1月11日、今年に入ってクルマに乗っていなかったので、寒い日でしたが天気がいいので、昼過ぎから丹波・篠山(ささやま)までドライブです。
近畿自動車道の吹田まで500円をけちったら、中央環状は事故渋滞で、中国自動車道吹田入口まで15分の予定が45分かかりました。中国自動車道から舞鶴若狭自動車道に入り、丹南篠山口の出口までは40分、篠山市街に入ったのは午後2時前でした。
先ずは昼食ということで、事前にネットで見つけていた「ぼたん亭」に行ったら「本日休業」で、別のホテルにある本店「如月庵」に入りました。後ろには、お城を模したようなホテルが建っています。
玄関には「営業中」という看板があったので、中に入りましたが、誰もいません。お客さんもいません。声を出して呼んだら仲居さんがやって来ました。
メニューです。
ぼたん鍋の季節ですが、お昼にはしんどそうなので、次の機会にして、メニューの右上にある昼食らしい名称の「デカンショうどん」にしました。猪肉ではなく、豚肉の「栗入り味噌」煮込みうどんです。
やって来ました。
二人前ですが、普通サイズの鍋に満杯です。
見た瞬間、おいしそうですが、食べきることはできないという判断です。
多くのいろんな具材が入っています。その下にうどんが二玉くらい隠れているのです。
それでも、味噌や野菜の香りも良く、おいしかったので、30分くらいかけて、9割くらいは食べました。
満腹になって店を出るまで、お客さんは誰も来ませんでした。まあ、店内の雰囲気は悪くなかったので、貸切状態も落ち着いていました。窓からの景色は、まるで城内ですね。
腹ごなしの散歩です。篠山城の堀周りを歩くことにしました。
武家屋敷の通りが残っているところにやって来ました。
意外だったのは茅葺き屋根が連なっているところです。お徒士通りとあるので、上級武士の屋敷ではないようですが。
裏側から城跡に入ります。埋門(うずみもん)と書かれていますが、石垣の中を通る門ではありません。
本丸にある、見覚えのある青山神社です。
その横に進むと、天守台があります。
天守台からは夕陽の中で高城山(八上城跡)が見えています。
篠山の行政関係の建物は切妻屋根に統一しているみたいですね。
手前の城内にあるのが小学校、左奥に見えているのが篠山市庁舎と「たんば田園交響ホール」です。
街中に戻って、お土産を選んでから、クルマで商家群の通り(河原町)をゆっくり進んでみました。
以前に来たときは、もう亡くなられましたが、この道筋に大学の先輩が住んでいらっしゃって、有名な近又(きんまた)という料理旅館でぼたん鍋をご馳走になりました。お宅が呉服商で、その佇まいに感心していましたが、当時は街をゆっくり楽しんでいませんでした。
ここは時間があったら歩きたい風情を持っています。興味深い建物が続いています。
篠山は多紀郡篠山町だった頃に訪れて以来40年ぶりくらいでしたが、魅力的できれいな街ですね。それに、歩行者・自転車はみなさん信号を守っているし、クルマの一時停止もきちんとしていました。こんな感想が出るのは、大阪の街中に移り住んだからかもしれません。
帰路、父が入隊した歩兵第70聯隊の跡地に寄りました。
町外れに門だけが保存されています。父はここから中国を経て、ウェーキ島で終戦を迎えたそうです。
最初の予定は帰りに今田町に寄って立杭焼(丹波焼)を眺めようと思っていましたが、遅くなったので、あきらめ、篠山で立杭焼の皿を2枚買っておきました。まあ、いわゆる丹波の雰囲気とは違う現代的・実用的なものです。
帰宅後、お土産を並べていたら、さっそくパスカルがチェックに来ました。黒豆パンのにおいが気になるようです。