真鍮の狐面 07

10月7日の成果です。
前日まで、眼を紙で作って、いろいろと試していました。
最終的に次のものに決めました。とりあえずは、眼の形と位置で、瞳はその後です。
松ヤニを入れているので、とても重く、耳を持ってしまうと歪みます。

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教室で、紙の眼に合わせてマジックで線を入れ、長方形のタガネ(鏨)を小さな金槌で叩いて溝を入れていきます。

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溝が一回りできたので、平たいタガネを使って、その線の内側に段差をつけます。眼球の表現です。

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使ったタガネは次の3種類です。

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ほぼ眼の形ができました。

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タガネによる造形は初めてで、緊張しながらも、なかなか楽しい作業だとわかりました。

 

10月14日の成果です。

口を作ってみました。

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タガネできれいに処理するのはむずかしいですね。

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次は鼻をどうしようかと思案中で、パスカルの鼻を参考にしてみましたが・・・。

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こうやって見ると、パスカルの鼻は大きいですね。

10月21日はクラフトパークのフェスティバル(10月23日)開催準備のために休講でした。昨年はアヒルを展示してもらいました。

10月28日の成果です。
鼻の周りを形作ってみました。

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パスカルより、ずっと小さめです。

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もう少し、造形を考えないといけないでしょうね。

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この写真の右側にあるボードには、瞳を入れる位置や大きさのサンプルを描いています。
来週あたり、瞳に穴を開けることになります。

 

11月4日の成果です。
瞳の形、大きさ、位置決めで少し時間を取りました。

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紙を丸く切って、黒く塗ったものを糊で貼っています。
本物のキツネのように縦長も試みましたが、雰囲気がむずかしいようで、丸くしました。まあ、暗いところではキツネの瞳孔も丸くなっていると思います。

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瞳の外周(虹彩?)も考えてみましたが、表現する方法がわかりません。
結局、瞳のサイズは上の写真の白い外側と黒い内側の中間としました。
切りタガネという工具を使って、ちょっとずつ切っていきます。

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両方、切り取りました。中の松ヤニが見えています。

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切り取った瞳です。左は黒い紙が張り付いたままです。

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悪くない位置・サイズと感じています。

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鼻の穴を窪ませました。

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さて、これでそろそろ終盤かと思っていたのですが、指導員のKさんから、好みの問題ですが、タガネで毛のスジを入れることもできますよ、という話題がありました。
余っていた真鍮板で試してみた写真です。

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こういうスジを入れるべきか、現状の槌目のままにするか、ちょっと悩んでいます。

(続く)

真鍮の狐面 06

9月2日の成果です。

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耳と耳の間を少し切りましたが、まだ正面がどうも、という感じです。だからと言って、具体的なアイディアがあるわけでもありません。

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横顔あたりは大体こんなものと感じています。

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9月9日の成果です。
耳の間をさらに広げました。なんか、フェネックみたいな耳ですが、これはこれくらいでいいと思っています。

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裏です。

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あごの下あたりをもう少し絞る必要がありますが、この段階で、眼、鼻、口を細工してみることにしました。

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そこで、いったん焼きなまして、松ヤニを入れました。

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この日は熱いため、1週間、置いてもらいます。

9月16日です。今日は鍛金作業はしていませんが、酸洗いをしたら、真鍮なので、狐らしい色になりました。

細工を始めるために、先ずは眼をどのようにするかで悩んでいます。
紙のお面と比べると、まったく違ったものになっていますが、眼を参考にしています。

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裏はこんなものです。

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どういう眼にしようかと思いつつ、紙で眼のサンプルを作りました。
この眼だと、間延びした顔になってしまいます。

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口と鼻もイメージが定まっていないので、むずかしそうです。テキトーにマジックで書き込んでみたため、それが邪魔になっています。消さなければいけません。

今期は今日で終わり、来期は10月7日からなので、その間、いろんな眼・口・鼻を試してみます。

(07に続く)

銅のアヒル 09

今日(8月28日)の成果です。
全体に松ヤニをいれたものを、細かく修正していきました。
そして、松ヤニを溶かし落とします。アヒルの丸焼きです。
向こう側からバーナーの火をあてているので、溶けて燃えだした松ヤニが下に落ちていきます。この松ヤニは何度も使えます。

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動画です。


こびりついた松ヤニをバーナーで焼き切ってから酸洗いして磨き、これで生地は完成としました。
すこしスジのようなものが見えますが、酸洗いが足らなかったためで、来週からの仕上げがありますので、問題はありません。

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裏はこのようになっています。

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トコとパスカルも一応は鑑賞してくれました。

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(続く)

銅のアヒル 08

今日(8月23日)の成果です。
クラフトパークは夏休みで、久しぶりでした。
完成イメージに近づいてきました。
色が濃く見えるのは、叩いた後に松ヤニを入れて、酸洗いをしていないからです。

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来週用に、松ヤニを全体に入れておきました。かなり重いです。
来週で生地を完成させたいと考えていますが・・・・・。

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(続く)

銅のアヒル 06

今日(6月20日)の成果です。
だいぶん、イメージしている形になってきました。

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首から下のしぼりは中断して、頭部とくちばしを細かく仕上げていくために、頭部に松ヤニを入れました。これは教室横にある屋根のない部屋で、大鍋に松ヤニを煮て、ジャム状になったものを入れます。冷えるとカチカチになります。

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(続く)