調べてみると、GIANTの自転車はHALFWAYも含めて、著名な英国の自転車デザイナーであるマイク・バローズ(Mike Burrows)が担当していたそうですね。整備していて愛着が湧いてくる自転車です。

付録のハイライトです。
これまで前カゴを取り付けていましたが、古い手作り革バッグがいくつかあるので、その一つに交換してみました。かなり年季は入っていますが、しっかりした一枚革のショルダーバッグです。

前カゴに付いていたパーツをバッグ裏に取り付けました。固くて少し凹凸はありますが、なめらかなので、それほど問題はないでしょう。

裏は目立つ場所ではありませんが、黒が主張するので、茶色に塗装しました。

内側のパーツも茶色に塗装し、補強のために厚い床革(とこがわ)を入れました。この厚さでネジの長さに合って、内側にネジは飛び出しません。

自転車に取り付けてみました。しっかりしていて、ワンタッチで取り付け・取り外しができます。

7月27日、整備が終わって、購入時に近い状態の気分となりました。ちょうど1週間でした。

バッグを取り付けた姿です。

好みの雰囲気になりました。

新規購入したパーツはペダル、グリップ、ブレーキシューで2,500円ほどでした。ワイヤーは手持ちでしたが、千円くらいでしょうか。涼しくなったら、チューブとタイヤを交換する予定です。

追記(2020年10月21日)
チューブとタイヤを交換しました。片持ち式ハブなので、ブレーキアームを外せば交換できました。

タイヤはパナレーサーのPASELA COMPACT 20×1.50にしました。サイドがアメ色なので、全体にまとまった気分です。

 

MTBで犬の伴走

2020年6月、ママチャリ整備を始める前、隣に並べたままになっている自転車の状態が気になりました。札幌時代の1992年に買ったブリヂストンのワイルドウェスト(Wildwest)という26インチのMTB(マウンテンバイク)です。自転車カバーを外したら、錆が目立つようになっていました。

当時、MTBが流行りだして面白そうだったので、住んでいた厚別区の自転車屋さんに組んでもらいました。この自転車で地道を走るのは楽しく、時々、近所の野幌(のっぽろ)森林公園へ水芭蕉や延齢草を眺めに出かけていました。

1994年にパスカルSr(シニア:ゴールデン・リトリーバー)がやって来てから、自転車で犬と一緒に走ってみたくなりました。徒歩では運動不足になるかもしれないし、こちらも風を切りながらの散歩(散走)が楽しそうに思えました。

でも、体重36kgの犬の首輪リードを自転車につなぐのは危険だし、リードを片手に持って走るのも危険でした。そして何よりも、ジェントルでウォームなパスカルSrは自転車と走るのがあまり好きではありませんでした。

その後、中央区に移って、パスカルSrが亡くなり、ショパン(スタンダード・プードル)がやって来ました。

ショパンはクールで運動・学習能力が高いので、一緒に豊平川の河川敷サイクリングを楽しみたくなりました。河川敷までは自転車で5分の距離です。

それで、道交法違反にならないように犬を安全に伴走させる方法をいろいろ工夫していたとき、スプリンガー(Springer)をネットで見つけて、アメリカ通販で購入しました。届いた実物はなかなかしっかり作られています。自転車のサドルポストに専用クランプを取り付けて、より安全のために首輪からのロープも自転車のハンドルステムにつなぎました。いずれもバネが効果的です。

MTBはフレームがしっかりしていて、荒れ地用の太いタイヤが付いているので、こういう装備で犬の伴走をするには最適です。

2003年5月にスプリンガーを装着して、ショパンと初めて豊平川に向かいました。ショパンは最初から引っぱることもなく、自転車との幅を保って、速度に合わせて走ってくれました。スプリンガーのバネ強度に順応しているので、スプリンガーの先がまっすぐ立ったままです。

スプリンガーをつなぐために、簡単な胴輪にパッドをとりつけたハーネスを手作りしました。色の組み合わせはひどいですが、脚の長いショパンには何でも似合います。

ショパンは声かけによる走行方向の指示(まっすぐ、右だよ、左だよ、ゆっくり、止まれ、など)をすぐに覚えて、クールな彼らしく的確に実行していました。実際は声かけをする必要もなく、常に自転車との速度と幅を合わせてくれたので、こちらがふらついても問題はなく、ショパンが伴走してくれているという感じでした。

2008年9月の映像です。音は出ません。

河川敷ではフレキシ・リードに取り替えて、ゆっくり散歩です。

草地を走るのも大好きです。

ショパンの軽やかな走りは忘れられません。後方からの映像です。

ショパンは残念ながら早く亡くなり、やって来たのが、先週亡くなったパスカルJrです。同じスタンダード・プードルでも、パスカルは伴走が得意ではありませんでした。もちろん嫌がるのではなく、いつもホットでハイなパスカルらしく大喜びで、こちらに注意を向けず、思い切り走ってしまうのです。自転車を引っぱるばかりで、なかなかコントロールできません。2011年5月の映像です。

