2025年10月21日
電気自動車・日産リーフ(ZE1:第2世代)に乗って4年が過ぎました。
昨年のアドベンチャーワールド往復以来、長距離ドライブをすることなく過ごしていますが、走行距離とあまり関係なく走行用バッテリーの性能は徐々に落ちてきて、5年目の現在は、リーフ・スパイ(走行用バッテリーのチェック・アプリ)のデータによると、元々の80%ちょっとくらいになっているようです。
内燃エンジン車であれば、5年目あたりは調子のいい頃でしょうが、電気自動車は走行用バッテリーが命なので、様相は大きく異なります。でもまあ、それは予想していたことでした。長距離ドライブは趣味ではなくなったので、むしろ、自宅で充電して、自分でいろいろ整備しているのが楽しいクルマ生活になりました。
そういう毎日ですが、表題の補機バッテリーの手入れについては、ずっとモヤモヤした気分が続いていました。補機バッテリーというのは、どの電気自動車にも搭載されている、普通の自動車用12Vバッテリーです。
電気自動車は巨大なバッテリー(リーフe+ Gは62kWh:電圧は350Vほど)を積んでいるのに、12Vの補機バッテリーを必要とするのは、すべての電気設備(電子機器、ライト、エアコン、ナビなど)の稼働に使われているからで、スターターボタンを押して、走行系を準備し、モーター走行を制御する回路もすべて補機バッテリーが受け持っているそうです。
素人考えでは、走行用の巨大(連結)バッテリーを12Vに降圧して使えば、補機バッテリーなどは不必要と思えるのですが、高電圧のバッテリーパックは破壊的なパワーを持っているので、安全面の観点から切り離していると聞きました。
その補機バッテリーですが、定期検査に出すと、このところ、充電率が低いと指摘されてきました。今年の車検(2回目)でも、補機バッテリー(3年半使用)が弱っているので、そろそろ交換を考える時期かもしれませんと言われました。
その時のバッテリーチェック結果です。
これを見ると、健全性(SOH:State of Health)は100%なのですが、充電量(SOC:State of Charge)が50%しかないので、「充電してください」というメッセージが印刷されています。内燃エンジン車の始動能力をあらわすCCA(Cold Cranking Ampere)測定値は475で、このバッテリーの規格は495なので、少しだけ下がっています。
この結果は、バッテリーは充分使えるのに充電されていないだけ、と読めるようです。単なる充電不足ということなら、まだまだバッテリーを取り替える必要はなく、充電をしっかりすればいいことになります。
12Vバッテリーをしっかり充電するには、内燃エンジン車(ハイブリッド車を含む)ならエンジン直結の発電機が充電を担当しているので、エンジンが回っている時間が長ければ問題はなく、短ければ、別途、充電器を使って充電することになります。
一方、電気自動車には発電機が存在せず、走行用の高圧・大電力バッテリーによって充電されることになります。問題は、この供給(充電)の仕組みがよくわからないことです。
リーフの充電方法を調べた結果を要約すると、スターターボタンを押すと、補機バッテリーの電圧をチェックして充電を始めるようです。それはシガーソケットでの電圧チェックをすると、スタート時に14.3V程度となり、しばらくして12V台まで下がって、その後の変化はなくなります。
この間、充電をしているように推測できますが、上記のバッテリーチェック結果のように、充電率が50%でも数分で12V台に下がってしまいます。この理由は、走行中に補機バッテリーの負担を無くす程度に充電していているだけで、それ以上にたっぷり充電することはないのだろうと推測しています。この点はディーラーの人に聞いてもよくわからないようでした。
ということで、リーフ自身に充電を任せられないと思い、充電器で100%充電が可能かどうかを試すことにしました。
先ずは、補機バッテリーの状態を手持ちのバッテリーチェッカー(TOPDONのBT100)で調べました。該当するバッテリーの型番データがBT100に入ってなかったので、型番規格の正確な数値はわかりませんが、基本測定結果に大きな違いはありません。
このチェッカーでも、健全性(SOH)は100%ですが、充電量(SOC)は45%しかありません。下のLEDが点灯しているのは「充電しましょう」です。電圧は12.27Vとなっています。
それでは充電器をつないで、充電を開始します。この充電器は維持充電(フロート充電)も含めて、フルオートマチック充電を謳っているものです。
補機バッテリーはごく普通の12V鉛バッテリーなので、各セルに蓋が付いています。充電時には蓋を外すか緩めておく必要があります。・・・本当は、バッテリーを車体から外して充電するべきなのでしょうけど、充電量が半分はあり、それほど化学反応が激しくはないと思ったので、そのままの状態で、セルの蓋は緩めておきました。補充液は不要でした。
4時間ほどで、充電が終了(充電器の電源がオフになる)しました。
直後のバッテリーチェッカーの表示です。
健全性(SOH)も充電量(SOC)も100%になりました。下のLEDが点灯しているのは「GOOD」です。電圧は12.78Vとなっています。
さて、24時間後、再度バッテリーチェッカーで測定してみました。
まだ「GOOD BATTERY」と出ていますが、充電量は77%に落ちています。ちょっと期待外れでした。
測定直後から走行用バッテリーを3kwで3時間ちょっと充電してみました。18%ほどの充電でしたが、直後にバッテリーチェッカーで測定してみました。
充電量は5%(77→72)ほど減っています。走行用バッテリーの充電で補機バッテリーへの充電は無いようです。
今後、どれくらいの割合で充電量が減少するかを調べてみますが、数日後には50%に落ちそうな気配です。このバッテリーが本当に交換時期になっているのかどうか、数ヵ月は観察を続けます。
























































