ヤードの屋根を透明に

2019年8月7日

3年前にHOのヤードの屋根としてベニヤ板を塗装して置きましたが、屋根の長さが7両に少し足らず、機関車などの8両目の先頭車両が丸々はみ出していました。

その後、1・Gのヤードの屋根に使った3mm厚の透明アクリル板がちょうどいい具合の三角形で残っていたので、透明の延長屋根を取り付けることにしました。
枠をニス塗りして、先頭車両のカバーができました。コンクリート製の建屋と木製のアプローチというイメージです。

夜の雰囲気も悪くなさそうです。

こういう状態で2年が経ちましたが、屋根全体を透明にしたほうが留置車両を眺めて楽しむことができると思いつき、ベニヤ板を透明アクリル板に置き換えることにしました。

3mm厚の透明アクリル板の通販価格を調べると、ベニヤ板と同じ寸法(900×600)の2枚よりも、その半分(450×600)の4枚のほうが4割くらい安上がりになることがわかり、4枚を注文しました。

ところが、届いたアクリル板を置いてみると、現状の6本の独立した横梁だけだと、板がしなって、継ぎ目部分がずれることが判明しました。ベニヤ板と同じ寸法だったら、しなることがなかったのかどうかはわかりませんが、ともかく、梁を増やすしかありません。

横梁3本を斜めの梁でつないでみました。

しかし、これでもアクリル板は水平にはならず、縦梁も必要でした。

これでやっとOKだったので、塗装しました。元の梁を薄いグレーで塗装してあったので、同じ色にしましたが、この水性塗料は上にアクリル板を置くとくっつきそうな気がします。後で対策を考えることにします。

今後の整備のため、LED照明用の配線を梁にわたして、下から回しているDC電源ラインにコネクターを入れました。これでヤード建屋の取り外しが簡単になります。

完成です。

夜の眺めです。

アクリル板に塗料が移らないように、塗装後2週間ほど置いて、上面をペーパーで磨きましたが、まだちょっと怪しい雰囲気なので、しばらくは様子見です。

Bachmannの分岐器

当模型鉄道のHOレイアウトの分岐器(ターンアウト)はすべてバックマン(Bachmann)製です。KATOあたりでもかまわなかったのですが、DCCデコーダー付きの#5で安価だった(2012~13年は円高で、アメリカ通販で定価$80が$35で3000円ほど)という理由で採用しました。日本ではあまり出回っていないようですが、これまでトラブルもなく楽しんできました。

ところが、現在製作中の阪急2800系車両を試走させていると、外周の駅待避線への1つの分岐器で停止してしまいます。他の車両では起こらなかった症状です。

調べてみると、分岐器の一部、フログ(frog:写真の赤で囲んだ場所)と呼ばれる部分に適切に配電されていませんでした。

フログは日本(JIS)では「クロッシング」と呼ばれています。轍叉(てっさ)という言葉もあるようです。英語の意味は蛙ですが、その形が両足を伸ばした蛙に似ていることから名付けられたという説があります。フログの先につながる可動線路は、車輪が分岐するために先端が細くなっていて、トングレール(tongue rail:舌状のレール)と呼ばれていますが、これも形状からですね。

分岐器のことを「ポイント」と呼ぶ場合が多いですが、JISの定義では、トングレールのある位置部分のみをポイントと名付けています。英語ではスイッチ(switch)で、ちょうどレールが別れていく箇所です。JISの解説図です。

フログは左右のレールをクロスさせる部分なので、二線式の電動鉄道模型では気になる箇所です。左右のレールが接合していて、そのままでは短絡してしまいますので、模型のフログにはいろいろと工夫があります。フログ部分を前後のレールと切り離して、スイッチ(分岐切替)と連動して配電する方法、接合する線路の尖った部分(ノーズ=クロッシング交点)だけをプラスチックなどで絶縁して、配電しない方法もあります。フログの絶縁部分が短ければ車両への影響はほとんどありません。