直線に入るとパスカルはどんどん自転車を引っぱって行きます。スプリンガーの先が大きく前にしなって、体育会系の筋力トレーニングになってしまっています。これを抑えるのが課題でした。その分、こちらは漕がなくてもいいので楽ですけど。

パスカルは自転車と一緒に走ると、河川敷の草地はいいのですが、道路ではすぐに肉球が擦り剥けてしまいます。対策として、これもアメリカ通販(RUFFWEAR)のブーツを履かせましたが、すぐに破れてしまい、何度も補修しながら、3足(犬の1足は4つです)くらい買い換えました。

揃いの胴輪です。

なかなか可愛い姿です。

2012年に大阪に移ってから一度だけパスカルJrと淀川河川敷で走ろうと試みたことがあります。でも、河川敷までの距離は豊平川河川敷よりずっと短いものの、往復する道路が狭く、人も自転車も車も桁違いに多く、迷惑にならずに犬と一緒に自転車で移動することはできません。犬と一緒の自転車走行が条例で禁止されるところも出てきたのも頷けます。

札幌では犬の伴走で大活躍したMTBワイルドウェストですが、大阪では近所を少し走ったくらいで、8年間ずっとカバーの中でした。スプリンガーは外していますが、取り付け装置は付いたままです。

スプリンガーのクランプです。

首輪のリードを取り付けるカラビナです。

ママチャリ整備でコツがわかったので、この自転車も整備を始めることにしました。整備を終えたらゆっくり淀川河川敷を走ってみたいと思っています。

ママチャリの整備

2010年より少し前でしょうか、大阪に住んでいた母が買物用自転車(ブリヂストンのカルモCALMOという名の22インチの小型ママチャリ:CM22T)を購入していました。変速ギヤはありませんが、前輪にハブ・ダイナモ(発電器)が付いていて、尾灯がLEDの自動点灯になっています。

でも、母はもう自転車には乗らないようになっていて、玄関に置きっぱなしになっていました。私が大阪に戻ることが決まったので、その記念に貰いました。

この自転車の初乗りは大阪に引っ越す前年の2011年4月末、泉北・高石から移住先の北河内・守口までの運搬でした。ルートを考えていて、紀州街道から京街道を走ってみることにしました。

まだガラケーの携帯しか持っていなかったので、グーグル地図を事前に何枚も印刷して前カゴに置いて走りました。昔のサイクリングと同じです。

距離はおよそ30km、半日くらいの予定で、10時18分に出発しました。

浜寺公園あたりで紀州街道が南海本線で切れている箇所があって少し迷いましたが、高石からは高石神社、石津太(いわつた)神社などの式内社があって、住吉大社まで茅渟(ちぬ)の海岸線に沿う古い街道だったことがわかる楽しい道です。

大和川は紀州街道の大和橋で渡りました。とてもモダンな橋に変わっています。

出発から1時間ほどで大阪市住吉区・安立(あんりゅう)の商店街に入りました。

主要な旧街道はおおむね幅員が3間(約5.4m)ですが、昔の中心地だったので商店街が多いですね。出発地の高石も以前は商店街でした。ここを抜けると住吉大社の前に出ます。この裏が母の故郷です。

住吉大社前からしばらく紀州街道は拡幅されて阪堺線も走っています。遠くに通天閣が見えてきました。

西成区を過ぎると黒門市場が右横(東側)に見えています。

堺筋を通って、東横堀川にかかる高麗橋を渡ったのは12時45分でした。この東詰が江戸時代に紀州街道や京街道などの基点となっていました。阪神高速が上を通っていて風情はありませんが、里程元標(りていげんぴょう)跡の表示があります。

三十石船の八軒家船着場跡を通って、大阪城の京橋から京阪とJRの京橋駅に向かいます。

京橋駅を過ぎると、入口に「真実の口」がある新京橋商店街が京街道です。この商店街を抜けたところの食堂でランチにしました。

京街道には賑やかな商店街がさらにあります。旭区の千林商店街の一角には有名な鉄道模型店(翌年くらいに廃業した「きりん」)を見つけて入りました。

守口市に入り、守居神社のある土居旭通商店街を抜けると、京阪・守口市駅横に昔の文禄堤(兼・京街道)が少し残っています。そこを淀川方向に降りていくとゴールです。到着は午後2時過ぎで、ランチ休憩を入れて4時間ほどの道程でした。

さて本題です。
この自転車はその後ずっと買い物に活躍してきましたが、先週、後輪のスポークが一本外れていることに気がつきました。異音もなかったので、いつ頃から外れていたのかわかりません。

スポークを留めるニップルの根が割れていました。どうしたものかと考えながら全体の状態を眺めると、錆が目立って、かなり痛んでいます。虫ゴムを替えるくらいしか手入れをしていませんでした。自転車はガレージの屋根の下で、カバーをかけて置いているのですが、左側の錆がひどいようです。

