2024年10月16日
これまで、秋が深まった頃、淀川河川敷で見つけたカラスウリの実を出窓に飾っていました。
ところがこれまで、カラスウリの花を見たことがありませんでした。
知人の話では、カラスウリの花は夏の夜に咲いて朝にはしぼむ、という不思議な世界だそうで、それはぜひ見てみたいと思い、以前にカラスウリの実を見つけた場所を探してみました。
これまでカラスウリの実を見た場所は、夏場はツタ類に覆われて、相当の茂みになります。こういう茂みの奥です。
今年6月末の朝7時頃の散歩で、この茂みの奥で、しぼんだ花を見つけました。昨夜に咲いていたようです。
その夜、同じ場所を訪れました。もちろん、懐中電灯と帽子・長袖で武装しました。
そこで見つけました、カラスウリの花が咲いているのを。
レースが外に広がって、なかなか楽しい風情の花で、感激的な出逢いでした。
帰宅して調べてみると、カラスウリは雌雄異株で、この花は雌花であって、雄花の花粉がなければ実にはならない、ということを知りました。
雌花の下(ガク筒基部)は少し膨らんでいて、ここが実になるそうです。
しかし、この藪の中に咲いていた花はすべて雌花でした。雄花から花粉を運ぶのはスズメガだそうです。
夏の夜は、いつもは堤防上の道路を歩くのですが、他の場所でもカラスウリの実を見つけたことがあったので、そのあたりまで、淀川の水辺近くの歩道を歩いてみました。雌花の場所から200mくらい離れたところに、花を何輪か見つけました。
雄花でした。雄しべは雌しべと違うというのがよくわかります。
ここの雄花から受粉したのかどうかはわかりません。でも、スズメガにとって、200mほどは大した距離ではないのかもしれません。この雄花の集団近くには雌花も少し咲いていました。でも、全体の花の数は、雌花だけが咲いていた場所よりもずっと少ないようです。
そして、10月になりました。雄花が咲いていたあたりは他の蔓草や雑草に覆われていて、場所を特定することはできません。
藪の中の雌花の集合地に入ってみました。ここではそれなりの数の実がもう赤くなっています。
地面にまで下がっていた実を2つだけ、もらって帰りました。
今年も淀川河川敷のカラスウリは健在のようです。