阪急2800系に使っている動力車の集電は、1つの台車の片方の車輪2個からです。調べてみると、台車の車輪間隔がフログ部分よりかなり短く、適切に配電されていないフログの上に乗ると集電できない状態になります。フログの両端にはギャップが切られています。

こういう場合は、別の台車の絶縁車輪から集電したり、短いフログであればコンデンサーを入れたりする方法があるようですが、今回はそういう対処は必要ないはずです。バックマンの分岐器フログは金属製で、分岐の方向によってフログへの配電が切り替わる仕組みになっているので、フログへの配電回路の不具合です。

バックマンの分岐器のおさらいです。基本設定はDCC専用の「非選択式」で、分岐の方向にかかわらず、全線に配電されます。フログ部分は金属製ですが、前後の線路から絶縁されていて、分岐の方向によって極性が変わります。

表側の塗装前の写真です。白はアドレスをセットする押しボタン、黄色がフログ、赤がポイントです。以下の3枚の写真は今回修理する分岐器ではありません。

裏側です。

左右にある蓋を開けると、このような仕組みになっています。

左の白の枠がデコーダーで、ここでは裏返しにしています。緑は分岐する主レール同士を結線している箇所で、ここからデコーダーに電源を取っています。白丸はフログにスイッチ配電するためのピンで、この写真ではピンを外しています。赤がソレノイド(電磁石による作動機構)です。水色はソレノイドに応じて動く配電スイッチ回路です。一番右のオレンジ色はトングレールを動かす鋼線です。

デコーダーはソレノイドを動かす必要があるとは言え、写真のように集積度の低いものが入っています。スイッチ部はちょっと複雑な構造で、ヤワな感じではありますが、5年使っていて故障はありませんでした。

さて、今回の修理です。駅周辺の分岐器(渡り線も)は「非選択式」のままですが、フログへの配線ピンはつないでいます。レイアウトの線路はすべてネジ止めにしていますので、少し先から線路を外して、分岐器を裏向けて、配電スイッチ回路の蓋を開けました。

ソレノイドの先につながった長方形の黒い枠があり、その枠がソレノイドで移動すると、その上にある歯車に連動して黒い棒が左右に移動し、右側に延びた鋼線でトングレールを動かします。同時に、細長い金属が黒い棒に沿って動き、スイッチになってフログの配電を切り替えます。

よく見ると、配電切替スイッチとトングレールとの関係がずれていました。歯車と下の黒枠を動かして、歯車ピンを上から溝に入れました。上の写真と比べると、歯車ピンの位置が異なっています。これで修理完了です。

この分岐器は設置前に裏蓋を外して、このあたりを触ったんでしょうね。ちゃんとチェックせずに取り付けていたようです。他の車両が停止しなかったのは、フログよりも長いスパンで集電しているからでしょう。とってもアナログなスイッチ装置ですが、仕組みがわかると修理も容易です。これでフログに適切な配電ができるようになって、阪急2800系をスローで走らせても停止しなくなりました。

駅周辺は「非選択式」のままにしていますが、ヤードの分岐器はすべて「選択式」に加工しました。ヤード内が非選択式だと、DCC電源を入れると、ヤードに留置している車両すべてに電源が入ります。選択式にしておくと、簡易方式の番線表示が有効ですし、動かすべき車両のみに電源が入る、という好みの選択です。

バックマンの分岐器を分岐方向の選択式に変えるためには、少しだけ配線の加工が必要です。裏側に分岐前のレールと分岐後のレールを接続している配線を切り離して、デコーダーには分岐前のレールから給電し、フログを介さないレールはそのままにして、フログを介するレールはフログと同じ極性を使います。つまり、片側だけをオン・オフすることになります。

選択式への加工結果です。

選択式にしたヤードの分岐器は本線からの順番で切り替えていくことになります。

ソレノイド駆動の分岐器は転轍する速度は速く、音はけっこう騒がしいですね。Gゲージの分岐器はもっと大きな音です。ゆっくりした動きのトータス(Tortoise)のスイッチ・マシンも魅力的ですが、当レイアウトではこれくらいの音が出ないと、遠くの分岐器が切り替わったことを確認することはできません。ECoSのスクリーンに出る分岐器のマークを押すと、遠くでパチンと切り替わる音が聞こえるほうがわかりやすいと思っています。