買い換える潮時なのかもしれませんが、自転車の整備を勉強する機会と考えて、いろんな作業にトライしてみることにしました。

スポークのニップルを交換するためには後輪を外す必要があります。左右のハブナットを外してみました。左のブレーキ側は錆だらけです。

右のギヤ側はそれほどではなさそうです。

後輪を外しました。左側と右側を1枚の写真にしました。右のギヤ側もけっこう錆びています。

ママチャリは初めてで、後輪ブレーキはバンドブレーキかと思ったら、シマノのローラーブレーキでした。

ローラーブレーキのナットを外すのは一苦労でした。この自転車はすべての締め付けが強すぎるようで、そこに錆が出ているので大変でした。ニップルの割れもそんな原因のような気がしました。

ブレーキの表側と裏側を1枚の写真にしました。外回りが錆び付いています。ローラーブレーキにはグリスを時々補充しなければならないようですが、10年間、何もしていませんでした。でも、ブレーキの効きは悪くなかったし、変な音も出ていなかったので、機能的には問題はないようです。

2千円くらいのパーツだし、かなりの錆ですが、表面だけのようなので、錆を落として塗装して再利用することにします。真鍮ブラシ・錆取り剤・サンドペーパーでは無理だったので、最後はルーターの出番になりました。

ブレーキのローラー部分をカバーして塗装します。塗料は残っていた耐熱塗料です。こんな塗料でいいのかわかりませんが、つや消しは好みです。

仕上がりです。左が外側、右が内側です。

タイヤとチューブを外しましたが、どちらもまだまだ使えそうです。でも、チューブは新品に交換します。

amazonで注文したニップルが到着しましたが、サイズ番号は正しいはずなのに、大きくてまったく合いません。この商品のレビューをあらためて読むと、そういう間違いに注意しなさい、という記事がありました。適切な(一番ありふれたサイズの)ニップルを通販で購入する方法が見つからなかったので、近所の自転車屋さんにホイールを持って買いに行ったら、2個、無料でいただきました。

写真下の左側が適切サイズのニップル、上の袋と右側が購入してしまったものです。購入したニップルはどれくらいの重量用のスポークに使うのでしょうか。

いただいたニップルを使ってスポークを取り付け、リムテープを貼り替えました。

タイヤとチューブを取り付けて車輪の完成です。回すと少し揺れがありますが、まあいいことにします。スポーク調整をやり出すとニップルを何個もダメにしてしまうでしょう。

いろいろなパーツの錆を落として、グリス、オイルなどで保護して組み立てました。ひどかったのは後付けミラーの支柱で、ブレーキと同様に錆を落として銀色のラッカーを吹き付けました。

スポーク外れを見つけてから毎日1時間以内の作業で2週間かかりました。

これまで、自転車パーツの後付けはやっていましたが、これだけの自転車整備は初めてでした。でも、ネット上に必要な情報がすべてあって、なかなか勉強になりました。以前と同様以上に走るので、まだまだ買い物に活躍してくれそうです。

今回の整備費用はチューブ1本580円、リムテープ400円、高かったのはローラーブレーキのグリス(100g)1,100円でした。このグリスは1・2回分10gでも680円もするので、割安と思って買いましたが、10年以上持ちそうです。さらに高かったのは間違い購入のニップル1,150円です。

(追記 7月12日)
ちょっと気になっていたので、前輪のチューブも交換しました。

ハブのグリスアップもしておきました。

また、少し小物を注文しておきました。チューブと合わせて2,000円くらいです。チェーン引き(写真の下2個)は錆が取れなかったし、車軸掃除の輪は懐かしかったし、ハブのキャップはついででした。

交換しました。

いずれボトムブラケットのグリスアップをしないといけないでしょうが、今回はここまでです。

(追記 8月17日)
8月16日にボトムブラケット(BB)の点検と整備をしました。
暑いので、最初から玄関での作業です。

BB関連のナット類も固着と言うより、とても強いトルクで締め込んであって、取り外すのに汗だくになりました。正ネジか逆ネジかを何度か確認したくらいです。

ワイルドウェストと同じ旧式のカップアンドコーン型のBBで、グリスは残っていましたが、周りに拡がっていました。左が抜き出したところ、右は清掃してグリスアップしたところです。

BBは問題なく整備できましたが、その際に前部分のチェーンカバーがとても錆び付いているのがわかりました。これは錆を削り落として、シルバーで塗装しました。左が外した状態の表と裏、右が塗装後の表と裏です。

清掃後のチェーンカバー全体です。全体を磨いてシルバー塗装しようかと思いましたが、CALMOのシールがあるのでやめました。

所要時間は1時間の予定でしたが、塗装などを含めて4時間以上かかりました。これで一段落のつもりでしたが、後輪ハブのグリスアップが残っていました。いずれまたの予定です。