2025年12月16日
音楽再生オーディオシステムは2012年以降、NAS(現在はQNAP-233)に貯蔵した音楽ファイル(CDからリッピング)をLAN経由で再生する方式で、大音量で聴くためのメインのシステム、BGM用のシステム、各PCにつないだアンプとスピーカーなどで利用しています。
今回、再整備したのはメインのシステムです。プリメインアンプはMcIntoshのMA6500、スピーカーはB&WのCDM9NTで、ネットワーク・メディアプレーヤー(OlasonicのNANO-NP1)とDAコンバーター(今は消えたMcAUDIのMD-1300 Mark-II)を介する経路と、アナログ・レコードやCD、カセットの再生装置などの経路をMA6500で切り替えています。
再整備するきっかけとなったのは、今年秋頃、久しぶり(何年かぶり)に古いCDプレーヤー(SONYのCD-MDデッキ MXD-D40)を使おうとしたら動かなくなっていた事件でした。数日かけて分解して、ゴムベルトの交換などをしてみましたが直すことはできませんでした。
CDプレーヤーをあきらめた時に、光デジタルでDAコンバーターにつないでいるテレビとBDレコーダー(2010年発売のパナソニックDMR-BR590)に目が行きました。BDレコーダーでCDを再生させることができることに気がついたのです。つまり、CDプレーヤーは不要なのです。これが音響システムの信号経路を再検討する始まりでした。
背景要素は他にもありました。ここ数年、ネットワーク・メディアプレーヤーでNASの音楽ファイルを選ぶ方法が面倒に思うようになっていました。それと同じころ、3万円程度のミニPC(本体サイズが15cm×15cm×5cm以下のWindows機で、ほとんどが中国製)が出回っているのを知って、性能などを調べていました。ミニPCは流行のゲームや動画処理などには非力かもしれませんが、WAN(インターネット)やLANからの映像・音響を再生する機能は十分にあります。ネットワーク・メディアプレーヤーよりもかなりコスパが良さそうです。
という経緯で、音楽再生用にミニPCを購入してみました。Shanghai Hub Union Industral Co. Ltd(中国のマザーボードのメーカー)製のwo-we P6という機種で、CPUがAMD Ryzen 5 3550H、DDR4メモリー16GB、SSDが512GBあり、Windows11搭載です。CPUはRyzenの第二世代、2019年発売のモバイル用らしいですが、これがAmazonで3万円を切っていました。
ともかく小さいですね。比較のために、上の写真ではiPhone SE3を左に置いてみました。本体サイズは実測で、幅127mm×奥行き113mm×高さ43mmです。電源アダプター、HDMIケーブル、内蔵SATA用コネクターなどが同梱されていました。
裏蓋を開けると、こんな感じです。中央に2.5インチSATAのSSDが入れられるようです。ボタン電池CR2023(中国の規格? CR2032あたりと互換らしい)の交換が少し手間のようです。
さて、ミニPCを導入することで、オーディオシステムの構成を次のように変えました。
すっきりした配置になりました。アンプが大きくて重いので、納戸の中に入れたままになっています。これでむしろ、ミニPCやBDレコーダーの出力をアンプまで届けずに、テレビだけで再生するオプションが拡がりました。
古いテレビ(2006年製のREGZA Z2000 42インチ)の上にBDレコーダー、その上にミニPCを置きました。ミニPCはHDMIケーブルでテレビにつながっています。Windows11が無事に立ち上がって、好みの仕様に調整しました。
納戸の扉を開けた状態です。上部のスイッチで納戸内部に設置したアンプなどの電源をオン・オフします。
テレビの上(ミニPCの横)に付けたスイッチでPCやテレビ周り(BDレコーダーやLANスイッチング・ハブなど)のすべての電源(待機電流)をオン・オフします。
ミニPCにはワイヤレスのマウスとキーボードをつないだので、テレビの画面を見ながら手元で操作できます。
さらに、余っていた古いUSB外付けハードディスクドライブ(2TB)をつないだら、音楽ファイルをNASからダウンロードする必要なく、迅速に音楽を再生できるようになりました。現在の保存音響ファイルはCDで2千枚以上になっています。FLAC形式で1.2TBくらいです。
これまでのネットワーク・メディアプレーヤーでは得られなかった機能が加わり、音楽鑑賞のみならず、BD(ブルーレイディスク)やDVD鑑賞、インターネット経由の映画・映像・音楽なども楽しめる設備になりました。
最近のテレビにはインターネット経由のAmazonやNetflixなどのボタンが付くようになって便利ですが、古いテレビでも、ネット検索も含めて、すべてのWindowsアプリが稼働する能力が付加されると、普通のテレビを超える性能になるようです。
肝心の音響の質ですが、同じソースで、これまでのネットワーク・メディアプレーヤーと比較しましたが、違いはわかりません。各機器の機能が十分に発揮されていると思います。
(手前右に写っている黒いリモコンについては次のストーリーで出てきます)