分岐器のスイッチ音です。

DCCアドレスの設定は簡単で、分岐器の表面に出ているボタンを2秒ほど押すと、2回の切り替わり動作があって設定モードになり、コントローラから変更したいアドレスで切り替え信号を送る(ECoSのレイアウト画面で設定した分岐器のマークを押す)と、4~5回の切り替わり動作があって、設定完了です。

これで阪急2800系の製作に戻ることができます。

 

HOトンネル内壁

以前に1・Gのトンネルの内壁を作って、車両搭載のカメラによる動画を楽しんでいます。車両搭載のカメラによる動画はレイアウトの不備チェックになり、整備のポイントを知ることもできます。でも、HOはそのままになっていました。

FPV(運転席カメラからの無線中継)の検討も続けていますが、その意味でも、トンネル内壁を作っておく必要があります。いずれ、無線で映像送信という場合でも、電波を遮らないために、紙で作ることにしました。

現状のトンネル内部です。入口のポータルから窓の一部や棚の支えが丸見えです。

内部の中央付近です。

出口付近です。

これらの写真はビデオ映像からの切り抜きです。ビデオを写した車両はこういう構成です。

押している機関車はF40PHで、前の貨車は半世紀以上前に買ったカツミのブリキ製品です。無蓋貨車にSONYのHDR-AZ1という小型カメラを載せています。AZ1は生産終了になりましたが、とても小さくて、Nゲージにも使えそうです。1・Gなら、運転席に載せることができます。wi-fi機能がありますが、とてもFPVを実現するほどの送信出力はありません。

トンネル内壁の素材はボール紙です。
1・Gと同様に曲線部分のトンネルなので、天井を円くするのは面倒です。今回は安直に四角にしてしまいます。できるだけ継ぎ目を少なくして、パテ塗りなどを省こうという計画です。

HOの曲線部分に使っている基板に沿って天井を切り出し、側壁はトンネル・ポータルの高さ(+糊しろ)に合わせます。

側壁に天井を貼る切り込みを入れていき、それに天井を貼り付けます。

側壁の下側に補強の紙を貼り付けました。下に置いているのが曲線部の基板です。

置いてみました。だいたい予想通りです。

これを2つ作って、つなぎ合わせました。トンネル・ポータルの形に沿って、すこし天井を円くしました。内部チェックのカメラ列車が待機しています。

横のカバーを閉じてから、チェック走行したカメラ列車の動画です。音が出ます。

だいたい、滑らかな壁が写るようになりました。音がトンネルらしく、くぐもって聞こえています。
逆方向の動画です。これも音が出ます。

少し光の漏れがあること、つなぎ目がわかること、出入口のポータルと内壁とのズレがあることなどが気になりますが、いずれ補修する予定です。

 

転車台アプローチの改良工事

2017年4月15日

3月にS1を整備しましたが、転車台(ターンテーブル)へのアプローチが急カーブになっていて、とても入っていける状態ではありません。

ここはBig Boyがぎりぎり通り抜けられるように、柱を削っているくらいです。

このアプローチは、転車台・扇形庫を組み込んだボードを置いてから、その状態に合わせてフレキシブル・レールを敷設したので、無理をしてしまっています。いつもながら、熟慮と手間を忘れた作業の結果はしっかり現れるものです。

ここを改良すれば、ひょっとしたらS1も自力で転車台に行くことができるかもしれない、と思って、改良工事に取りかかりました。まあ、S1が通過できなくても、現状が不細工なので、改良にはなるでしょう。

現状のアプローチ部分を別方向から眺めます。
扇形庫は現状のままにして、ボードの移動だけで何とかします。

写真の右手前の分岐から緩いカーブにするためには、転車台を載せているボードを遠くに離さなければなりません。ボードはNゲージのレイアウトを支えている柱に合わせて作っていますが、一部を切り取れば、10cm以上離すことができそうです。

