2019年5月7日
2019年3月、アイの里親候補さんが面会にいらっしゃった頃、ガレージの自転車カバー屋根の上に小柄な黒猫が昼寝していました。まだ生後6カ月くらいの野良猫です。
ガレージから出て行く姿を見て、鍵々しっぽのアイとそっくりで驚きました。色は黒茶で、アイより尻尾の毛が多くて太く見えます。雌猫です。
4月に入ってほぼ毎日、近所でゴロゴロしていて、桜が散り始めて、落ちてくる花びらで遊ぶ姿が印象的な可愛さでした。とっても人なつっこく、ニャーと鳴いて近づいてきますので、下校時の子どもたちには大人気となっています。
とっても人なつっこくて可愛いけれど、よく見ると、耳の後ろが皮膚病のようで、加えて、鼻汁が頻繁に出ていて、クシャミで鼻汁を飛ばしたりしています。風邪にかかっているようです。
いつもお世話になっている地域猫ボランティアの方に写真を送って相談したら、やはり、メスだし、先ずはTNR(Trap:捕獲、Neuter:不妊手術、Return:元の場所に戻す)をしたほうがいいでしょう、とのことでした。
人慣れした猫なので、TNRを終えてから、エサやりしながら皮膚薬の塗布などをしようと考えていたら、ボランティアの方から、知り合いの紹介で里親候補さんが出てきましたよ、という連絡をいただき、びっくりしました。
そこで、TNRはせずに、耳カットなしの保護猫として保護することになりました。里親候補さんは猫好きな保護猫ベテランで、猫エイズ・白血病が陽性であっても引き取りたい、という嬉しい話でした。
アイが引っ越してからですが、4月24日に保護しました。夕方に獣医に連れて行くので、とりあえずケージに入れましたが、狭いところはイヤなようです。でも、30分ほどしたら落ち着いて、エサも食べました。
いつもの動物病院で診てもらいました。この子は人慣れしているけれど受診慣れはしていないようで、検査のための血液採取の際の保定では大暴れ・大泣きで、カラーを付けられました。まあ、泣いている姿も可愛いですが。
歯は真っ白でピカピカです。
血液検査で猫エイズ・白血病は陰性でしたが、耳のカビ(真菌症)と風邪症状があるので、それらが治癒してからワクチン接種、その後に不妊手術という段取りになり、当面は投薬治療することになりました。
真菌症は人獣共通感染症ですが、健康な人間にはそれほど重大な感染症状はありません。でも、他の犬や猫からは隔離しておくほうが無難です。
そこで、アイがいなくなって解体した猫部屋フェンスを玄関ホールに小さくまとめて、猫部屋を作りました。
食欲旺盛です。この小さなスペースでも、紐遊びが大好きで、けっこう楽しめます。
週に2回、耳を薬用シャンプー(マラセブ・シャンプー)でモミ洗いして、10分ほど待つので、その間、歯ブラシで毛を梳きます。
その後に身体を拭うと、全体に毛がふさふさとして、小顔の両側に毛が広がった洋猫風の可愛い感じが見えてきました。頭部は黒で、身体は黒と茶のトラになっています。
いい気持ちのようです。
そんな1週間でしたが、里親候補さんから早く引き取りたい、という話をいただいたので、2回目の受診後、5月2日にお引っ越しとなりました。風邪症状はかなり治まり、耳も良くなりつつあるようです。お別れの抱っこです。
もうしばらく、耳の治療を続ける必要があるでしょうが、今後は猫ベテランの里親さんが同じ獣医に連れて行っていただけるというので、安心です。
大阪市内の里親さん宅では、すべての準備が整っていました。
里親さん宅に着いたときから、里親さん夫妻にくっついて、この子はここで生まれ育ったような態度でした。名前は「あずき」ちゃんとなりました。
4月24日から5月2日までという短い期間の保護でしたが、今後はあずきちゃんとして楽しい生活を送るようになったのは嬉しい出来事でした。









