PCの電池交換

2021年3月8日

10年くらい前のデスクトップ・パソコンを模型室に置いています。クラフトロボでの紙の切り取り、DCCの設定確認作業、工作中にNASにアップしている写真や図などのチェック、そしてNASからのBGM用です。

去年の2月にWindows 7を10に更新しましたが、今日、マザーボードのボタン電池を交換しました。これまで何回かやっている簡単な作業ですが、数年に一回くらいの頻度で普段と違うコンピュータの画面が出ると、「あれ!なにこれ?」と驚いてしまいます。

電源を入れると、最初にASUS(マザーボードのメーカー)のロゴ画面が出ます。

普段は数秒するとWindows 10のロゴに変わってWindowsが立ち上がります。でも今日はUEFI (Unified Extensible Firmware Interface)という機器構成などの設定編集に入る画面が出て、そのままで止まってしまいました。これは最初のASUSロゴ画面の状態でF2を押したときと同じです。

あれ!なにこれ?、何かトラブル発生かと思って、F1を押すと、UEFI(BIOS) 編集の画面が出ます。

画面の左上に時刻と年月日が出ていて、2009年1月1日の0時0分38秒となっており、時刻の秒は進んでいきます。初期状態で電源が入ってからの時間で、要するにマザーボードがリセットされたことを示しています。

これはたいていの場合、マザーボードのボタン電池が消耗したというサインですね。ボタン電池を交換しても症状が治らなければ、いろいろ面倒なことが起こっている可能性があります。

ボタン電池へのアクセスがいいかどうかを調べるために横の蓋を開けると、CPUファンの下に見えていました。常備しているCR2032なので、すぐに交換しました。このPCで電池交換をしたことがあったかどうか記憶にないので、今回は電池にマジックで年と月を書き入れておきました。

交換してから電源を入れたら、いつものようにWindowsが立ち上がりました。念のため、いったん電源を落として、十分に内部の電荷を無くしてから、再度電源を入れて、BIOS編集画面を出したら、日時はネット上から取り入れられて、キープされていました。

この段階の日にちはWindows 10の更新があった3月4日になったままですが、Windowsの設定で同期させると実際の日時になりました。

ボタン電池交換はデスクトップ(ミニタワー)PCなので簡単な作業ですが、それでも、PCケースの蓋を開けたことのない人にはそれなりのトラブルになるでしょうね。

このボタン電池はコンピュータの電源を切っても、日時やUEFI BIOSの変更状態を保持するために使われていて、3年以上は持つようです。最新のPCでもこういう電池が入っています。

電池を外した段階で、そのままWindowsを立ち上げる操作(BIOSの変更無しで編集から出る)をやってみたのですが、Windowsは問題なく立ち上がって動きます。ということは、このPCはBIOSが初期状態に戻ってもかまわない構成になっているわけで、変更状態を維持するための電池は不要な気がします。にもかかわらず、UEFI編集画面をスキップしてWindowsを立ち上げる方法を見つけることはできませんでした。スキップできれば、日時の同期(取得)はWindowsで設定可能だと思います。

ノートPCの場合は主電源としての内蔵バッテリーがあるので、内蔵バッテリーが完全に消耗しない限り、ボタン電池は不要だと思いますが、それでもやはりたいていのノートPCにもボタン電池は入っていて、その交換はとても面倒なことが多い(手間・費用)ようです。Macにもボタン電池は入っているようですね。

テレビやクルマのリモコンにも電池が入っていますが、電池が消耗したらリモコンが効かないのですぐにわかります。でも、電源を入れて動くコンピュータに使い捨てのボタン電池が使われているのを知っている人は少ないにもかかわらず、その消耗を知らせる明示的なメッセージが出てこないのは不思議(不親切)です。

現在は3台のPCを使っていますが、すべて待機電流を流さないように、使用を終えたら電源を完全に切っています。これはどちらがいいか議論があるようですが、待機電流を流しておけばボタン電池の寿命は長くなるようです。それでも何年か経てば必ず寿命が来てしまいます。

百均で2個入りが売られているボタン電池のために、数年に一回、忘れた頃に「あれ!なにこれ?」と驚かせ、交換の手間をかけさせるのはやめてほしいなと思います。マザーボードからボタン電池を無くしてもらいたいのですが、今でも何か乗り越えられない半導体技術の壁があるのでしょうかね。交換不要の充電池でもよさそうで、マザーボードの追加コストが千円くらいならかまわない気がしますけど、充電池にも寿命はあるので、PCを長く使うと同じことかもしれません。