ボードは置いてあるだけなので、簡単に取り外すことができます。上に載っているのは、転車台のリモコンです。

転車台をボードから取り外すことなく、そのままの状態で一部を切り取りました。上の写真の左上のあたりです。

レイアウトに戻して、どれくらいの曲線が可能かを調べます。

これまでのアプローチ橋から14cm離すと、曲線半径は1mくらいにできそうです。

工事のついでに、扇形庫内のLEDテープ照明用電源ケーブルを接触方式にしました。これで扇形庫の建物を載せるだけで照明用電源がつながります。

次の写真は、工事完了後に照明を入れたときの内部の様子です。

もう一つ、ついでの工事として、留置線路を増設しました。扇形庫内ではなく、野外です。
この写真は、留置線を増設し、周りの枠を取り付け、塗装も終えた段階です。右端が新設線路です。

これまではボードを定位置に置くために、Nのレイアウトを支える柱に組み込む形にしていましたが、今回はそれができません。そこで、ボードの横と載せる枠に2箇所、「当たり止め」を取り付けました。

載せる枠と合わせると、ぴったりの位置になります。

アプローチは板材を渡しただけなので味気ないですが、いずれ装飾を工夫しようと考えています。アプローチまでは固定線路です。

全体の雰囲気です。新設した留置線路の長さは34cmですが、日本の機関車(写真はC62)なら十分です。

転車台(Walthers 2850)の位置と線路番号を次のようにプログラムしました。この図をコントローラの近くに置いて操作しています。

丸数字はコントローラで指定する線路番号です。転車台には前後があり、上の図では転車台の位置が①になっています。①と②は固定で、①がベースとなっていて、②は①の逆向きです。③から⑩を扇形庫としました。機関車の前後を反転するためには、10を加えた数字で回転させると逆向きになります。線路の後方横に小さな数字を入れているのは、その線路の長さ(cm)です。

Big Boyの通過ではたっぷり余裕ができました。

さて、S1はどうか、です。アプローチから自走させてみました。音は出ません。

特にトラブルなく、転車台まで走っていきました。

完成状態です。少し、小物を置いてみました。

工事期間は4月前半の2週間ほどでした。これで、S1の改造準備環境が整いました。S1の改造に取りかかるのはいつになるかわかりませんが、アプローチの曲線はすっきりしました。

 

ヤードの屋根と照明

10月に入って涼しくなったので、工事をしやすくなりました。

HOの機関車用ラウンドハウス(扇形庫)を作って、機関車のホコリよけができたと喜んでいましたが、HOの列車編成を置いているヤードの車両にもホコリがいっぱいという現実がありました。この屋根は簡単に作ることができそうです。今回も材料は手持ちのベニヤ板と角棒です。そして、内部照明はLEDテープを使います。

ラウンドハウスと同様に、柱と梁を現物合わせで組み立てていきますが、ヤードは長方形なので簡単です。今回も木工ボンドによる接着だけです。梁の高さは、HO車両でパンタグラフがもっとも高いGG-1(写真の右端)が入るようにしました。

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横の梁が終わったので、縦にも梁を置くつもりでした。

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でも、そうすると柱の位置が固定されてしまい、LEDテープによる内部照明の位置も決まってしまうので、とりあえず、この状態で屋根を置いて、照明や屋根の置き具合を調べることにしました。

屋根(4mm厚のベニヤ板)を置いてみました。このベニヤ板、外に保管していたので、少々くたびれていましたが、塗装すれば何とかなりそうです。

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この屋根はヤードと車両の整備のために外すことが多いので、2枚にして、梁と固定しないで、単に置くだけです。屋根の上に置いているのは、ラウンドハウスで使った透明アクリル板です。中が見えるように屋根に穴を開けて貼り付ける予定でした。穴開け作業は面倒なのですが、屋根を置いてみると、運転制御台の位置からはラウンドハウスのように屋根から中が見えるものではなく、横の空間から見える角度になるため、穴開け作業が不要とわかりました。

