真鍮の狐面 01

昨年に銅のアヒルを作った後、Gゲージの機関車の動輪を鋳金(ちゅうきん)で作りたくて、鋳型(いがた)作りを模索していました。でも、なかなかうまくいかず、その間、教室では錫や銅の小物ばかりを作っていました。鋳型作りの方向が少し見えてきて、それは自宅で進めることにしました。一方、教室では、小物ばかりだとすぐに完成?ですが、やはり、それなりの時間がかかる作品を作りたくなりました。

そこで今回は鍛金(たんきん)で狐面を作ってみることにしました。素材はまだ鍛金で使ったことのない真鍮(しんちゅう)です。

昨年、「玉藻前曦袂」を観た際、お土産として紙製の狐面を買ったことを書きました。これを基本モデルにして、伏見稲荷の狐の雰囲気を少し取り入れよう、という「言うは易しい希望」です。

5月13日に開始しました。
真鍮板0.8mm厚を42センチ×36センチに切ってもらいました。最初は1mm厚の予定だったのですが、面にするには厚い気がしたこと、そして、みなさん、真鍮は硬いよ、という話で、軟弱な気持ちもありました。
狐面を置いてみます。

DSC03641

この狐面よりも奥行きを出したいので、少し大きめです。
鼻の先から絞っていきますので、そこに印を付けて、不要となる四隅にマジックで線を入れました。

DSC03642

四隅を切り落としてから、焼きなまして、先ずは、次の臼のような台で全体に少し凸を作ります。

DSC03644

臼で叩いてわかりましたが、銅板と違って反発しますね。
こんな感じになったので、これから叩いていく同心円の線を描きました。

DSC03643

当て金は大きめです。次の写真は30分ほど叩いた(一巡目)ところです。

DSC03645

延べで1時間以上は叩いた、今日の成果です。

DSC03650

このところ、小物ばかりを叩いていたので、今日は相当に疲れました。特に、叩く音が大きく、濡れタオルを上に載せていたので、板を持つ左手も疲れました。
真鍮は銅よりも反発するようだし、それでいて、紙のようにシワができるような感じです。慣れていくしかありません。

さあ、始めてしまいましたが、どれくらいでどのように完成するのかしないのか、まったく予想がつきません。気長に叩き続けるのみです。

(続く)