次はLEDテープによる照明のテストです。LEDテープは40センチ(8ユニットでLED24個)にしました。
先ずは1本の梁に取り付けて、どれくらいの距離まで明るいかのチェックです。取り付け方法は駅周辺の照明と同様に、細板にLEDテープを貼り付けて、梁にネジ止めしました。

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次に、逆向き(内側向き)のチェックです。

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これで、ほぼ梁に1本のLEDテープでOKだとわかりました。それに、縦の梁がなくても、屋根がたわまないで、しっかりしていることがわかりました。

そこで屋根の塗装です。柱・梁・屋根の裏側はライトグレーで、屋根の上はライトブラウンとしてみました。塗装に関しては、調色が不得手なので、市販の水性塗料をテキトーに選んでいます。

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しかし、屋根を置いてみると、ライトブラウンは雰囲気が合わないことがわかり、スレートグレーで上塗りしました。

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LEDテープを梁の下に取り付けてみました。

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この方法だと、照明の直下がやけに明るく、中間部分が暗くなります。結局、梁の後ろ方向に取り付け直しました。一番奥だけは逆方向にしています。

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多少の明暗はありますが、かなりマシになりました。
ちなみに、照明用の電源は別配線した直流電源ラインから裸の銅線を回して、直下でハンダ付けしています。これが一番手軽です。

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完成しました。一番手前の梁には前方への照明を45度の下向き角度で取り付けました。
安物の電球色LEDらしく、ちょっと黄色が強いようですが、一番奥は白っぽく見えます。奥は角度を付けていないので、正面から見ると白っぽく見えるようです。

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上から眺めた写真です。

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奥から眺めました。

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工期はちょうど1週間でした。先頭車両あたりには屋根がありませんので、いずれアクリル板の屋根を作ろうかと考えています。それと、LEDテープによる照明は安価で簡単なので、他にもいろいろ使おうと考えて、少し買い足しました。
でもまだ、車両のホコリ掃除をしていません。

扇形庫 3 (完成)

2016年7月10日

屋根を塗装しました。

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壁も塗装して、仮置きしてみました。

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正面です。

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この段階でBig Boyの出入りチェックをしてみたら、まだ少し柱に引っかかりましたので、さらに柱を細くしました。扇形庫の奥行きは十分に余裕があるので、出入口の位置をもう数センチ後ろにしておけばよかったのですが、後の祭です。まあ、ギリギリで入りますので、OKとします。

屋根を取り外すことができるようにしましたが、メンテナンスの時は全体を持ち上げて移動すればいいので、上の持ち手が無意味だとわかりました。なので、持ち手を外して、屋根のアクセントに、桧の丸棒とベニヤを穴あけパンチで抜いた円板で簡単に煙突を作りました。パンチで屋根に穴を開けて、煙突を突き刺すだけです。

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天窓の切り口がきれいではなかったので、2mmの角棒を取り付けていきました。

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内側をグレーに、窓周り(窓枠)と出入口をグリーンに塗装しました。
側面の窓はマスキングテープを使って塗り、窓枠らしくしたつもりです。

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出入口は厚紙なので、補強のためもあって、3回以上重ね塗りしました。

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塗装を終え、すべての窓に0.5mm厚の透明アクリル板をエポキシ系接着剤で内側から貼っていきます。このアクリル板はNとHOのレイアウト外周に落下防止用として取り付けていたものです。NもHOも外周を手直ししたので、取り外して余っていたものを利用しました。
側面の壁で窓が折れている箇所は、アクリル板をコテで熱して曲げました。

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天窓にも裏からアクリル板を接着し、接着剤が固まるまで、いろんなもので押さえているところです。

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車止めとして、スポンジゴムを貼り付けて、カプラーがぶつかってもいいようにしました。

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屋根に煙突をはめ込んで、屋根をかぶせたら完成です。煙突も途中までグリーンにしました。

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TrixのBig Boyが入庫します。

とりあえず、これまで出しっ放しにしていた5両を入れました。左から、Bachmann(バックマン)のDDA40X、Broadway LimitedのT1、天賞堂製を改造したC62、KeyのBig Boy、TrixのBig Boyです。
扇形庫内の線路はすべてDCC常時通電にしています。

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入庫している状態を上から眺めてみます。

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屋根を置いた全景です。

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扇形庫の内部を窓から写してみました。

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もう1枚、1/87のBig Boy(左)とT1(右)に挟まれた1/80のC62がとても小さいですね。

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これで扇形庫は完成です。
いつものように、機能本位の簡易工作でしたが、工期は2ヶ月になりました。
でも完工検査は合格とします。全体を簡単に取り外せますし、安心して機関車を入れておけます。

レイアウト整備はまだまだ続きます。

扇形庫 2

扇形庫出入り口の建築限界チェックを、扱いやすいDDA40Xでやっていましたが、あらためて、Key製のBig Boyで調べてみました。
柱の幅を4ミリにしている出入口の左から、DDA40X、Big Boy、T1です。やはり、Big Boyは横にパーツが出ていて少し幅が広いですね。左右に1ミリほど出入口を広げる必要があるようです。

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柱部分だけを細くしたもの(下側)を作りました。

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Big Boyで確かめてみます。

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OKです。しかし、これだけ細いと、切り抜いた出入口の紙を使って扉を付けようかと思っていましたが、不可能です。
それに、厚紙だけでは頼りないので、裏に細い角棒(2ミリ)を貼り付けて補強します。

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これでしっかりしました。

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仮置きしました。車庫の中は真っ暗です。

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屋根に天窓を切り抜きました。

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明るくなりました。天窓の付いた扇形庫は思いつきでしたが、なかなか機能的で、自己評価は高くなりました。
次の写真は運転する制御台あたりからの眺めです。扇形庫の中がよく見えますので、車両を入庫させやすいし、内部照明を付ける必要はないかもしれません。
外壁には次の工程の塗装用に薄くパテを塗っています。

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屋根の裏に補強用の角棒を貼り付けました。これで屋根の高さが壁の高さと合うはずです。

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屋根の上に、突起物を付けました。すべての窓にアクリル板を貼る予定なので、アクリル板を貼ってしまうと持ち上げられなくなるための持ち手です。煙の排出口にでも見えるといいのですが。いくつか穴を開けてもよかったかもしれません。これだけは木工ボンドではなく、裏から木ねじで止めていて、別のアイディアが出てくれば簡単に取り外せるようにしています。

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(続く)

扇形庫 1

2016年6月14日

Walthersの転車台(ターンテーブル)は調子がいいのですが、フレキシブル線路をそのまま取り付けただけなので、全体に製作途中の感がありました。
そこで、線路周囲を厚紙で覆っていくなど、路面の簡易美装を始めました。

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その作業の途中で、置いてある機関車にホコリがけっこう溜まっているのに気がつきました。
こっちの対策のほうが大事だと思い、急遽、扇形庫(機関車の車庫:ラウンドハウス)を手持ちの材料で自作することにしました。地面の整備は後回しです。5月の初めでした。

いつものごとく、技能レベルに見合った、思いつき重視の簡単工作になります。
先ずは基礎作りです。
転車台を設置している板がヘンテコな形状なので、実物合わせで、扇形庫の土台となる基礎枠を置いていきます。
材料は桧の角棒(9ミリ)と板材で、接着はすべて木工ボンドです。

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両側の角棒の先端が扇形庫出入口の弧の両端になる部分です。
奥行きは、中央あたりの車庫にBig Boyが入るように決めました。
逆方向からの写真です。

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メンテナンスを考えて、建物全体を上に持ち上げられるように作りますので、基礎は下の板には固定(接着)せず、置いているだけです。ただ、構造全体をそれなりにしっかり作らないといけないので、角棒でフレームを作ります。

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この作業と平行して、弧になる機関車出入口を厚紙で作りました。薄いシナベニヤあたりが望ましいのですが、手持ちの薄い板がなかったので、厚紙になりました。
転車台の中心からの距離で弧を描き、型紙を切り出しました(次の写真の下側)。
この型紙の弧に合わせた長さの長方形を厚紙で作り、出入口を書き込みます(上側)。

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出入口の上部は半円形にしたいので、円切りカッターで切り取ります。

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出入口の下部を直線に切り、出入口ができました。ちょっと薄いようです。

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この作業は、いろいろ誤算があって、最終品まで4回繰り返すことになりました。

出入口の上部で厚紙を固定するために、桧の板材を型紙に合わせて弧を作りました。カーブが固定されるように、曲げた板材2枚を貼り合わせています。
出入口を合わせてみました。まだ弧の板材は寸法通りに切っていない状態です。

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この写真をよく見るとわかるのですが、一番大きな誤算が見つかりました。
写真の右から2番目の線路の位置が少し(1ミリほど)左にずれています。厚紙で扇形庫出入口を作っていて、均等に配分して切り取ると、車両が柱にぶつかることで発覚しました。転車台を設置した1年半前のデタラメ工事が原因です。
転車台の停止位置調整は自由にできるので、これまでわからず、不都合もありませんでした。さっそく、その線路の敷設をやり直して、転車台の位置調整をおこないました。この記事の最後の写真と見比べると、わかるかもしれません。
こういう過去のデタラメ作業による不都合はよくあることで、新しいプロジェクトを開始すると発覚して、工事中断になります。

同時進行で、建物の柱・梁を作っていきます。
前面の弧を寸法通りに切って貼り付け、後ろの梁と結びつけて連結・強化するために、少し角棒の使い方を変えました。

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この段階で、DDA40Xで出入りチェックをしました。
出入口の幅は42ミリとしていましたが、弧を描いた型紙、上部の板材の曲げとがぴったりにはならず、一部、DDA40Xが左右で出入口に触れるところがあり、出入口の作り直しとなりました。
このあたり、下手な手作業の結果がしっかりとあらわれます。

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この状態で取り外せます。

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後部の土台の貼り合わせがヤワでしたし、壁を固定するために、後ろの梁を増やしました。
そして、壁を仮置きしました。
壁は2.5ミリ厚のラワンベニヤです。現実サイズでは20センチ厚くらいになります。
窓はカッターで切り取りました。できるだけ窓を大きくして、中が見えるようにしています。

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壁を木工ボンドで接着しました。これで全体がしっかりしました。

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屋根も同じラワンベニヤで、現物合わせで切り取って、かぶせてみました。

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ちょっぴりずれていて、板に反りがありますが、修正できるレベルです。
屋根は接着せずに、蓋をする感じで仕上げるつもりです。
このままでは、車庫に入っている機関車が見えないので、屋根にも穴を開けて、天窓を作る予定です。
まだ、出入口の厚紙加工が完成していません。

以上、6月10日まで約1カ月の製作過程でした。

続く

転車台変更

2014年は事情があって、模型鉄道あそびから遠ざかっていました。
2015年2月に入って、久しぶりに工作(工事)再開です。
一年前に作った転車台(ターンテーブル)は、やはり調整ができず、結局、WalthersのDCC組み込み転車台2850を購入しました。Walthersのバーゲン・セールがあったことも一因です。

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こういうパッキングです。手前右はコントローラです。

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ピットの裏側です。

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主桁部分の裏側です。

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さて、昨年に試作した転車台は、うまく出し入れできないので、機関車を置きっぱなしにしています。

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けっこう手間暇のかかった転車台改造でしたが、すべてを取り外しました。

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この基板を使いますが、配置を変えます。駅(手前左)から転車台への曲線を少し緩くするためです。
そこで、基板をひっくり返します。

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このままでは支障がありますので、周回線路に合わせてカットししました。
その基板に転車台の留置線の配置を考えました。

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現物合わせの位置決めです。

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取り付けと取り外しが簡単で確実になるように、基板の最終形状と取り付け位置をこのように決めました。

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周囲に防護壁を巡らせました。

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塗装して、取り付け位置の最終確認です。

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これからは、転車台を動かしながら、留置線路をネジ止めしていきます。

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線路はシノハラのフレキシブル・レール(コンクリート仕様)です。
なんとか、敷き終えました。

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3月30日に完成しました。

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裏の配線です。見えにくいですが、途中にある回路基板はDIGITRAXのリバース・コントローラAR1です。以前のBachmann(バックマン)では不要でした。
左側の黒いスパイラル・チューブで巻いているのは、転車台とは関係のない、レイアウト奥への電源ラインです。

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さすがに使いやすい、安定感のある転車台です。車止めの選択には悩みましたが、メルクリンの製品が転車台のアクセントになって気に入りました。

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転車台の制御は付属のコントローラでやるのが簡単なので、そのまま使っています。
転車台の手前にギャップを切ってあります。転車台の線路はすべて非選択式で、常時通電となるので、ECoS本体ではなく、一応はブースターとつないでいます。ブースターを切れば、転車台だけを電源オフにすることもできます。

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ECoS 50200によるHOの制御ボード表示です。転車台は制御対象にしていません。

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転車台試作

2013年12月、DCC組み込みのBachmannの転車台(ターンテーブル)が届きました。

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この転車台は、Bachmannらしく、ちゃっちいですが、うまく考えられています。中を見ていませんが、ジェネバ機構(Wikipedia)を使っているみたいで、センサーなどは使わず、車庫線路との接点で停まっていく方式です。そういう動きとか、車庫線が少ないとかはかまわないのですが、根本的問題は、転車台主桁の長さが25センチしかないことです。日本の蒸気機関車なら問題ないのですが、アメ車の長い機関車はとても載りません。

この転車台をベースにして、転車台長を46センチに延ばすことにを前提に購入しました。46センチというサイズは、Walthersの大型転車台2850と同じにしています。もし、うまくいかなかったら、Walthersの転車台を買うつもりでいたので、冬場の工作を楽しむことにしました。

さっそく、手元にあった合板に穴を開けて、転車台と扇形車庫の基板を作りました。
ピット用の穴を小さな電動のこぎりで切りましたが、技術がともなわず、きれいな円にはできなかったので、パテで整形しました。

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転車台主桁に載せる線路を置いてみました。

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転車台と線路を置いてみました。

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仮置きで完成予想図を作りました。問題は、これを実現する方法と技術です。

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転車台と扇形車庫の基板を支える足場を1・Gのヤードに作りました。この上に載せるだけです。

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板にニスを塗って、円周に厚紙で化粧板を貼りました。

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これは寄り道です。ピットの底にNの線路を正円に敷いて、主桁の両端にNの台車を付けると主桁がスムーズに動くのではないかと実験してみました。でも、この線路の水平合わせがとてもむずかしく、不採用になりました。

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転車台ベースに、別に作った46センチの主桁を置いてみました。ベースは調整可能なボルトで支えて、別製主桁の高さ分、ピットを下げています。これは水準器で水平を調べているところです。

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上に載せる主桁部分の裏側です。下になる元の主桁線路に接触して、上の転車台線路への電源を取っています。これを載せて、ネジ止めします。調整のための取り外しを容易にし、また、元の転車台を壊さずに、という気分です。

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扱いが楽なDDA40Xを調整用に載せています。

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動画です。車庫線路ごとにストップしますが、まあまあの動きです。

基板を現物合わせでカットし、扇形車庫の線路を敷設します。車庫線路はすべて手持ちのメルクリンのCトラックです。

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内部を隠すカバーを取り付け、完成です。

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2014年1月3日、レイアウトに連結して、使い始めました。工期はちょうど1カ月でした。
それなりに動きますが、車両の重量によって転車台主桁の前後で高さが微妙にずれてしまい、調整がうまくできません。基板の中心位置のずれや、上に載せた主桁の据え付け剛性が低いことなど、作業工程を全体にやり直す必要があるようです。技量不足が一番の原因でしょうね。でも、楽しい冬休みの工作でした。

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(追記)
結局、翌年(2015年)、Walthersの転車台に変更しました。